2012年GWの関西旅行シリーズ3回目、5/3の初日の続きです。
難波から南海高野線特急「りんかん」で橋本に到着し、駅ホーム上にある「天空」指定券引換所で「天空」の指定券を入手します。「天空」は元ズームカー22000系を改造した2200系を再改造し、2200系観光列車「天空」としてかつての活躍の場所だった高野線橋本以南に戻ってきた列車です。大手私鉄としては珍しい「観光列車」であって、特急ではありません(全車指定)。車内は木材を多用しており、高野線橋本以南の線形の特性上、座席は正面か極楽橋に向かって右側を向くように設置されています。この手の改造列車だとJR九州や和歌山電鐵等の列車デザインで知られる水戸岡鋭治氏が浮かびますが、この列車には氏は絡んでいないので、遊び心満載と言う感じではありません。しかし、和の癒やしという感じに作られていて、よくぞここまで作ったなと思う列車でした。
橋本駅ホーム上、極楽橋寄りにある「天空」指定席券引換所。事前に電話予約した際の予約番号と氏名を伝えて、指定券を購入する。GWのこの日は当然、指定券売り切れである(団体客に持っていかれていた部分も多かったが)
「天空」の指定券。500円である
待ち時間に撮影した2000系ズームカー
こちらは難波からの急行列車6000系
高野線橋本以南用の車両2300系
高野花鉄道と現在名乗っているため、4編成それぞれに花の名前が設定されている。この列車は「しゃくなげ」
車内は2+1列の転換クロスシートと、観光路線らしい車両になっている(一般列車である)
側線で休憩中の2200系「天空」
先頭部の拡大
側面は大幅な改造を受けている。2258は一カ所の扉が潰されている
こちらは2208。ちょうどJR東海117系「トレイン117」のウィンディスペースと同じ形の柵が装備されている。ちなみに、「天空」は2009年改造、「トレイン117」は2010年改造で、元祖は「天空」である
方向幕
山側の窓は円く象られているのがわかる
台車。コイルバネ台車だ
側面にあるZOOM CARロゴ。路線中の最急勾配50‰を強調している。「ズームカー」とは高野線の橋本以北と橋本以南の両方に対応した17m級車両のこと。橋本以北は通勤路線として20m級車両が走行しているが、橋本以南は山岳路線であり、17m級の車両でないと入れない。58を強調しているのは「こーや」と読ませたいため
一般旅客用に2300系を併結する。ちなみに「天空」は2258が37席、2208が39席で定員76人
発車案内にも「天空」と表示される
橋本駅の駅名標。ここの標高は92m。極楽橋(高野線側)の標高は535mで、これから443m登って行くのだ
どうも天気が小雨交じりで良くなかったんだが、まあ撮影に困るほどではなかった
待ち時間中に今度は31000系「こうや」が入線。前回記事で乗車していた11000系に似ているが、橋本以南に入線できるズームカーである
発車待ちの31000系「こうや」
橋本は和歌山線の駅と共用なので、105系500番台の姿も。なんだろう、このラッピングデザイン・・・・花とか植物みたいだが・・・・
こちら6200系の急行。待ち時間が40分もあると、いろいろ見られる
側面の型式番号銘版が見えたので撮影。昭和45(1970)年製で、今年で42歳
側面の銘版。今は亡き「大阪東急車輌」製造だ
ようやく入線してきた
一番に車内に入って、まず座席撮影。2208の車内で谷側を向いた席になっている
車端部のボックス席
展望スペースの柵。もちろん、展望スペースに入るにも指定券が必要。と言うか、一般車からは入れない
分かりづらいが、山側の席は少しだけ底上げしてある。谷側の席の人で景色が見えないことが無いようにする配慮だ
2258の車内に一カ所だけ畳が敷かれている。ここはフリースペース
扉を一カ所潰した場所もフリースペースになっている
2258の運転室側は、前方を向いた座席になっている。車いすスペースもあり
車内の銘版。東急のロゴマークが今と違う
一応発車した後の写真も多いのですが、車内紹介だけで写真枚数が行ってしまったので、今回はここまで。次回は極楽橋まで行って、ケーブルカーに乗ります。
