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【絵本から専門書まで】 塾講師が、生徒やご父母におすすめする書籍のご紹介です。

『日本人の生き方』 会田雄次

2006年05月07日 | 教養

もうかなり以前、1976年に出された本です。すでに何度も読んでいましたが、他人に貸しているうちに、どこかへいってしまったため、もう一度、今年購入して読んでみました。

やはり同じような感動がありました。わずか80ページ、厚さにすれば5ミリあるかどうかの薄い本です。特に高校生や大学生に読んでもらいたい一冊です。

アメリカ人、イラク人、イスラエル人、中国人、北朝鮮人、何人でもいいのですが、「~人」と聞けば、ぼんやりイメージがわきます、わいてしまいます。もちろん人は人種より、個性によって評価される「べき」ではありますが…、それを戒めても詮無いことで、メディアの議論も常にそのようになされます。

では日本人は一体どういう国民なのでしょうか?「同じ日本人であっても、僕と君とは違う人格だ」と主張するのは、自由で当然ですが、同じ日本人で、同じ親とか同じ世代、または性別、出身地、学校だとなれば、他から見れば、それは一つのくくり(まとまり)になってしまいます。

では日本人をどうくくればよいのか、実際にくく(ら)れるのか?皆さんはどのようにくくりますか?あくまでくくりを否定しますか?もし、自分の思いと違うくくり方をされていたら、どうするか、そんな事を考えさせてくれる一冊です。

http://tokkun.net/jump.htm


日本人の生き方

講談社

詳  細




『日本人の生き方』会田雄次
講談社:79P:525円