2021年2月25日 大惨事を招きつつあるアメリカの老朽化した原子力業界
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-a215c6.html
以下全文引用
Finian Cunningham 2021年1月20日 Strategic Culture Foundation
設計年数を遥かに超えて老朽化した原発を稼働するのは、アメリカで、チェルノブイリや福島規模の大惨事のお膳立てをしているようなものだ。
カール・グロスマン教授はアメリカ原子力産業に批判的な有名な専門家だ。Strategic Culture Foundationとの下記インタビューで、彼はアメリカ中の原発の本来稼働寿命40年で設計された老朽化する原子炉稼働許可を、現在最高100年稼働するよう延長するという規制当局が提案している動きへの懸念を強調している。
この動きは、原発の益々維持不能な経済的側面を回復する方法として、原子力業界圧力団体が推進しているとグロスマンは言う。民間原発企業や産業を規制するはずの政府当局間の「回転ドア」関係もあると彼は指摘する。それは公共の安全の問題が、利潤促進のために無視されていることを意味する。
設計年数を遥かに超えて老朽化した原発を稼働するのは、アメリカで、チェルノブイリや福島規模の大惨事のお膳立てをしているようなものだとグロスマンは警告する。
カール・グロスマンは経歴として、ニューヨーク州立大学/ウェストベリー大学のジャーナリズム正教授も経験している。
彼は受賞した映画製作者、著者、宇宙兵器化の有名な国際専門家で、この主題で国連会議や他のフォーラムで講演している。彼は宇宙への兵器と原子力配備に反対するグローバルネットワーク(Global Network Against Weapons &Nuclear Power in Space)の(1992年)創設者、理事長。グロスマンは画期的な本「Weapons in Space 宇宙の武器」の著者。彼はメディア監視団体Fairness and Accuracy in Reporting (FAIR)の会員。
インタビュー
質問:アメリカには、いくつ原子力発電所がありますか?アメリカのエネルギー供給全体で、原子力は貢献者として衰退しつつあるのですか?
カール・グロスマン:アメリカの原子力発電所の数は最高129から今94まで減っています。原子力はエネルギー源として衰退しています。これについての核情報資料サービス: Nuclear Information and Resource Serviceの飼料がここにあります。
質問:大半の原子力発電所は、稼働年数(40年)の末期で、提案された最高100年延長の資格があるのでしょうか?
カール・グロスマン:全てのアメリカの原子力発電所は40年認可されています。大部分が、60年稼働するよう、今更に20年延長を認められています。これまでのところ、ごくわずかが、80年間拡張の延長認可を受けています。
それらに100年稼働を許すアメリカ原子力規制委員会(NRC)の考えはまだ採用されておらず、それで原発は、現時点で、100年間稼働する正式許可は与えられませんでした。
質問:規制当局の原子力規制委員会は、なぜ稼働認可を延長する処置をとっているのですか?事業者の利益ですか?儲かるNRCロビー活動ですか?回転ドア関係ですか?
