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 IQが人を幸せにするわけではない

2020年07月10日 | 未分類
 日本のIQが世界1位に。にも関わらずまったく活力が無いのは何で? 紺碧空
 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=358301

 日本のIQが世界1位なのだと。一見誇らしい結果のように見えるが果たして本当だろうか?

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 主要国のIQと世界順位

 カッコ内が IQ 値

1位 日本 (107)
2位 台湾 (106)
3位 シンガポール (106)
4位 香港 (105)
5位 中国 (104)
6位 韓国 (102)
7位 ベラルーシ (102)
8位 フィンランド (101)
9位 リヒテンシュタイン (101)
10位 ドイツ (101)
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 〇そもそもIQとは?
 >IQとは知能検査の結果を表す数値であり、正式にはIntelligence Quotientという頭文字を取った言葉です。発祥はさまざまな意見がありますが、ドイツのシュテルンという心理学者が多くの学者の功績をもとに、1910年代に作り上げたテストとして言われています。
 http://bugaku-juku.com/iq-meaning/#1-2IQ

 色々と算出方法があるらしいが、とにかく「テスト」によって数値が決まるのだから、結局、実態は「テスト脳、試験脳を図る指標」だということは間違いない。
だから、結局日本人が世界で最も「テスト脳、試験脳の割合が高い」ということだ。

 〇試験脳では社会の役に立たない。加えて活力どん底。
社会で生きる為に、答えのある試験など何の役にも立たない。こんなのは誰もが分かっていることだ。
 さらにコロナ後の世界では、今までの常識や固定観念など何も通用しなくなる。そんな時代にあって、旧い時代の試験問題が解けたからといって、何の役にも立たない。

 社会で生きる為に必要なのは「何?」「なんで?」を追求する追求脳や、みんなの役に立ちたいというみんな発の思考であり、IQなどという指標で測れるものでは無い。
勉強ばかりやって自分のことしか興味が無い人間は、まさに社会に役に立つ為の思考や意識と真逆の人間が生まれる。まさに無能人間を造成してきたのが、これまでの学校教育だ。

 そして、その学校教育のせいで、大人たちは仕事をする意味を失い(≒自分にしか興味がなくなり)活力はどん底。子供達のやりたくもない学校の勉強を強制され、もはや生きる意味すら見失っている子ども達が大半となっている。

 つまり、日本人のIQが世界1位というのは、世界でも最も無能で活力どん底だという証明とも言えるだろう。
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 引用以上

 IQが高いことを自慢する人は多いようだ。
 IQというのは、アタマの回転力を示す指数で、私の考えでは、「対象の共通点を早く正確に見つけ出す能力」と言い換えてもよいと思う。
 だが、だからといって、IQが高い人物が本当に有能で、真実の幸福を享受しているかといえば決してそうではない。

 「IQの高さ」を価値とする考え方は、実は「T4作戦」の真逆であり、一対である。
 T4作戦では、「お国のために役立たない障害者・病人はガス室で殺戮する」という政策をナチスが実行した。
 ドイツにおける犠牲者は40万人を大きく超えるといわれる。これが数年で廃止されたのは、ヒトラーの親戚の子供が殺されたからと伝えられる。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-492.html

 その逆に「国のために役立つ人間を選別して利用する」というファッシズム的政策から、「優秀な子供を集めて特別な天才教育を施す」というプロジェクトが、ドイツだけでなく、アメリカでも日本でも行われた。これを「ギフテッド教育」と呼ぶようだ。
 https://www.blog.crn.or.jp/report/02/130.html
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%95%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89
 このギフテッド教育を推進する人々を見てゆくと、おおむね「世界に冠たる日本国家」という妄想虚構に憧れている右翼権力主義者たちの集団が見えてくる。
 その代表的存在が、笹川良一の創始した「日本財団」である。
 https://blog.canpan.info/nfkouhou/archive/350

 私に言わせれば、ギフテッド教育とはファッシズムの代名詞であり、それはT4作戦のような弱者排除の論理と一対に成立するものである。
 まあ、ナチスを賞賛してきた笹川財団=日本会議なら、当然そっちの方向に歩んでゆくだろう。

 実際に、IQ150を超えるような超天才児を集めて天才教育を行った例もあるようだが、それらは10年も持たずに、大半が破綻している。
 ギフテッド教育に送り込まれた子供が、どのように育ったのか? いくつかの紹介記事がある。

 15歳で司法試験に合格した中学生も!天才少年「その後の人生」
 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/55447

 知られざる天才 “ギフテッド”の素顔
 https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4320/index.html

 上のドギュメントを見ると、少なくとも天才教育が本人の全人的利益に寄与しているとはいえない。彼らが社会に貢献したとの証拠もない。
 それにギフテッド教育には、見せかけの成績と、本当の才能が一致していないという問題があり、多くの高知能児が、多動症などの精神的問題を抱えていることが多く、組織のなかで協調して働くことが苦手なのだ。

 日本史上、超高知能と謳われた、いくらかの人材がある。聖徳太子とか菅原道真とか織田信長とかだが、いずれも「悲劇の結末」が共通している。
 近代日本人のなかで最高の知能といわれた南方熊楠は、一説によればIQ200くらいはあったらしいが、やはり公的な評価を受けることは少なかった。

 もっと残酷なことに、息子の熊弥は、14歳になって突如、精神障害を起こして安定した日常生活が不可能になった。
 熊弥の頭脳が、熊弥の人間としての物理的な器を超えてしまったため、コントロール不能に陥ったわけで、高IQ者には珍しくない事態だ。

