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工程管理でCSを高めよう3.工程管理の効果

2012年02月29日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、工程管理でCSを高めようー3.工程管理の効果、です。

工程管理は、納期管理と出来栄え管理のために行うことは、
昨日のTIO21ブログで述べたが、その効果は偏に運営にかかっている。

そこで、確実に運営することが必要だが、工程管理の効果は、
前述の二つの事だけではない。

もっと別な部分でも、工程管理の効果がある。
その一つに、現場とフロントのコミュニケーションが円滑になることが挙げられる。

工程管理の運営は、基本的に工程ミーティングを通して行われる。
一日3回から5回程度ミーティングが行われる。

この時に、作業の進捗だけではなく、部品の入荷の状況、あるいは連絡事項などが
伝えられるので、ディスコミが減る。またはなくなる。

また、メカニックも自分自身の作業の事だけではなく、他のメカニックの作業内容や
終了時間なども行程管理ボードを通して、知ることができるので、メカニック間のコミュニケーションも活発かつ円滑になる。

さらに、お客からの問い合わせにも、工程管理ボードを見ることで、即答ができるため、お客さまを待たせないで済む。
これは、とても重要なことで、即答できることで「信頼性」を高め、結果的にCSを高めることになる。

作業に変更が出て納期が遅れることなどに対しても、速やかに連絡を取ることができるので、
その面でも信頼度が増す。

何かが発生た場合、誰に何を確認すればいいのかが分からいで、右往左往するフロント事務員も
いるが、工程管理ボードを使うことで、こうしたこともなくなり、ムダな時間や気苦労を減らすことも効果に上げられる。

工程管理は、整備作業の入りと出を一元にすることになるので、今までムダ、ムラ、ムリと感じていたことが
大方なくなる。

実際の効果の確認は、導入して初めて体感できるものなので、
未導入の整備工場は、導入されることをお勧めする。導入の費用は、白板とマグネットの購入費程度だから
数万円で済む。製作は当然、自分たちで行うこと。白板用のラインテープは、ホームセンターで手に入る。

製作には、一日あれば十分だ。
出来れば、一緒に「予約管理ボード」と「代車管理ボード」も作るといい。

これらは、工程管理を行う際に関連することなので、両方ともあると便利である。
特に、予約管理ボードは工程管理ボードと一対のツールとして作ることだ。

これは、入庫量を平準化するのに役立つ。
一日の作業量を決めて、その量が一杯になるように、予約取の入庫促進をすることもできる。
あるいは、営業マンの納車管理にも活用できる。


問い合わせ先 株式会社ティオ

コメント
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