カール・グロスマン:アメリカ原子力規制委員会は、実際は、アメリカ原子力承認委員会と呼ばれるべきです。それは原子力業界と、アメリカ政府の原発支持者が望むことなら何でもします。
原子力規制委員会は、アメリカで、原子力を推進し、規制するため、1946年に作られたアメリカ原子力委員会(AEC)が起源です。原子力規制委員会がウェブサイトでその歴史をここで説明しています。
(AECとして知られている)連邦機関は、原子力(核)エネルギー開発と、軍・民間利用のための使用と管理のため、1946年に設立された。
AECは、その後、1974年のエネルギー再編成法により廃止され、エネルギー研究開発庁(現在は、アメリカ・エネルギー省の一部)とアメリカ原子力規制委員会に継承された。関連情報は、我々の歴史を参照のこと。
この説明に含まれないのは、原子力委員会が廃止された理由です。原子力を促進し、規制するという二重の役割は利益相反だとアメリカ議会が結論を出しました。(ちなみに、国際原子力機関はAECをモデルに作られ、原子力の利益相反を引き継いでいる。)
それで、原子力規制委員会が規制のために設立され、最初に、エネルギー研究開発庁(ERDA)が推進のために設立されました。数年後の1977年、エネルギー省が設立され、ERDAはそれに吸収されました。
けれども、推進というAECの考え方は原子力規制委員会でも続いています。
私がしたように原子力規制委員会認可聴聞に行くだけで、これを見ることができます。「審判官」は、例外は極めてまれで、公正な客観的裁判官ではなく、承認手続きは核のイカサマ裁判です。
原子力発電所に、100年、それのために原子力をアメリカに入らせておく努力を操作することを許すであろう提案について。今アメリカで建設中のたった2つの原子力発電所、Vogtle3と4は二人に対して280億ドルの費用がかかっている、価格は上昇し続ける。
アメリカの原子力産業は、断末魔の苦しみにあり、しかも、これは最近の気候危機に対処するためには、原子力が必要だという、たわごとにもかかわらです。
原子力ピノキオは、原子力発電所は、いかに温室ガスを放出しないか言います。彼らが言いたがらないのは、核燃料サイクル-採鉱、粉砕、燃料濃縮などが、炭素集約だということです。原子力発電所自身、炭素、放射性炭素を発散します。炭素-14。
そこで、戦略は、業界をどうにか生き延びさせるために、これら老朽化した原子力発電所を稼働し続けることなのです。私は最近の論文で、原子力規制委員会が延長許可でしているのは、原発が「出力を高める」のを許すことだと指摘しました。
より多く発電するため、原発をより激しく、より熱くします。これは大惨事を招きがちです。誰が100年ものの自動車で、誰が時速130キロや、140キロで走りたいと思うでしょうか?
質問:提案された数十年もの延長を正当化する詳細な専門研究があったのですか?それとも、公的管轄を超える異様な判断、挑戦なのでしょうか?
カール・グロスマン:私が知っている唯一の研究は記事で参照したパシフィックノースウェスト国立研究所のものですが、Beyond Nuclearのポール・ギュンダーが言うように彼が原子力規制委員会の会議から引用した後、政府ウェブサイトから「消去されました」。
質問:バイデン政権が、原子力規制委員会の動きに異議を申し立てる兆しはありますか?バイデンは再生可能エネルギーの増大を語りました。
彼の政権は、原子力規制委員会による延長と原発産業全体に対して、不安を感じるべきではありませんか?
カール・グロスマン:まだわかりません。バイデンは原子力発電所のための「新しい改良された」原発支持者の現在の用語で「進歩した原子力」に賛成です。(アマ註=ビルゲイツが開発している「進行波炉」のこと)
特に今推進されているのは「高度小型モジュール式原子炉」と呼ばれているものです。
これらに関する原発推進者の全くのでたらめにもかかわらず、まだ安全上の問題があります。それらは致命的な核廃棄物を生産し続けているのです。
原子力についての大きな疑問は、こういうことです。原子力がどのように汚く、危険で、高価かについての真実に、バイデンが気付くことができるかどうかです。
大統領は原子力規制委員会メンバーを任命します。バイデンはどんな選択をするでしょうか?トランプ被任命者の現在の人は今月末に退任するので、彼は新委員長を任命することが可能でしょう。
原子力規制委員会がここで認めているように「委員会は大統領に任命され、上院に承認された五人のメンバーで構成されており、その一人が大統領に委員長に指名される」。
ここに原子力工学の長い経歴を明らかにする現在の原子力規制委員会会長履歴がある。
現在のクリスティーン・スヴィニツキ委員長は、2017年1月23日、ドナルド・J・トランプ大統領によってアメリカ原子力規制委員会委員長に指名された。
彼女は現在、2022年6月30日に終わる三期目の任期を勤めている。彼女は2008年に委員会の仕事を始めた。スヴィニツキ委員長は、州と連邦政府で、立法部と行政部両方で働き、原子力工学と政策顧問として顕著な実績を持っている。
原子力規制委員会に入る前、スヴィニツキは、広範囲な国家安全保障や科学と技術や関係する政策や構想とエネルギーと環境保護を推進するアメリカ上院職員として10年以上過ごした。
彼女は、上院軍事委員会で専門職員として勤め、核兵器、核安全保障と環境保護プログラムを含め、防衛科学、技術計画や政策の職務のため、アメリカ・エネルギー省の原子力防衛活動の責任者だった。以前、スヴィニツキはアメリカエネルギー省で原子力工学技術者として働いた。
質問:最悪の場合、安全性が陳腐化した結果、事故になった原子力発電所の影響はどうでしょう?チェルノブイリの様な大惨事でしょうか?最悪の場合、本当の危険でしょうか?
