むらの奇神怪神変神たち「熊も神さま」


【概略文】
 日本にすむ熊は、本土のツキノワグマと、北海道のヒグマがいま
すが、民俗関係にあらわれるのはすべてツキノワグマです。

 『古事記』(中巻)に、神武天皇が熊野村(和歌山県)を訪れた
時「大きな熊があらわれ、天皇とその軍勢は気を失ってしまった」
とあります。

 熊に神霊を見たからだとされています。熊野神社がある村では昔
から熊を神と考え、とってはいけないしきたりがある地方もあった
そうです。

 熊は力があり、恐ろしいのでその名を口にすることも避け、「じ
いさん」、「ばあさん」、「おじ」、「おば」と、親戚扱いをしたり、山
言葉で呼んだりします。「ヤマノオヤジ」、「クロゲ」、「ナビレ」、「イ
タチ」などみなそうです。

 本州のツキノワグマは胸に白い「月の輪」があるので、野生動物
のなかでも高い位を持ち、これを狩猟すると祟るとか、また天候が
荒れる(熊荒れ)と言い伝えられています。

 東北のマタギなどがする風習で、熊を解体する時呪文を称えたり、
頭蓋骨をふたつに分けて別々に埋めたりするのは神聖視される熊に
畏敬の念をあらわしているのという。

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★おわり
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