今日は、車販営業に奇策なし-4:目標意識の中身、です。
車販営業の3要素の最後は「目標意識」だ。
目標意識とは「達成欲」ともいえる。与えられた台数であり粗利益を、死に物狂いで達成する意欲は、どこから生まれてくるのか?
達成欲は、責任感から生まれる。今月の台数であり粗利益という目標は、達成することで経営計画が組み立てられている。車販営業マンは、先ずこのことを理解する必要がある。その意味で目標の達成は、当たり前のことなのだ。
そして、自分の立場を認識して仕事にあたることだ。営業は、個人プレーのように思えるが、決してそんなことはない。査定、登録、納車整備など様々に協力を受けて、一台の納車が完了する。
常に、チームプレーなのだ。だからこそ、チームに迷惑が掛からないように、自分の置かれた立場を理解し、その上で与えられた業務や目標を完全に果たすことだ。
チームワークの第一は、チームの他のメンバーの負担を増やさないこと。それでもできない場合は、チームの力を借りることである。つまり、手助けをしないで済む状態がチームワークの基本なのだ。だから、手段を尽くすのだ。これも責任感の一つである。
達成欲は責任感のほかに「人生目標」がある。人生などというと大げさになるので、キャリアアッププランとしておこう。何を経験し、いつまでにどのポジションに到達するかの目標を明確にすることだ。
キャリアアッププランに、趣味などのプライベートな取り組みも入れて欲しい。人生をより楽しむには、仕事だけではなく、仕事を離れた楽しみがなければならない。
私は、ハイキングとマンホールの蓋の収集を趣味にしている。趣味は、ストレスを発散させるものであり、人間としての幅を持たせてくれるものになる。仕事が趣味、こうした時期もあっていいが、仕事バカになってほしくない。
達成欲の最後は、「努力」だ。努力は、何にでも通ずることだが、こと仕事においては、よけい求められる。努力と書くと、歯を食いしばって、特別なことをするように感じるが、決してそんなことはない。
努力とは、凡事の徹底、挑戦する、そして自己啓発である。
凡事の徹底は、今日やるべきことを今日中に成し遂げることや、決まったことを決まった通りに行うことだ。だから、自分に負けてはならないのだ。今日中にやるかやらないかは、自分との闘いに他ならない。
挑戦も努力の一部である。挑戦とは「改善」をしていくこと。だから、自己啓発をして、自分の知識や技能を高めて、改善の必要性を発見し、改善に取り組むのだ。
次回は、車販営業として成功するには、について触れる。
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