カール・グロスマン:はい、チェルノブイリや福島の大惨事は原子力発電所を100年間稼働させようする結果の好例でしょう。
チェルノブイリはソ連の設計でした。福島原発はゼネラル・エレクトリック製のものでした。(世界的に大多数の原子力発電所はGEかウェスティングハウスに製造か、設計だ。)
原子力発電所大惨事の結果は、二つの最大事故は、核暴走あるいは炉心溶融ですが、膨大です。
チェルノブイリに関しては、私がチェルノブイリ大惨事に関する最良の本の編集者ジャネット・シャーマンにインタビューしたテレビ番組「チェルノブイリ:百万人の犠牲者」がここにあります。
質問:ここ数週間、原子力発電所を含めアメリカ・インフラにロシアがサイバー攻撃を始めているというアメリカ・メディアと諜報機関の主張が新たに報じられています。
アメリカ本来の問題、ロシアのサイバー攻撃と全く無関係な原子力発電所事故のためにロシアが好都合なスケープゴートにされている気がします。それについて何かお考えは?
カール・グロスマン:もし古い原子力発電所を100年稼働させて事故が起きれば、「ロスケ」がアメリカ原子力業界に非難されるかもしれません。これらの連中は、呼吸するように、ウソをつくことを考えれば、それは想像力を越えるものではありません。
https://www.strategic-culture.org/news/2021/01/20/america-decrepit-nuclear-industry-is-inviting-disaster/
*******************************************************************
引用以上
日本の場合、そもそも軽水炉の設計寿命は、半世紀前まで、わずか25年だった。当時は、まだ経年変化のデータが蓄積していなかったので、様子を見ながら5年間の延長が認められるが、それでも30年だった。
https://atomica.jaea.go.jp/data/detail/dat_detail_02-02-03-13.html#:~:text=%E9%81%8B%E8%BB%A2%E4%B8%AD%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89%E3%81%AE%E8%A8%AD%E8%A8%88%E5%AF%BF%E5%91%BD%E3%81%AF30,%E9%81%8B%E8%BB%A2%E8%AA%8D%E5%8F%AF%E6%9B%B4%E6%96%B0%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%82
それを、現行の40年に変えたのは、経産相が電力各社からのコスト低下要求を受け入れたから……ではなく、実は、「トイレなき核開発」の強行により、もし廃炉にした場合、核廃棄物の処理に、あまりにも巨額のコストがかかることが分かってきたことと、処理方法が五里霧中で、まるで計画が立たなかったためだ。
最終処分は、ガラス固化体を大深度地下トンネルに非冷却収容する計画だったが、結局、固化の継続が不可能で、100度以下での地下冷温貯蔵までに、地上で500年間の強制冷却が必要であることが分かり、危険な地上冷却設備で500年間水冷貯蔵することを余儀なくされているが、その地上保管設備を受け入れる自治体が存在しないのだ。
原発は、本当に「トイレなきマンション」であり、ウンコの始末の見通しが全く立たない「明るい未来のエネルギー」だったのだ。
日本の原発は、現在60年に寿命を延伸しようとしているが、これも設備が安全だからではない。核廃棄物の始末ができないからなのだ。(最近、大飯原発が認可された)
原発寿命、現行と変わらぬ60年 安全規制骨抜きも 2012年1月18日
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS17048_X10C12A1EE1000/

NYのサウスブロンクスでは、危険なため住居を捨てたユダヤ人の代わりに入り込んだ貧しい人々が、上下水道の整備もできないため、空き部屋に排泄物・汚物を積み重ねたのだが、原発もまったく同じで、空き部屋に始末の目処が立たない核廃棄物を積み上げているだけなのだ。
日本政府=自民党政権が、原発の平和利用を口にしながら、実際には核兵器開発に利用しようとしていたことは、あまりにも明白である。
