野山と田園の画文通信・漫画家【とよだ時】の山中徘徊記
山のふみあと日記
某月某日 「八ヶ岳赤岳周辺の修験」
▼某月某日「八ヶ岳赤岳周辺の修験」
【概略】400字
赤岳は山肌が酸化して赤褐色をしているからだとも、主峰としての
貫禄にふさわしいからだともいう。
赤岳の西方にあるのが阿弥陀岳。アミダくじの名でも親しまれてい
る仏さま。
その形が阿弥陀如来の後光ににているためアミダくじとと呼びまし
た。
赤岳を中心とする一帯は修験の山でもありました。御柱山は前山で
阿弥陀、赤岳は奥ノ院に当たります。
また、横岳、硫黄岳とつづく山容は切り立った岩峰で、山岳信仰の
戸隠山によく似ています。
扇状の岩峰全体はまさに修行の道場。その根もとにある行者小屋。
かつては名前の通り行者たちが泊まる小屋でした。
行者小屋のテント場から見上げる道場は雪の岩壁。修験者の気分に
ひたり、暮れゆく赤岳を見ながら般若湯にのどをならしました。
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