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まんず、ぶっ魂消た……トランプが人権派なんだって……

2021年02月07日 | 未分類
 極右女性評論家で知られる有本香が書いた記事に、近年希にみる、無知蒙昧を通り越した異常な狂気を感じた。

 あのアメリカ公共保険制度=オバマケアをぶっ潰そうとし、メキシコ移民を暴力的に引き裂き、ヨルダン川西岸とゴラン高原を「イスラエルの土地」と決めつけて、先住民を絶望に追い込んだドナルド・トランプを、「人権派」と称する彼女の記事に、怒りを通り越して驚愕と嘲笑しか残らない。

 池上彰さん、もっと勉強してください 「トランプ氏は人権問題に関心がなかった」発言…虚偽の疑い濃厚、放送法違反か 2/6(土)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6697d41aa63d5b7fa6cada3822fdb261b9fcb60b

 数日たっても怒りが収まらない。テレビから流れてきた、ある発言に対してだ。
 「新疆ウイグル自治区の、あそこの多くの住民が強制収容所に入れられているとか、香港の民主化運動の人たちが次々に捕まっているという、ああいう問題に関して(ドナルド・)トランプ(前米)大統領は、これまで何も言ってきませんでしたからね。

 全然、人権問題に関心がなかったわけですね。ところが、(ジョー・)バイデン大統領、あるいは民主党というのは人権問題を重視するので…」

 発言の主は、ジャーナリストの池上彰氏。日本中に知られた「テレビの物知りおじさん」である。NHK在職中に担当した、「週刊こどもニュース」の「お父さん」役のイメージそのままに、ソフトな口調で、“分かりやすく”世界のニュースを解説し、この15年、「お茶の間の人気者」であり続けた。

 そんな池上氏のニュース解説に、しばしば誤りや問題があることは承知していたが、今回は到底看過できない。

 冒頭の発言は、1月30日放送のテレビ朝日系「池上彰のニュースそうだったのか!!」で飛び出した。

 まず、はっきりさせたいのだが、本コラムでは幾度も取り上げてきたとおり、トランプ氏は、米国の歴代大統領の中で最も熱心かつ実効的に、ウイグル問題をはじめとする中国の人権問題に関与した人だ。

 「何も言ってきませんでした」「人権問題に関心がなかった」というのは、真っ赤なウソである。

 例えば、2019年11月、トランプ大統領(当時)は、香港の人権と自治を擁護するための「香港人権・民主主義法案」および「香港に対する非致死性武器の禁輸法案」に署名した。2法案が連邦議会で可決されてから、わずか1週間での署名だった。

 このときトランプ氏は「私は、習近平国家主席(党総書記)と中国、香港市民に敬意を表して法案に署名した。中国と香港の指導者や代表者が対立を友好的に解消し、長期的な平和と繁栄をもたらすよう期待する」という重厚な言葉を添えている。

 さらに、20年6月には、「ウイグル人権法案」に署名し、ウイグル弾圧の責任が認められる中国当局者への制裁を可能とした。これは画期的なことだった。

 2000年代初頭、当時のジョージ・ブッシュ(子)政権が、イラク開戦を北京に邪魔されたくないがため、「ウイグル問題」を取引材料に使ったことや、バラク・オバマ政権が、幾多のウイグル弾圧事件にも「戦略的無視」を決め込んだことに比べれば、段違いに人権重視の対応である。加えて、トランプ氏は北朝鮮による日本人拉致問題にも格段に重きを置いた。トランプ氏こそが「真の人権派」であると言って過言でないのだ。

 一方、約20年、ウイグル問題やチベット問題を取材してきた筆者は、オバマ政権で副大統領まで務めたバイデン氏の、中国の人権問題に関する「実績」を寡聞にして知らない。池上氏や氏の番組スタッフの方々がご存じなら、ぜひともご教示いただきたいところだ。

 怒るだけではらちが明かないので、本件について、夕刊フジ編集局を通じて、テレビ朝日に問い合わせた。質問のポイントは次の3点だ。

 池上氏の「ニュースそうだったのか!!」での「ウイグル」に関する発言について、(1)御社は「事実」と考えているのか(2)「抗議」の声は寄せられているか(3)次回番組などで訂正されるか-。

 これらに対し、テレビ朝日広報部からの回答は次の通り。

 「今回の放送は、トランプ前大統領の4年間をみると、人権問題に深くコミットしてこなかったのではないか、という趣旨を述べたものです。視聴者の方々からは、日常的に様々なご意見をいただいておりますが、詳細につきましてはお答えは控えさせていただきます」

 まったく答えになっていない。「池上発言」は、虚偽の疑いが濃厚であり、同時に、虚偽報道を禁じる「放送法第4条」に違反している可能性もある。引き続き、池上氏とテレビ朝日の責任を追及して参りたく思っている。

 ■有本香(ありもと・かおり) ジャーナリスト。1962年、奈良市生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌の編集長や企業広報を経て独立。国際関係や、日本の政治をテーマに取材・執筆活動を行う。著書・共著に『中国の「日本買収」計画』(ワック)、『「小池劇場」の真実』(幻冬舎文庫)、『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』『「日本国紀」の天皇論』(ともに産経新聞出版)など多数。
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 この記事は、自民党機関誌として名を馳せる産経新聞社に寄稿したものらしい。 
仰天させられたのは、以下のくだり。

 【まず、はっきりさせたいのだが、本コラムでは幾度も取り上げてきたとおり、トランプ氏は、米国の歴代大統領の中で最も熱心かつ実効的に、ウイグル問題をはじめとする中国の人権問題に関与した人だ。】