それは日本第一号原発である、東海第一原発の正体を見れば、たちまち分かる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
1959年、正力松太郎が導入した日本第一号原発は、黒鉛減速ガス冷却炉である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E9%89%9B%E6%B8%9B%E9%80%9F%E3%82%AC%E3%82%B9%E5%86%B7%E5%8D%B4%E7%82%89
特徴は、①軽水炉に比べて相当に発熱量が小さく、発電炉としては経済効率が悪いこと。(導入時に明らかだった)
②燃料を高濃度に濃縮する必要がないこと。(イエローケーキでも運転できるので、CANDY炉と同じである)
③使用済み核燃料にはプルトニウム239が大量に含まれ、六ヶ所村再処理工場と組み合わせて核兵器(ミサイル)開発に利用できること。
④黒鉛ブロックを積み重ねただけの構造なので、耐震性が著しく悪いこと。
熱効率は悪いが、兵器用プルトニウムを容易に抽出できることが決め手となって、正力は英国製黒鉛減速ガス冷却炉を導入した。
それ以来、日本では発電効率が著しく劣る黒鉛炉は導入されず、軽水炉だけになった。
とりわけ、黒鉛炉の耐震性の脆弱さが、日本最大級の地震地帯である茨城県にとって、恐ろしいダモクレスの剣であった結果、1998年に廃炉決定された。
以来、沸騰水型と加圧水型の軽水炉が主流になったが、いずれも、炉心圧力容器が鋼鉄(鍛鉄)製であることから、運転中の膨大な中性子に暴露されて、強度を失ってゆく宿命を避けることができない。
鉄に中性子が当たると、コバルトやニッケルなど、別の元素に変わってしまう。多くはコバルト60で、鉄の強度を劣化させるとともに、強烈なガンマ線が出ることから、耐圧容器全体がもの凄い放射性物質に変化し、手が付けられない。
https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/story/2016/06/17/4810/
上のリンクにあるように、欧州では40年を超えて稼働している老朽原発の圧力容器にクラック・リスが多発し、なかにはベルギーの原発で、加圧水型の圧力容器に1万本以上のクラックが見つかり、最大18センチもあり、これにより緊急停止されている。
加圧水型は運転標準圧力が160気圧で、もしもクラックが拡大したなら、大規模な爆発に至り、欧州全域に取り返しのつかない核汚染をもたらす。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65764511.html
日本では、炉心に試験片を入れて、中性子劣化のレベルを測定しているが、西日本の加圧式原発の多くが、脆性劣化温度が限界に近づいているといわれる。
https://cnic.jp/6471#:~:text=%E9%AB%98%E6%B5%9C%EF%BC%91%E5%8F%B7%E6%A9%9F%E3%81%AE%E5%9C%A7%E5%8A%9B,%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%86%EF%BC%88%E8%84%86%E6%80%A7%E7%A0%B4%E5%A3%8A%EF%BC%89%E3%80%82
アメリカの原発でも、事情は同じで、相当数の原発に経年劣化が迫っているとの情報があるが、日本と同じで、核廃棄物の処理方法が定まらず、もしも廃炉にした場合、放射能管理だけで巨額のコストがかかるため、例え炉心破壊の恐れがあっても、問題を先送りせざるをえない経営上の問題から、100年寿命が決定されている。
このように、核開発は文字通り「パンドラの箱」であって、「絶対に開けてはならないパンドラの箱」を、日本に原爆を落とすために開けてしまったことにより、人類は滅亡の危機に晒されている。
原発の寿命は、もちろん科学的判断ではなく、政治的判断であり、その本質は経済上の理由である。「廃炉にした方がいいに決まっている」しかし、廃炉にすれば、運転することの何百倍ものコストがかかる。
それなら、危険性を政治的に隠蔽して、成り行き任せで運転を続けるしかないという電力会社の経済判断から、寿命延伸が決定されているのだ。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-a215c6.html