難波から南海高野線特急「りんかん」で橋本に到着し、駅ホーム上にある「天空」指定券引換所で「天空」の指定券を入手します。「天空」は元ズームカー22000系を改造した2200系を再改造し、2200系観光列車「天空」としてかつての活躍の場所だった高野線橋本以南に戻ってきた列車です。大手私鉄としては珍しい「観光列車」であって、特急ではありません(全車指定)。車内は木材を多用しており、高野線橋本以南の線形の特性上、座席は正面か極楽橋に向かって右側を向くように設置されています。この手の改造列車だとJR九州や和歌山電鐵等の列車デザインで知られる水戸岡鋭治氏が浮かびますが、この列車には氏は絡んでいないので、遊び心満載と言う感じではありません。しかし、和の癒やしという感じに作られていて、よくぞここまで作ったなと思う列車でした。
橋本駅ホーム上、極楽橋寄りにある「天空」指定席券引換所。事前に電話予約した際の予約番号と氏名を伝えて、指定券を購入する。GWのこの日は当然、指定券売り切れである(団体客に持っていかれていた部分も多かったが)
「天空」の指定券。500円である
待ち時間に撮影した2000系ズームカー
こちらは難波からの急行列車6000系
高野線橋本以南用の車両2300系
高野花鉄道と現在名乗っているため、4編成それぞれに花の名前が設定されている。この列車は「しゃくなげ」
車内は2+1列の転換クロスシートと、観光路線らしい車両になっている(一般列車である)
側線で休憩中の2200系「天空」
先頭部の拡大
側面は大幅な改造を受けている。2258は一カ所の扉が潰されている
こちらは2208。ちょうどJR東海117系「トレイン117」のウィンディスペースと同じ形の柵が装備されている。ちなみに、「天空」は2009年改造、「トレイン117」は2010年改造で、元祖は「天空」である
方向幕
山側の窓は円く象られているのがわかる
台車。コイルバネ台車だ
側面にあるZOOM CARロゴ。路線中の最急勾配50‰を強調している。「ズームカー」とは高野線の橋本以北と橋本以南の両方に対応した17m級車両のこと。橋本以北は通勤路線として20m級車両が走行しているが、橋本以南は山岳路線であり、17m級の車両でないと入れない。58を強調しているのは「こーや」と読ませたいため
一般旅客用に2300系を併結する。ちなみに「天空」は2258が37席、2208が39席で定員76人
発車案内にも「天空」と表示される
橋本駅の駅名標。ここの標高は92m。極楽橋(高野線側)の標高は535mで、これから443m登って行くのだ
どうも天気が小雨交じりで良くなかったんだが、まあ撮影に困るほどではなかった
待ち時間中に今度は31000系「こうや」が入線。前回記事で乗車していた11000系に似ているが、橋本以南に入線できるズームカーである
発車待ちの31000系「こうや」
橋本は和歌山線の駅と共用なので、105系500番台の姿も。なんだろう、このラッピングデザイン・・・・花とか植物みたいだが・・・・
こちら6200系の急行。待ち時間が40分もあると、いろいろ見られる
側面の型式番号銘版が見えたので撮影。昭和45(1970)年製で、今年で42歳
側面の銘版。今は亡き「大阪東急車輌」製造だ
ようやく入線してきた
一番に車内に入って、まず座席撮影。2208の車内で谷側を向いた席になっている
車端部のボックス席
展望スペースの柵。もちろん、展望スペースに入るにも指定券が必要。と言うか、一般車からは入れない
分かりづらいが、山側の席は少しだけ底上げしてある。谷側の席の人で景色が見えないことが無いようにする配慮だ
2258の車内に一カ所だけ畳が敷かれている。ここはフリースペース
扉を一カ所潰した場所もフリースペースになっている
2258の運転室側は、前方を向いた座席になっている。車いすスペースもあり
車内の銘版。東急のロゴマークが今と違う
一応発車した後の写真も多いのですが、車内紹介だけで写真枚数が行ってしまったので、今回はここまで。次回は極楽橋まで行って、ケーブルカーに乗ります。