おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、平成23年度自動車分解整備業実態調査ー1.2年連続の売上増加、です。
先月末に「平成23年度自動車分解整備業実態調査」の結果の概要が公表された。
本調査は、認証工場の約2割を対象とし、有効回答を全事業所の約1割を対象として実施された。
平成23年度の整備売上は、前年比2.1%アップとなり、2年連続となった。
整備売上高は5兆6,021億円となり、1,152億円の増加である。
東日本大震災の影響は、ないに等しいものであった。
とはいえ、平成18年度の6兆円には遠く及ばず、基調的には回復と言うまでには至っていたいと言える。
業態別に見てみると、兼業工場を除く全ての業態で前年比プラスとなった。
専業工場は、2兆1,146億円、前年比+5.8%と大幅に伸ばした。
一方、兼業工場は5,949億円で、前年比-5.7%と、専業工場と逆に大きく落ち込んだ。
専業、兼業を合計したモータース店では、2兆7,095億円、前年比+3.0%の増加となった。
ディーラーは、2兆6,6,37億円、前年比+1.2%となった。
専業工場と比べると、伸び率が小さくなっているのは、工場数がわずかだが減ったことも原因だったのでは
ないかと推測する。そして、自家工場は2,289億円で前年比+1.6%であった。
この結果、モータース店の整備売上シェアは48.4%、ディーラーは47.5%となり、モータース店はわずか1年で
シェアトップに帰り咲いた。
概要なので、整備売上が2年連続で伸びた要因がはっきりしないが、整備工場数の増加、平均単価の上昇、
保有台数の横ばいなどが、フォローになったと思われる。
中でも「平均単価の上昇」が、大きなけん引役となったのではないかと思う。
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