以下全文引用
Finian Cunningham 2021年1月20日 Strategic Culture Foundation
設計年数を遥かに超えて老朽化した原発を稼働するのは、アメリカで、チェルノブイリや福島規模の大惨事のお膳立てをしているようなものだ。
カール・グロスマン教授はアメリカ原子力産業に批判的な有名な専門家だ。Strategic Culture Foundationとの下記インタビューで、彼はアメリカ中の原発の本来稼働寿命40年で設計された老朽化する原子炉稼働許可を、現在最高100年稼働するよう延長するという規制当局が提案している動きへの懸念を強調している。
この動きは、原発の益々維持不能な経済的側面を回復する方法として、原子力業界圧力団体が推進しているとグロスマンは言う。民間原発企業や産業を規制するはずの政府当局間の「回転ドア」関係もあると彼は指摘する。それは公共の安全の問題が、利潤促進のために無視されていることを意味する。
設計年数を遥かに超えて老朽化した原発を稼働するのは、アメリカで、チェルノブイリや福島規模の大惨事のお膳立てをしているようなものだとグロスマンは警告する。
カール・グロスマンは経歴として、ニューヨーク州立大学/ウェストベリー大学のジャーナリズム正教授も経験している。
彼は受賞した映画製作者、著者、宇宙兵器化の有名な国際専門家で、この主題で国連会議や他のフォーラムで講演している。彼は宇宙への兵器と原子力配備に反対するグローバルネットワーク(Global Network Against Weapons &Nuclear Power in Space)の(1992年)創設者、理事長。グロスマンは画期的な本「Weapons in Space 宇宙の武器」の著者。彼はメディア監視団体Fairness and Accuracy in Reporting (FAIR)の会員。
インタビュー
質問:アメリカには、いくつ原子力発電所がありますか?アメリカのエネルギー供給全体で、原子力は貢献者として衰退しつつあるのですか?
カール・グロスマン:アメリカの原子力発電所の数は最高129から今94まで減っています。原子力はエネルギー源として衰退しています。これについての核情報資料サービス: Nuclear Information and Resource Serviceの飼料がここにあります。
質問:大半の原子力発電所は、稼働年数(40年)の末期で、提案された最高100年延長の資格があるのでしょうか?
カール・グロスマン:全てのアメリカの原子力発電所は40年認可されています。大部分が、60年稼働するよう、今更に20年延長を認められています。これまでのところ、ごくわずかが、80年間拡張の延長認可を受けています。
それらに100年稼働を許すアメリカ原子力規制委員会(NRC)の考えはまだ採用されておらず、それで原発は、現時点で、100年間稼働する正式許可は与えられませんでした。
質問:規制当局の原子力規制委員会は、なぜ稼働認可を延長する処置をとっているのですか?事業者の利益ですか?儲かるNRCロビー活動ですか?回転ドア関係ですか?
カール・グロスマン:アメリカ原子力規制委員会は、実際は、アメリカ原子力承認委員会と呼ばれるべきです。それは原子力業界と、アメリカ政府の原発支持者が望むことなら何でもします。
原子力規制委員会は、アメリカで、原子力を推進し、規制するため、1946年に作られたアメリカ原子力委員会(AEC)が起源です。原子力規制委員会がウェブサイトでその歴史をここで説明しています。
(AECとして知られている)連邦機関は、原子力(核)エネルギー開発と、軍・民間利用のための使用と管理のため、1946年に設立された。
AECは、その後、1974年のエネルギー再編成法により廃止され、エネルギー研究開発庁(現在は、アメリカ・エネルギー省の一部)とアメリカ原子力規制委員会に継承された。関連情報は、我々の歴史を参照のこと。
この説明に含まれないのは、原子力委員会が廃止された理由です。原子力を促進し、規制するという二重の役割は利益相反だとアメリカ議会が結論を出しました。(ちなみに、国際原子力機関はAECをモデルに作られ、原子力の利益相反を引き継いでいる。)
それで、原子力規制委員会が規制のために設立され、最初に、エネルギー研究開発庁(ERDA)が推進のために設立されました。数年後の1977年、エネルギー省が設立され、ERDAはそれに吸収されました。
