めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

うたた寝注意

2011-01-22 | 健康・養生
何度か記事にした事がありますが

うたた寝をすると風邪をひきやすいです。

知っているだけに注意しているのですが、先週末たまっていた家事を片付け終わりホッと一息ついてお茶でも飲みたいと思いつつとりあえず一休みしようとソファに横に

気がつくと30分ほど経っていました。

そして頭の痛いこと痛いこと!

やや寒気も感じます。

頭をよぎるのは傷寒病の症状…



起きている時は人体の表面を気が覆っていて防衛しています。その気を衛気と呼ぶのですが、衛気は寝ると体内に入ってしまうのです。

よって外からの邪気の影響を受けやすくなるので、外はもちろん室内にいても、起きている時は風邪をひかないような環境でも寝てしまうと風邪をひくのです。

これを防ぐにはバスタオル1枚でも被ると大丈夫なので、家族に頼んでおくといいですね。



うたた寝をして起きて何となく身体がだるい様な、寒気がする様な、頭が痛い様な…  とにかくうまく言い表せないけど身体の調子がおかしい!

と言う感じの時は熱すぎないお風呂に長めにゆっくり浸かったり、生姜とナツメのお茶を飲んだりして、汗をうっすらとかくと、汗といっしょに邪気も出て行ってくれます。

そもそも邪気に侵入されるのは身体の抵抗力が落ちている(正気が少ない)状態なので、汗をかきすぎるのは禁物! 汗と共に気も出ていてしまいますからね。


この日はあまりに頭が痛く身体もだるく、お風呂に入る事も生姜とナツメのお茶を作ったのに飲む事も出来ずだったので翌日も調子が悪かったのですが、なんとか悪化せずにすみました。



うたた寝はしようと思ってするものではないので、身近にいる人に声をかけて何か上にかけてもらえる様にしておくといいですね。



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