ガイドブックには載らない山の話。「房総高宕山・頼朝と天狗面」


ガイドブックには載らない山の話。「房総高宕山・頼朝と天狗面」
【概略文】
 房総の高宕山は九十九谷、丹沢、富士山も望める360度の展望。狭
い山頂の岩峰には小さな石祠とふたつの鉄釜がさびて穴があいて置か
れています。

 祠は雨をつかさどる神・高オカミ神をまつる清滝神社。この山は雨乞い
の山として有名で、釜にたまった雨水を竹の筒に入れて村に持ち帰り、
田畑にまくと不思議に雨が降り出すという。

 高宕山の「宕」は、洞のことで、山の名は高くて洞窟のある山のことだと
も、房総の山のなかでも高い山で、京都にある愛宕山にちなんだものだ
ともいいます。

 たしかに山頂の近くには深くえぐられたような洞窟があり、そこに食い
込むように観音堂が建ち、堂の中の柱に京都・高宕山の象徴になってい
る天狗の面がかかっています。

 その昔源頼朝が小田原の石橋山の戦いで房総に逃れ、源氏の再興と
武運長久を祈って籠もったところだといいます。
・千葉県富津市と君津市との境。
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