 私も子供時代、ADHDに苦しんで、いつでも学級から疎外されていた。私は大してIQが高かったわけではないが、名古屋喘息の最盛期に育ったので、かなりひどいアレルギー体質になった。アレルギー・アトピー体質になると見かけのIQが上がる。
 https://note.com/nathalie/n/n91db15e25c3a
 大気汚染の被害によってIQが高かっただけの私は、IQで得た恩恵よりも、副次的なADHDのような反応によって、たくさんのものを失ったのだ。
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-941.html

 今でも、妄想のなかに勝手に入り込んでしまって、なかなか出てこられなくなるという精神障害のような心の欠陥に苦しみ続けている。
 簡単に離脱してしまうのだ。このときの離脱がひどいときは、「幽体離脱」まで起こして、オカルティックな精神世界を彷徨い歩くときもある。

 ギフテッド教育に放り込まれた子供たちの多くが、私と同じように「精神的離脱」に苦しんでいると聞いたことがある。
 以前はネット上に出ていた「天才児教育の悲惨な結末」の文献は、今探しても失われている。たぶん、日本会議のような連中が、ギフテッド教育機関の再建でも画策しているからだろう。

 IQが高いから「正しい認識」が可能だとは限らない。
 ネット界を見渡すと、IQの高そうな言論陣はうじゃうじゃいる。例えば三橋貴明、上念司、河添恵子など、割合、ネトウヨ系に多い。
 これは、言葉の早さから脳味噌の回転力を類推するのだが、一番早い上念司などは、相手の聞き取りスピードを一切考えないで、自分の脳裏に浮かんだ理屈を、機関銃のように話すことしかできない。
 相手に対して優しさを一切示さない。
 https://www.youtube.com/watch?v=eHB30NPyp48

 だが、上念の思考はIQとは反比例して軽薄である。あまりにも勝手な思い込み、独善がすぎて、あれでは周囲にいる人々から総スカンを食わされるだろうと思う。
 高IQが人を不幸にする典型例ではないだろうか?
 大切なことは、相手と情報を共有し、真実性の検証を行える能力があるかどうかだ。
 たぶん、自尊心が強すぎる、思い上がった性格の帰結なのだろう。

 三橋貴明も言葉が早いことで知られるが、もう少しゆっくり話せといっても無理だろう。相手の聞き取り能力が劣るからだと言いそうだ。
 将棋やチェスなどゲーム界隈では、超高IQ者がゴロゴロいて、渡辺明と藤井聡太の棋聖戦を見ていると、一手に何万もの思考が加えられていることが分かる。AIソフトに換算すると億の単位だという。

 私の王手さえ見逃す極度に低い能力では、二手先を読むにも本当に苦労するから、彼らの棋譜を見てもちんぷんかんぷんだ。
 羨ましいと同時に、あんなにアタマを使って疲労することに意味があるのだろうかと考えてしまう。
 まだ藤井君は、私よりも桁違いに人間ができているから救われているが、藤井君が上念のような性格だったなら、何か悲劇的な世界を見せられることになるのだろう。

 表題に戻るが、「高IQは、人を幸せにしない」というのは、私が過去数十年の対人経験から導き出した真理の法則である。
 「天は二物を与えず」
 高すぎるIQは、なんでも見抜いてしまい「一を聞いて十を知る」という能力が、人間不信を招くのだ。他の人は、思考にはるかに時間がかかり、たくさんの経験を積み重ねて、少しずつ真理に迫ってゆくのだから、タイムラグができてしまう。

 言い換えれば、「普通の人」が馬鹿に見えて仕方がない。
 いつでも、人よりも先を見ていて、共通の話題が乏しくなるし、先を見ていることを理解してくれる人も少ないので誤解されやすい。
 つまり「三人寄れば文殊の知恵」のような社会への参加で喜びを感じることができにくくなる。

 私は誤解だらけで孤独な人生だった。私を正しく評価してくれる人に出会ったことはない。「変人・異常者」と思われてきたのだ。たいしたIQもないのに……。
 多くのギフテッド人種が、似たような悩みを抱えているのではないだろうか?

 人間社会には、それを動かしてゆく一定の波動=波長があるのだ。
 その標準的な波長に乗っていれば、他人から誤解を受けることもなく、社会の活動にスムーズに参加することができる。

 私は、今から半世紀前に、地震前兆の研究を行い、大きな地殻変動によってラドンなど粒子が断層から噴き出してくることや、それによって太陽光の短波長が吸収されて風景が黄色く赤く見えること、カラスがギャー鳴きを起こすこと、猫や犬が異常反応を示すこと、頭痛や不眠が起きること、多種多様な地震雲が生成されることなどに気づいて、機会あるたびに公開してきたが、この半世紀で、私の情報を理解できる人は、ほぼ皆無だった。

 最近では、こうしたことを理解している人も増えたが、私が評価されたことは皆無だ。そのうち、何のためにやってるのか分からなくなって、本腰を入れることをやめてしまった。
 時代は、まだ半世紀前の私にも届いていない。気象庁は、科学機器と理論だけに拘泥し、未だに宏観観測の意味を否定し、地震雲を否定している。ラドンによる「赤やけ現象」も理解してない。
 私の研究は、単なるノイズとして人々の意識から遠ざかってゆく。

 結局、どんな正しい主張であっても、権力と結びつかなければ、人々は見向きもしないということが分かっただけだった。
 こんな虚構社会のなかで、いわゆる高IQは、権力による利用対象以外の意味は存在しないことを知っておいた方がいい。