與那覇潤によると、反原発運動をやっている人の中で、もともと左翼運動をしていた人と右翼運動をしていた人とが、よく喧嘩をするらしいのですが、それも日本というチームに対する考え方の違いなのではないかということです。
日本社会は「原則おおむねうまくいく社会」だけど、一部の政治家や官僚が責任を果たしていないからおかしくなった、というのが右翼。
逆に、日本社会は根本的な病を抱えていて、すべてをひっくり返して一からやり直さないとどうにもならない、と考えるのが左翼。
世界観が違うから、せっかく大同団結のチャンスが来ても、足並みをそろえて運動することができない。
先ほどの阪神の話で言うと、阪神というチーム自体はいい球団だが、その実力を活かせていないフロントが悪いと考えるか、もう日本の国内リーグのしくみそのものが根本的にだめだから、一から作り直そうと考えるかの違いということだそうです。
日本では、前者の方が圧倒的に多いので、やたらと政権「だけ」が代わるのだそうです。
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