 もう開いた口が塞がらないなんてもんじゃない。有本香は、トランプの悪質極まりない人権弾圧の仕事を何一つ知らずに言っているわけでなく、全部知っていて書いているのだから、脳天気どころか、大脳がドロドロに腐敗して、明暗さえ認識できない認知症なのだ。

 トランプがウイグル人権法に署名したからといって、それは彼の意思によって、そうしたものではない。大統領戦に向けた「中国叩きの人気取り政策」にすぎないことは、誰でも知っている。参謀の助言に従ったにすぎない。

 もし、トランプが真の人権派だったなら、メキシコ国境の壁によって出稼ぎ労働者を逮捕し、親子を引き裂くような残酷なことをするはずがない。
 
トランプの研究(7):「大統領令」で始まった不法移民の“大量強制送還”―不法移民問題の本質を説明する
 https://news.yahoo.co.jp/byline/nakaokanozomu/20170223-00068009/

 トランプは、オバマが設定した、トランスジェンダーの更衣室・トイレ問題を、「生まれたときの性に限定させる」という「反トランスジェンダー」とも受け取れる大統領令を出し、全米の性移行者を公共トイレから排除しようとした。。これが人権派のやることか? 有本君……。
 https://news.yahoo.co.jp/byline/nakaokanozomu/20170307-00068430/

 オバマケア=全米公的健康保険制度に対するトランプの憎悪は、はるかに凄まじい。
 トランプは、全米規模の公的健保が成立すると非常に困る民間保険会社(ユダヤ系金融資本)の代理人として、オバマケアを徹底的に潰そうとしてきた。

 医療を大金持ちのものだけに独占しようとしたのだ。だから、新型コロナ禍が始まったとき、あまりに医療費が高額なため、庶民のほとんどは感染ケアを受けることができず、ウイルスが蔓延するに任せ、世界最大の感染者と発病死者を出した。
 これはトランプの責任ではないのか? 有本君……。

アメリカの、凄まじい医療マフィアの実態 2020年01月08日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-990.html

 アメリカの新型コロナウイルス、パンデミックの真相 2020年03月16日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1062.html


 トランプの仕事のうちで、もっとも糾弾されべきことは、イスラエル・ユダヤ人への徹底的な優遇と、パレスチナ先住民への人権弾圧だ。
 トランプは娘婿のクシュナーの助言から大統領戦の直前、ユダヤ教徒に改宗した。
 https://toyokeizai.net/articles/-/173824

 その後、トランプは、ユダヤ教徒として「嘆きの壁」を参拝し、米大使館をエルサレムに移転させた。これは、アメリカ経済界の大半を牛耳る超大金持ちのユダヤ人たちの支持を得ようとしたものだろう。

 だが、トランプはエルサレム第三神殿の再建に言及し、ゴラン高原とヨルダン川西岸の先住民の土地はイスラエルのものだとお墨付きを与えた。ネタニヤフは驚喜して、ゴラン高原をトランプ高原に変えると言った。
 イスラエルは何千年も、そこで暮らしてきた先住民を武力で追い出し、殺戮して自分たちの土地に変えてしまっている。これが人権破壊の暴力でなくて何なのだ? 有本君……。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%A9%E3%83%B3%E9%AB%98%E5%8E%9F

 https://ccp-ngo.jp/palestine/westbank-information/

 エルサレム第三神殿は、ソロモン王の建設したエルサレム神殿の跡地、「岩のドーム」に、ユダヤ教徒のための巨大神殿を建設する計画だ。
 「岩のドーム」は、イスラムにとってメッカに次ぐ聖地中の聖地であり、もしも、ここを破壊してユダヤ教の第三神殿が作られるなら100%確実に、第三次世界大戦が起きる。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A9%E3%81%AE%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%A0

 http://tukinohikari.jp/seisyo/3-sinden/index.html

 これを、トランプは推進すると発言した。同時に、米国内のイスラム教徒を登録認可制にするとまで言い出した。完全にイスラム教徒への冒涜であり、戦争準備である。
 https://ameblo.jp/ymhkobayasis/entry-12560919125.html

 パレスチナ先住民、ゴラン高原シリア先住民の権利を踏みにじり、武力で殺戮、弾圧しながら、ユダヤ人のための国=グレーターイスラエル=シオニズムを強硬に推進しようとしたトランプが「人権派」だなどと、どの口が言ったのか、開いた口が塞がらない、有本君……。

 有本香は、「トランプはウイグル人の人権を守ろうとした」というひどすぎる妄想を口にしたが、「イスラム教徒登録制」は、イスラム教徒の人権を守るためだとでも言いたいか、愚か者の有本香よ……。
 トランプは、地球上からイスラム教徒を追放消滅させる、シオニズムに邁進しているのだ。

 トランプは、就任から退任までの間、「普遍的人権」を口にしたことなど皆無だ。そもそも、「人権」という概念など彼の脳味噌には絶無だ。あるのは「利己的な金儲け」だけであり、新自由主義である。
 我々が人権というとき、それは「利他主義」に依って立っている。トランプに存在するのは「利己主義」だけであり、自分の利権を守ること以外、何一つ関心のない「人間のクズ」なのだ。

 トランプの本質は、安倍晋三と同じだ。だから波動がよく合っていた。およそ、人権を人類の指標に置く者とは、何一つ波動が合わないだろう。
 有本君とトランプは、実にウマが合いそうだ。同じ利己主義の波動に満ちているのだろう。
 右翼というのは知能が低いから右翼になるのだが、有本君の知能も、似たようなものだ。
 https://www.excite.co.jp/news/article/HealthPress_201509_iq/