けれども、推進というAECの考え方は原子力規制委員会でも続いています。
私がしたように原子力規制委員会認可聴聞に行くだけで、これを見ることができます。「審判官」は、例外は極めてまれで、公正な客観的裁判官ではなく、承認手続きは核のイカサマ裁判です。
原子力発電所に、100年、それのために原子力をアメリカに入らせておく努力を操作することを許すであろう提案について。今アメリカで建設中のたった2つの原子力発電所、Vogtle3と4は二人に対して280億ドルの費用がかかっている、価格は上昇し続ける。
アメリカの原子力産業は、断末魔の苦しみにあり、しかも、これは最近の気候危機に対処するためには、原子力が必要だという、たわごとにもかかわらです。
原子力ピノキオは、原子力発電所は、いかに温室ガスを放出しないか言います。彼らが言いたがらないのは、核燃料サイクル-採鉱、粉砕、燃料濃縮などが、炭素集約だということです。原子力発電所自身、炭素、放射性炭素を発散します。炭素-14。
そこで、戦略は、業界をどうにか生き延びさせるために、これら老朽化した原子力発電所を稼働し続けることなのです。私は最近の論文で、原子力規制委員会が延長許可でしているのは、原発が「出力を高める」のを許すことだと指摘しました。
より多く発電するため、原発をより激しく、より熱くします。これは大惨事を招きがちです。誰が100年ものの自動車で、誰が時速130キロや、140キロで走りたいと思うでしょうか?
質問:提案された数十年もの延長を正当化する詳細な専門研究があったのですか?それとも、公的管轄を超える異様な判断、挑戦なのでしょうか?
カール・グロスマン:私が知っている唯一の研究は記事で参照したパシフィックノースウェスト国立研究所のものですが、Beyond Nuclearのポール・ギュンダーが言うように彼が原子力規制委員会の会議から引用した後、政府ウェブサイトから「消去されました」。
質問:バイデン政権が、原子力規制委員会の動きに異議を申し立てる兆しはありますか?バイデンは再生可能エネルギーの増大を語りました。
彼の政権は、原子力規制委員会による延長と原発産業全体に対して、不安を感じるべきではありませんか?
カール・グロスマン:まだわかりません。バイデンは原子力発電所のための「新しい改良された」原発支持者の現在の用語で「進歩した原子力」に賛成です。(アマ註=ビルゲイツが開発している「進行波炉」のこと)
特に今推進されているのは「高度小型モジュール式原子炉」と呼ばれているものです。
これらに関する原発推進者の全くのでたらめにもかかわらず、まだ安全上の問題があります。それらは致命的な核廃棄物を生産し続けているのです。
原子力についての大きな疑問は、こういうことです。原子力がどのように汚く、危険で、高価かについての真実に、バイデンが気付くことができるかどうかです。
大統領は原子力規制委員会メンバーを任命します。バイデンはどんな選択をするでしょうか?トランプ被任命者の現在の人は今月末に退任するので、彼は新委員長を任命することが可能でしょう。
原子力規制委員会がここで認めているように「委員会は大統領に任命され、上院に承認された五人のメンバーで構成されており、その一人が大統領に委員長に指名される」。
ここに原子力工学の長い経歴を明らかにする現在の原子力規制委員会会長履歴がある。
現在のクリスティーン・スヴィニツキ委員長は、2017年1月23日、ドナルド・J・トランプ大統領によってアメリカ原子力規制委員会委員長に指名された。
彼女は現在、2022年6月30日に終わる三期目の任期を勤めている。彼女は2008年に委員会の仕事を始めた。スヴィニツキ委員長は、州と連邦政府で、立法部と行政部両方で働き、原子力工学と政策顧問として顕著な実績を持っている。
原子力規制委員会に入る前、スヴィニツキは、広範囲な国家安全保障や科学と技術や関係する政策や構想とエネルギーと環境保護を推進するアメリカ上院職員として10年以上過ごした。
彼女は、上院軍事委員会で専門職員として勤め、核兵器、核安全保障と環境保護プログラムを含め、防衛科学、技術計画や政策の職務のため、アメリカ・エネルギー省の原子力防衛活動の責任者だった。以前、スヴィニツキはアメリカエネルギー省で原子力工学技術者として働いた。
質問:最悪の場合、安全性が陳腐化した結果、事故になった原子力発電所の影響はどうでしょう?チェルノブイリの様な大惨事でしょうか?最悪の場合、本当の危険でしょうか?
