
製茶工場の中2階の小さな体育館のような空間には、昨日の午後、摘まれたばかりの茶葉が萎凋(水分を抜くこと)中。
この日は、曇時々霧雨という天気なので室内での作業。
部屋の中は、むっとするような温かく湿り気のある空気。
それは、赤外線と扇風機が天井から吊るされて、自動で部屋の端から端へと動いているからなのです。山奥のこんな場所でも、随分機械化が進んでます摘まれた瞬間から発酵が始まるので、茶摘からの作業は時間との戦い。
蔡さんのご主人、陳能輝さん。発酵の調整をするために使う機械です。
職人さん(この作業チームは4名)は、昨晩から仮眠しながら、萎凋の作業をしています。
茶葉の下にひいたビニールマットを利用して、一度に多くの茶葉を集めたり、移動したり。
2人一組、息が合っています。
高山烏龍茶の発酵度は25%くらいなので、この作業をどこまでするのか、茶葉や天候、出来具合を判断するのは、長年の経験によるものだそうです。
こうなったら次の作業へというのは、職人とオーナーの勘。
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