降って来るもの

写真と散文とぽえむ

万甫の発雷~ほんとう?~

2024-03-27 05:40:18 | 詩30

     万甫の発雷Ⅰ~ほんとう?~

 

ほんとう?は

結局、解らないということ

一瞬の時の中では

”ほんとう!!”のそれは

見い出せないもの

それゆえ

数多の人々の常套句として

ほんとう?の疑問詞は

永遠の価値を得ている

 

 

     発雷Ⅱ~発見or発明~

 

男と女の間

他人、知り合い、恋人、夫婦

それから

発見!or発明!

友達以上恋人未満

 

 

     発雷Ⅲ~想念~

 

想念は

浮塵子の如く飛び交う

けれど

正しい順列を経過して

蛹に成るのは稀で

成虫になるのは

更に、奇跡に近い

それでも一人一人

その奇蹟の指標に基づいて生きる

 

 

     発雷Ⅳ~孤独~

 

孤独を愛する!!

その、おおいなる幻想

その、おおいなる嘘

見返りを求めぬ愛など

最先端を歩く輩の

眼中にも胸にもない

 

 

     発雷Ⅴ~彷徨~

 

我が師も逝った

親友とも別れた

竹馬の友は、知らぬ間に

遊び仲間は、突然に

 おお、会者定離

残される深き寂寥

刻まれる深き心峡

 生きるとは

感情の山河を、彷徨うこと

 

 

     発雷Ⅵ~回復~

 

 痛みの残る間は、慎重の二乗の対処。ほぼひと月近くの用心の成果が出たのか、少し前から二千歩過ぎても痛みが起こらなくなった。それで、試歩のつもりで一昨日は四千歩を、昨日は五千歩と歩数を伸ばし、今日は思い切って以前のように、目標に設定した八千歩まで数値を増やしてみた。良かった!同じ個所に痛みは存在しなくなった。再び、元の歩数に戻れて、只管に唯嬉しい!!

 生きてきた年月に準じるように、種類も数も事の大小も縮小してゆくけれど、それでも変わらぬ日常の些末さがinochiの根幹を支える。其処に思い至ることが、老いの一つの到達点のような気がする。

 

 

     発雷Ⅶ~発雷~

 

直観で得たものを

言語に植字して掲げる

それはあくまで

束の間の発雷

生まれては消える雷鳴

嵐の前兆か

蒼穹の前触れか

 

感性や感受性

生きる糧にはならないけれど

inochiの養分にはなる

凡そ、須らく

肉体の基に為らぬものは

心の培養に役立つものかも知れぬ

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2 コメント

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Unknown (一歩)
2024-03-27 09:00:57
万甫兄オハヨーございます😃
雲間から届く光は時々強烈🎵
何か長雨の数日で少し気分も下を向いていたが、この雨で琵琶湖の水位がマイナス数十センチ(40~50㎝?)がプラス8㎝になったとの朗報で少しスッキリ❗
患いも上手に切り抜け、雷も取り込んでズンズン歩まれる貴兄に心から敬意👏🎶
「言kotoba偏ーー闇の中を浮き沈みする 黒光りの金庫から 言片を取り出そうとする けれどダイアルが合わない数字を合わせられない この期に及んで 開闢の術を思い出せないのだ 此れは僕の金庫?僕の金庫が開けられない? どうしても 中に眠る言塊に 辿り着けない真夜もある 黒の塊りは闇に沈む 有を秘めて無の儘 そのまま・・けれど 安堵していい 言辞は何時でも其処に在り 言霊の気配は 其処に色濃く漂っている(詩24)」
「潔白は証明されるものではない。潔白は潔白だ。辯証ではない。(智慧の言葉)」
Unknown (まんぼ)
2024-03-27 21:39:02
一歩さん、こんばんは!

久し振りの青空で、少しウキウキ
慎重に午前と午後に分けて8000歩歩きましたが
気になる異常はなし
有難い事です

明日から息子夫婦と一緒に「沖縄」へ行ってきます
3泊4日
又UPする材料をたくさん仕入れてきますね

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