カール・グロスマン:はい、チェルノブイリや福島の大惨事は原子力発電所を100年間稼働させようする結果の好例でしょう。
チェルノブイリはソ連の設計でした。福島原発はゼネラル・エレクトリック製のものでした。(世界的に大多数の原子力発電所はGEかウェスティングハウスに製造か、設計だ。)
原子力発電所大惨事の結果は、二つの最大事故は、核暴走あるいは炉心溶融ですが、膨大です。
チェルノブイリに関しては、私がチェルノブイリ大惨事に関する最良の本の編集者ジャネット・シャーマンにインタビューしたテレビ番組「チェルノブイリ:百万人の犠牲者」がここにあります。
質問:ここ数週間、原子力発電所を含めアメリカ・インフラにロシアがサイバー攻撃を始めているというアメリカ・メディアと諜報機関の主張が新たに報じられています。
アメリカ本来の問題、ロシアのサイバー攻撃と全く無関係な原子力発電所事故のためにロシアが好都合なスケープゴートにされている気がします。それについて何かお考えは?
カール・グロスマン:もし古い原子力発電所を100年稼働させて事故が起きれば、「ロスケ」がアメリカ原子力業界に非難されるかもしれません。これらの連中は、呼吸するように、ウソをつくことを考えれば、それは想像力を越えるものではありません。
https://www.strategic-culture.org/news/2021/01/20/america-decrepit-nuclear-industry-is-inviting-disaster/
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引用以上
日本の場合、そもそも軽水炉の設計寿命は、半世紀前まで、わずか25年だった。当時は、まだ経年変化のデータが蓄積していなかったので、様子を見ながら5年間の延長が認められるが、それでも30年だった。
https://atomica.jaea.go.jp/data/detail/dat_detail_02-02-03-13.html#:~:text=%E9%81%8B%E8%BB%A2%E4%B8%AD%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E7%82%89%E3%81%AE%E8%A8%AD%E8%A8%88%E5%AF%BF%E5%91%BD%E3%81%AF30,%E9%81%8B%E8%BB%A2%E8%AA%8D%E5%8F%AF%E6%9B%B4%E6%96%B0%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%82
それを、現行の40年に変えたのは、経産相が電力各社からのコスト低下要求を受け入れたから……ではなく、実は、「トイレなき核開発」の強行により、もし廃炉にした場合、核廃棄物の処理に、あまりにも巨額のコストがかかることが分かってきたことと、処理方法が五里霧中で、まるで計画が立たなかったためだ。
最終処分は、ガラス固化体を大深度地下トンネルに非冷却収容する計画だったが、結局、固化の継続が不可能で、100度以下での地下冷温貯蔵までに、地上で500年間の強制冷却が必要であることが分かり、危険な地上冷却設備で500年間水冷貯蔵することを余儀なくされているが、その地上保管設備を受け入れる自治体が存在しないのだ。
原発は、本当に「トイレなきマンション」であり、ウンコの始末の見通しが全く立たない「明るい未来のエネルギー」だったのだ。
日本の原発は、現在60年に寿命を延伸しようとしているが、これも設備が安全だからではない。核廃棄物の始末ができないからなのだ。(最近、大飯原発が認可された)
原発寿命、現行と変わらぬ60年 安全規制骨抜きも 2012年1月18日
https://www.nikkei.com/article/DGXNASFS17048_X10C12A1EE1000/

NYのサウスブロンクスでは、危険なため住居を捨てたユダヤ人の代わりに入り込んだ貧しい人々が、上下水道の整備もできないため、空き部屋に排泄物・汚物を積み重ねたのだが、原発もまったく同じで、空き部屋に始末の目処が立たない核廃棄物を積み上げているだけなのだ。
日本政府=自民党政権が、原発の平和利用を口にしながら、実際には核兵器開発に利用しようとしていたことは、あまりにも明白である。
