もうかなり以前、1976年に出された本です。すでに何度も読んでいましたが、他人に貸しているうちに、どこかへいってしまったため、もう一度、今年購入して読んでみました。
やはり同じような感動がありました。わずか80ページ、厚さにすれば5ミリあるかどうかの薄い本です。特に高校生や大学生に読んでもらいたい一冊です。
アメリカ人、イラク人、イスラエル人、中国人、北朝鮮人、何人でもいいのですが、「~人」と聞けば、ぼんやりイメージがわきます、わいてしまいます。もちろん人は人種より、個性によって評価される「べき」ではありますが…、それを戒めても詮無いことで、メディアの議論も常にそのようになされます。
では日本人は一体どういう国民なのでしょうか?「同じ日本人であっても、僕と君とは違う人格だ」と主張するのは、自由で当然ですが、同じ日本人で、同じ親とか同じ世代、または性別、出身地、学校だとなれば、他から見れば、それは一つのくくり(まとまり)になってしまいます。
では日本人をどうくくればよいのか、実際にくく(ら)れるのか?皆さんはどのようにくくりますか?あくまでくくりを否定しますか?もし、自分の思いと違うくくり方をされていたら、どうするか、そんな事を考えさせてくれる一冊です。
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日本人の生き方講談社詳 細 |
『日本人の生き方』会田雄次
講談社:79P:525円