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工程管理でCSを高めよう2.工程管理に必要なツール

2012年02月28日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、工程管理でCSを高めようー2.工程管理に必要なツール、です。

工程管理は、納期管理と出来栄え管理だから、これに必要なツールと言えば
整備作業の進行を表示する「工程管理表(ボード)」が上げられる。

工程管理表は、メカニックなどの関係者がよく分かるように、ボードにして
フロント事務所に掲示するといい。

これは、作業の進行状態を「見える化」することで、関係者が情報などを共有し、
コミュニケーションを円滑にするためだ。

一般的には黒板(白板)の大きさだ。
A3やB4サイズの台帳では、ダメ。これでは、個人の持ち物になってしまい、
目的を達成できない。

フロントで計画した納期が、間違いなく進行しているかを確認し、不都合があれば
臨機応変に調整するには、頭で考えるよりも目で見て直感的に判断した方がいい。

当社は、メカニックが3人程度だから必要ない、なんて思ていてはいけない。
工程管理にメカニックの人数は、基本的に関係がない。

作業を指示する担当者(一般的にはフロントマン)の頭中で、計画した作業計画を、
頭から外にだし表現する道具が工程管理ボードなのだ。

つまり、フロント担当者がいないとお客からの問い合わせにも返答できない。
イチイチ現場に行って、作業担当者に作業の進捗状況や、終了時間を聞いて返答する。

これでは、「何やっているんだ」などと、お客を不安にさせると同時に、不満を作ることに
なってしまい、CSを低下させることになる。

だれでもが、工程管理ボードを見ることで、整備作業の進捗が分かるし、終了時間が分かる。
作業が中断していても、それがどのような理由なのかも分かることで、フロント業務全体がスムースに進む。

そう、整備作業現場の状況をリアルタイムで表現すつのが、工程管理ボードなのである。
このボードには、工程カードとマグネットが付属する。

工程カードは、客とクルマの最低限の情報と、依頼事項などが記入できる用紙で、
名刺大の大きさである。

このカードを作業別に色分けしすると、一目で誰が何の作業しているかがわかる。
マグネットは、カードをボードに張り付けるために用いる。

マグネットも、客別に色分けしておくと便利である。車検は赤、点検は緑、一般整備は白、納車整備は黄色などと分ける。
例えば、会員であれば黒のマグネット、一般客は白、リース客は緑などと分ける。

その他部品待ち、出張整備、会議、研修などのマグネットを用意し、工程カードに貼り付けると、より分かりやすい
工程管理ボードになる。

整備現場の動きなどが分かるように、マグネットは増やしていくこと。
とはいっても、あまりベタベタ貼り付けると、見える化が損なわれてしまうので、ほどほどにしておくことだ。


問い合わせ先 株式会社ティオ

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