それは日本第一号原発である、東海第一原発の正体を見れば、たちまち分かる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80
1959年、正力松太郎が導入した日本第一号原発は、黒鉛減速ガス冷却炉である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E9%89%9B%E6%B8%9B%E9%80%9F%E3%82%AC%E3%82%B9%E5%86%B7%E5%8D%B4%E7%82%89
特徴は、①軽水炉に比べて相当に発熱量が小さく、発電炉としては経済効率が悪いこと。(導入時に明らかだった)
②燃料を高濃度に濃縮する必要がないこと。(イエローケーキでも運転できるので、CANDY炉と同じである)
③使用済み核燃料にはプルトニウム239が大量に含まれ、六ヶ所村再処理工場と組み合わせて核兵器(ミサイル)開発に利用できること。
④黒鉛ブロックを積み重ねただけの構造なので、耐震性が著しく悪いこと。
熱効率は悪いが、兵器用プルトニウムを容易に抽出できることが決め手となって、正力は英国製黒鉛減速ガス冷却炉を導入した。
それ以来、日本では発電効率が著しく劣る黒鉛炉は導入されず、軽水炉だけになった。
とりわけ、黒鉛炉の耐震性の脆弱さが、日本最大級の地震地帯である茨城県にとって、恐ろしいダモクレスの剣であった結果、1998年に廃炉決定された。
以来、沸騰水型と加圧水型の軽水炉が主流になったが、いずれも、炉心圧力容器が鋼鉄(鍛鉄)製であることから、運転中の膨大な中性子に暴露されて、強度を失ってゆく宿命を避けることができない。
鉄に中性子が当たると、コバルトやニッケルなど、別の元素に変わってしまう。多くはコバルト60で、鉄の強度を劣化させるとともに、強烈なガンマ線が出ることから、耐圧容器全体がもの凄い放射性物質に変化し、手が付けられない。
https://www.greenpeace.org/japan/sustainable/story/2016/06/17/4810/
上のリンクにあるように、欧州では40年を超えて稼働している老朽原発の圧力容器にクラック・リスが多発し、なかにはベルギーの原発で、加圧水型の圧力容器に1万本以上のクラックが見つかり、最大18センチもあり、これにより緊急停止されている。
加圧水型は運転標準圧力が160気圧で、もしもクラックが拡大したなら、大規模な爆発に至り、欧州全域に取り返しのつかない核汚染をもたらす。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65764511.html
日本では、炉心に試験片を入れて、中性子劣化のレベルを測定しているが、西日本の加圧式原発の多くが、脆性劣化温度が限界に近づいているといわれる。
https://cnic.jp/6471#:~:text=%E9%AB%98%E6%B5%9C%EF%BC%91%E5%8F%B7%E6%A9%9F%E3%81%AE%E5%9C%A7%E5%8A%9B,%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%86%EF%BC%88%E8%84%86%E6%80%A7%E7%A0%B4%E5%A3%8A%EF%BC%89%E3%80%82
アメリカの原発でも、事情は同じで、相当数の原発に経年劣化が迫っているとの情報があるが、日本と同じで、核廃棄物の処理方法が定まらず、もしも廃炉にした場合、放射能管理だけで巨額のコストがかかるため、例え炉心破壊の恐れがあっても、問題を先送りせざるをえない経営上の問題から、100年寿命が決定されている。
このように、核開発は文字通り「パンドラの箱」であって、「絶対に開けてはならないパンドラの箱」を、日本に原爆を落とすために開けてしまったことにより、人類は滅亡の危機に晒されている。
原発の寿命は、もちろん科学的判断ではなく、政治的判断であり、その本質は経済上の理由である。「廃炉にした方がいいに決まっている」しかし、廃炉にすれば、運転することの何百倍ものコストがかかる。
それなら、危険性を政治的に隠蔽して、成り行き任せで運転を続けるしかないという電力会社の経済判断から、寿命延伸が決定されているのだ。