おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、メンテナンスパックを導入する-2:商品化のポイント、です。
メンテナンスパックを商品化するには、3つのポイントがある。一つは、メンテナンス項目、
二つ目はパック料金、そして3つ目が未実施の対応だ。
メンテナンスパックのメンテナンス項目を考える時に、注意しなければならことがメンテナンス数を増やさないことだ。
どうしても販売サイドのエゴが出てしまって、あれもこれも加えてしまう。
結果的に、二つ目のポイントである料金を高くしてしまうことになる。基本的にメンテナンスパックのターゲットは、
サラリーマンである。この人たちが月額でいくら位メンテナンス費用として出費できるかを、十分に考慮することが必要だ。
したがって、料金先にありきでメンテナンス項目を考えるとよい。
例えば、月額1,500円、年額18,000円でどれだけのメンテナンス項目が組み込めるかを考えること。
当然だが、メンテナンス項目には「定期点検」は必須である。できれば、車検も組み込めれば、なお結構だ。
ただ、車検の基本料金を入れてしまうと、どうしても見た目の金額が大きくなって、最初から敬遠される懸念もある。
料金は、期間とも関係してくる。新車ディーラーのように30か月などの期間設定は、新車販売を前提にしている。
専業工場や兼業工場などのモータース店の場合は、車両販売を前提にしない期間がよい。
具体的には、1年契約とすべきだ。これを2年契約や3年契約として販売すればよい。
中古車の販売時にパックをお勧めするのであれば、2年契約を販売する。
新車であれば、3年契約を販売するのだ。1年契約にしておけば、入会時(販売時)は、
どのタイミングでもよいことになる。ここが、モータース店の特徴を出せる部分でもあるのだ。
3つ目の未実施の対応とは、契約期間中に規定のメンテナンスを実施していただけない場合の処理である。
残ったメンテナンスの代金を返金するのか、それとも返金しないのか。
私は、商品として形があるような場合、例えばエンジンオイルなどは、エンジンオイル現物を、
お届けすることをお勧めする。形がないもの、例えば、点検的なものは、点検カードを作って、お渡しすることだ。
いずれの場合も、商品やカードを持参いただければ、実施するようにしておくことが大事である。
支払ったお金の分を、きちんと消化していただくことが、更新に結びつくからだ。
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