めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

無料相談は甘い罠?

2006-11-07 | Weblog
先日友人が仕事後電話をしてきた。

彼女は薬局で働いている薬剤師さん。

今はどこの薬局でも無料相談をやっているみたいで,彼女の勤めている薬局も無料で相談を受けている。

相談と言っても,お客さんはカウンセリングのつもりで利用している事もあるし、何より相談を受ける側は,実は営業意欲満々なのだ。

彼女も,店長から薬をいろいろと勧めるように言われていて,そんなに必要でなくても,飲んで害がなければどんどん勧めなければならないらしい。

彼女は自分をお客の立場に置き換えたら、,,と、とても苦しんでいる。

無料相談は,お客さんをおびき寄せる為の罠みたいなモノなのか。薬局もボランティアでやっているわけではなく,経営を維持する為に売り上げのノルマもあるし、とにかく売り上げが落ちたとか上がったとか,彼女はもうイヤだと愚痴をこぼしていた。

確かに,サプリメントとか,健康食品とか,少しでも良いと言われる事はやりたい!って人もいるかもしれないけど,お薬となるとどうだろう?

私はカウンセリングのみを有料で行って、漢方薬の飲み方をアドバイスしたり,中医学的に健康を目指す為の生活改善を提案したりしている。今風に言うと“漢方アドバイザー”かな?

薬局などで無料相談をしているので始めは“需要があるかな~?”と不安だったが、理解して依頼して下さる方がいるので、ありがたいと思っている。

無料相談と違う利点は,“ノルマが無い”と言う事かな?

私は薬はなるべく飲まない方が良いと思うし,飲む量も種類も少ないにこした事はないと思う。

もちろん病気予防の為に少量を長期間飲む事も可能だけど,それでもやっぱり体質や体調によって微調整は必要なので、同じ薬をずーーーーーっと飲む事はあまりお勧めしない。

西洋医の医師でも漢方薬を出してくれる人がいるけど,全員が深く勉強しているとは限らないみたい。彼らはマニュアルの様な物を持っていて,それを見ながら処方箋を書いているのだ。

効き目は如何に???


どこかで雇われて働くのは、収入が安定するので安心出来るかもしれないけど,心を痛めてまで続ける必要はあるのか?と聞かれたら、、、

生活する為にはお金は必要だし,理想だけ求めていても収入が得られなければ生活できない可能性もあるし、、

難しいね

ただ,彼女が自分を責めて苦しむのはやめて欲しい

今度の休みに気分転換できる様なところへ行こうと誘ってみようかな

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