丹沢の与太ばなし。「江戸っ子の楽しみだった大山まいり」






「江戸っ子の楽しみだった大山まいり」


【概略】


 雨の多い大山は農民の間では雨乞いの対象になり、また漁民の間


では大漁祈願の神でもありました。大山信仰が関東一円に知れ渡り、


江戸時代になると大山講が結成され、病気平癒、商売繁盛、なんの


神、かんの願いと大山に願をかけました。






 最盛期、関東全体にまたがる講の数は4000組、加入の講中は実


に50万といわれたというからすごい。大山まいりはまず、水垢離


をして身を浄めます。江戸の人々は、両国橋の東詰(下総寄り)に


垢離場で清浄潔斎。






 次の日、夜明け前に日本橋をあとにして、品川から川崎、神奈川、


保土ヶ谷とすぎて、戸塚泊まりが第1日の行程。翌日は伊勢原を過


ぎ、ふもとの子安村、次第に坂道になり山下の前不動です。ここで


一泊。






 第3日目に山頂まで登り参詣します。道中は、富士登山者の姿も


いるし、箱根めぐりの者も見られます。なかには盆前の借金払いの


がれに、旅へ逃げ出す連中も多く混じっていたようです。


・神奈川県伊勢原市と厚木市・秦野市との境






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▼けふも山の与太ばなし。「高尾山・奥高尾小仏峠」



▼「高尾山・奥高尾小仏峠」


【概略】
 東京都民のオアシス高尾山から陣馬山へ向かう奥高尾ハイキングコ-


ス。その途中にハイカーたちに親しまれている小仏峠があります。標高


458m。かつては旧甲州街道の要所として、笹子峠に次ぐ難所といわれ


たところ。






 昔は関所があり、東海道の箱根、中仙道の碓氷とともに「関東三関」の


ひとつだったという。地名は奈良時代の僧、行基(ぎょうき)が大日如来の


小仏像を安置したという伝説からとも、山ろくにあった大日堂本尊大日如


来の小仏に由来するとも、峠の鞍部に1寸8分(5.5センチくらい)の小さ


な石仏像が安置されていたことから命名されたともいう。




 小仏峠は旧甲州街道が武州(埼玉・東京)から相州(神奈川県)へ越


す峠。いま小仏峠には、梵字の下に「高尾山道」と書かれた古い道標と、


営業休止で廃屋化している2軒の茶店、それに地蔵(白い前掛け)のそ


ばに、明治天皇の山梨巡幸(1880年・明治13)の時の「明治天皇小佛


峠御小休所阯及御野立所」の石碑と、同行した三条実美の歌碑がありま


す。


・東京都八王子市と神奈川県相模原市との境。




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旧「岳人」発行本『山の神々紀行』「会津磐梯山に巣喰っていた怪物」




▼けふも山の与太ばなし「会津磐梯山に巣喰っていた怪物」

【概略文】
 かつてこの山には手長・足長という怪物が住んでいていたずらの
し放題。雲を集めて会津地方一帯に嵐を呼んで洪水をおこしたり、
農作物を荒らして村人を困らしては喜んでいたそうです。


 この話を聞いた弘法大師空海は、早速山に登り手長・足長を小箱
にとじこめてしまいました。そして磐梯明神として磐梯山の頂上に
まつり封じ込めたといいます。いまでも山頂に積まれた岩の間に磐
梯明神の石碑が埋められ、その肩の弘法清水わきには大師の石像が
まつられています。


 10月、磐梯山は紅葉がまっ盛り。裏磐梯スキー場から登りました
が中ノ湯あたりから地元中学生の集団登山と出くわしました。ワイ
ワイガヤガヤ、弘法清水小屋前は押すな押すなのにぎやかさ。山頂
へ登る順番待ちで「くび長」になるありさまでした。
・福島県猪苗代町と磐梯町、北塩原村との境




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けふも山のものがたり 旧「岳人」から発行の『山の神々紀行』から山ものがたり



けふも山のものがたり「南アルプス・光岳の光る岩峰」


【概略文】
 光岳と書いて「テカリ岳」。山の名は本当にむずかしい。テカリ、
センジヶ原、イザルヶ岳など独特の名前がならび、南アルプス最南
端の雰囲気が感じられます。ふもとの村から見ると、沈みゆく夕日
に映えて「テカリ」と光る山があります。


 村人はそれをテカリ岳と呼び「光岳」の字を当てました。そのテ
カリと光るのが光岳山頂の西側にある光岩。石灰岩のザラザラした
岩峰で、南西の池口岳方面から見ると、西日を浴びて白く光って目
立つという。


 「峰頭はいずれも木立は遠のいて、岳樺や偃松(はいまつ)が身
をふせ、西南に面して灰白の断崖を三丈ばかり剥き出している、岩
石の膚はザラザラに荒らけて、地衣が青白いの、樺色の、膏薬でも
貼りつけたようだ。


 …寸又谷には奥山の高みに四角な大岩がある。遠くまで光って見
えるので谷間の猟夫たちは“テカリ石”と呼んでいる……」。中村
清太郎も「光岳・イザルヶ岳」のなかで書いています。
・静岡県本川根町と静岡県南信濃村との境






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山の伝承ばなし。「奥多摩・高水三山(常福寺と常盤御前)」



さてきょうの「山の伝承ばなし」は
「奥多摩・高水三山(常福寺と常盤御前)」

【概略文】
 高水三山は奥多摩への入門コース。大きな堰堤を越えてジグザク路を
急登すると常福院に至ります。常福院の裏が高水山の山頂。ここの不動
堂の本尊は浪切白不動明王で、平安時代、智証大師円珍というエライお
坊さんが唐に渡る時、嵐にあって難儀。


 その時不動が出現し、剣で波を切って無事に唐に渡ることができたと
いう。円珍はこの不動さまのお姿を刻み、「波切不動明王」としてここにま
つったという。


 ここの寺宝のひとつに常盤御前の鏡があるという。常盤御前は牛若丸
の母。この山の北側・成木川の上流に、「常盤」という地名があり、彼女の
住んでいた所といわれます。そこの杉林の中には、やゝ平坦な所があり、
「舘舎(御殿)蹟」という石垣の跡など残っています。


 かつて鎌倉幕府を興した頼朝は、京都から常盤御前を呼び寄せ、一
時人目を避けた静かなこの地に住まわせたといいつたえられ、いまでも
地元の人々は、この山を「御殿」と呼んでいるということです。
・高水山:東京都青梅市と奥多摩町との境。




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