野山と田園の画文通信・漫画家【とよだ時】の山中徘徊記
山のふみあと日記
山の伝承神話に遊ぶ「北ア徳本峠の旅人・笛の音が終わるとと同時に……」
「北ア徳本峠の旅人・笛の音が終わるとと同時に……」
【説明概略】
徳本峠は奈良時代からあった上高地へ
通行路。こんな古い峠ですから伝説もい
ろいろ残っています。
昔、若い旅人が徳本峠をめざしていま
した。前を若い美しい娘が歩いています。
娘は峠道の角で見えなくなりました。夕
日が沈み、月が出てきました。
突然笛の音が聞こえてきます。あの娘
が草原で笛を吹いているのです。美しい
音色に旅人は聞きほれます。
娘が笛を吹き終わったとたんお婆さん
になっていました。「キツネの仕業だ」。
旅人はあわてて歩きはじめました。
向こうからほかの旅人がやってきまし
た。そしてすれ違いに旅人の顛を見て、
心配そうに声をかけました。
「おじいさん、そんなに急ぐと転びま
すよ」。旅人も老人の姿になっていたの
でした。
・長野県松本市安曇
【説明本文】
https://toki.moo.jp/mail-maga/gate-mail/gate04.html
………………………………………………
……【広告】……
▼【おもしろ山と田園の本】筆者のHP↓
https://toki.moo.jp/cd-mihon/cd-mihon.html
・『新・丹沢山ものがたり』山と渓谷社刊
・『続・山の神々いらすと紀行』東京新聞刊
・『全国の山・天狗ばなし』山の妖怪天狗と
はなんだ? ほか
…………………
▼【発売中】▼
ヤマケイ新書『日本百霊山』 (山と渓谷社)
山の神仏や天狗と出会う山旅。
紙書籍版品切れ多し。下記からアマゾンへご注文を。
★ヤマケイ『日本百霊山』ホームページ
https://www.yamakei.co.jp/products/2816510380.html
★おわり
………………………………………………
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )