キンラン 2016.4.24
蘭という分類学的なグループがあり、美しい花をつけるものが多いので、古くから、また世界中でファンの多い植物です。ただ日本の「なんとかラン」には分類学的なラン科だけでなく、ユリ科とか別のグループにもランのつくものがあります。共通しているのは、単子葉植物であり、かつ花がきれいなもの。イネ科やカヤツリグサ科に代表されるように、単子葉植物には風媒花のものが多く、花は「華やか」ということでいえば、そうではないものが多く、ユリ科やラン科は例外的といえます。そういう仲間に「なんとかラン」とつくものが多いのです。
キンランは全国的にも少ないのですが、玉川上水にはけっこうよくみかけます。シュンランが緑色の地味な花であるのにくらべるとたいへん鮮やかで目立つ花をつけ、高さも30-40cmあり、全体に姿が美しいという印象を受けます。ペアのようにギンランもあり、同じ頃に咲きます。
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