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速報、H23年度自動車分解整備業実態調査-5.従業員数も増加

2012年02月17日 | 業界動向

 

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、平成23年度自動車分解整備業実態調査ー5.従業員数も増加、です。

整備関係の従業員数は585,475人(+2.7%)と15,252人の増加だ。
このうち整備要員は、402,221人(0.3%)で、1,183人の増加であった。

整備要員の中の整備士は347,276人、整備士保有率は86.3%となった。
因みに、工場当たりの整備要員数は4.4人で、前年と変わらない。

このことから、差引14,069人は間接要員又は兼業要員ではないかと思われる。
これからの整備工場には、営業力が強く求められる。その意味では、間接要員による営業パワーをし、
トータルの営業力を強化することだ。

また、整備要員が引取・納車を行うのではなく、間接員を厚めにして、間接員が行うことで、
生産コスト(直接時間コスト)を、下げることもできる。

生産性が低い、モータース店ではこれ以上の整備要員を増やすことは、ナンセンスである。
頭数を増やすのではなく、整備技能を高めることが必要だ。

自動車整備専門学校への入学者数が減る中で、モータース店が整備要員を増やすことは
かなりな力技が必要になる。リクルートに係る費用や、一人前に育てる時間と育成投資が必要だ。

現場の若返りを考えると、35歳以下の若手整備要員が欲しいところだが、
それ以前に、現有メンバーの能力アップによって、人出不足を乗り切ることだ。

だから整備士は、1級を目指すこと。
これからは、スキャンツールを使った故障診断や故障発見が必要になる。

つまり、これからの整備は「診断士」が不可欠なのだ。
1級整備士が「診断士」に当たる。だから、整備士全員が1級整備士になる必要があるのだ。

仮に試験に不合格になっても、診断技能の基礎や重要性をしっかりと認識させることもできる。
その意味においても、全整備士1級を目指してほしいものである。

ところで、間接要員を増やす場合、男ではなく女を積極的に採用すべきだ。
女は、接客もできるし、フロントもこなせる。適用能力が高いというか、特性をもっている。

特に、最近は女性客が増えてきている。
女性客に接客するには、男よりも同性である女の方がうってつけである。


問い合わせ先株式会社ティオ

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