ましログ

日常と好きなものと母の自宅介護の極私的記録

バイコヌールへの誘い

2017-07-08 09:58:28 | バイコヌール 旅行
以前お世話になった
旅行会社の大陸トラベルさんから
メールをいただきました。

今年実施される
金井宇宙飛行士のロケット打上げ見学ツアーが
発表されたそうです。

真冬のバイコヌールへの旅。

いったいどれほど寒いのだろうかw

興味がありましたら
ぜひ大陸トラベルさんのホームページをご覧ください。

大陸トラベルさんはコチラ

バイコヌール旅行記はコチラ
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バイコヌール珍道中・早見表

2015-10-11 06:44:55 | バイコヌール 旅行
長々ダラダラと駄文続きのバイコヌール旅行記ですが、
過去記事だと、どうにも整理されていないので、
まとめてみました。
以下のリンクから飛んで、お読み頂ければ幸いです。

尚、以下のリンク名は、
旅行の主要な場所や名称、出来事などで表示されています。
リンク先のタイトルとは異なりますので、
ご注意ください。

ロシア渡航、バイコヌールへの旅をお考えの方はコチラへ
旅行会社の「大陸トラベル」さん
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

旅のご報告
決意
延期

●DAY 1
集合」「アエロフロート機内」「モスクワ到着」「買い出し

●DAY 2
ドモジェドヴォ空港」「チャーター機・ツポレフ
バイコヌール到着」「散策

●DAY 3
朝食と給仕さん
ソユーズの輸送」「ソユーズ発射台に設置
ミーク組立工場」「カザフの野性味
国際宇宙学校」「カザフの夕食

●DAY 4
朝のお散歩」「歴史博物館
お土産探訪その1」「お土産探訪その2
ゴロドスカヤ駅」「宇宙飛行士の並木道
記者会見」「ステキな夕食

●DAY 5
長い1日」「飛行士出発
宣誓式」「宇宙基地博物館
ソユーズ打ち上げ
あの娘に会いに

●DAY 6
さよならバイコヌール」「ユビレイヌィ空港」「モスクワ帰着

●DAY 7
ライカ犬の像」「赤の広場
モスクワで乾杯」「家に帰るまでが遠足です

終わりに


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旅の終わりに

2015-10-10 00:45:57 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (38)】


旅の一番の収穫は人との出会い。
これまで出会ったことのない様々な方と
「ロケットの打ち上げを見る」という
共通の目的を通じて
お話させて頂きました。

皆それぞれ何かしらの理由があって
砂漠の大地へ。
並大抵の熱意では
そもそもこんなトコに来ませんよねw
何かをかけて。
ちょっと仰々しい言い方ですが、
決して的外れではないはず。

皆さんとても真摯で博識。
他人への気配りや優しさにあふれ
人生の先輩として温かい言葉を頂く事も多々ありました。
明日からの生活に張りが出たというか
たくさんの笑いと元気をもらいました。


やりたいことを何がなんでも達成しなきゃ…
って、そんな旅は疲れるもの。
流れに身を任せ、今のこの瞬間を楽しめ!
余計な事は考えず、好奇心の赴くまま、
貪欲に知識を吸収し、人生をとことん楽しむ。
旅に、人生に必要な、
大事な事を、教えて頂いた気がします。

自分のペースで体験を重ねていけばいいよねw
気の向くまま、ゆるりと行こうぜ。


帰ってから数日して、
ふと届いた郵便。

油井飛行士のご出身で、一緒に同行された
川上村の皆さんから、名産品のレタスでした。
とても美味しく、父と二人で頂きました。

また数日すると、
同じくご一緒した
宇宙飛行士を目指す女の子とお母様から来た手紙。
なんと、旅の最中、バイコヌールのホテルから
送られていた物でした。

恵まれた出会いと体験に感謝。
またいつか、皆様とお会いできれば幸いです。


バイコヌール珍道中、
長々と稚拙な駄文にお付合い頂き、
本当にありがとうございました。


おしまい。

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やっぱり最後に何かある

2015-10-09 00:39:01 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (37)】



空港まで疲れて眠っている間に
あっという間にシェレメチェボ空港に到着。



入り口のセキュリティチェックで、ブーツ脱いだら
「脱がなくていいのに」
と係員にうんざりされましたが、
そんなこた~知りません。
だって後から脱げって言われると大変だものw

ツアー御一行は荷物の重量制限に
ひっかからないかと思案中。
測りを見つけて
皆でいそいそとチェックに。

私は小さいトランクだったので
その心配はなかったのですが、一応測ってみることに。
ん?
ギチギチに詰めたからか、
一部の大型のトランクの方より重いw
制限に引っかかる遥か手前でしたが、
測ってみるもんですね。
見た目に惑わされるなってことか。




チェックインを済ませて
早め早めにゲートへ入場。
出国審査と二回目の(こちらが本番の)
セキュリティチェックを済ませると、
後は免税店へ。


ロシアのかわいい、ゆるキャラ、
チェブラーシカのマトリョーシカを購入しました。
チェブラーシカのマトリョーシカ。
面白いので二回言ってみました。
それにしても、まだ買うんかい!と、
手持ちのルーブルもすっかり(スッキリ?)使い果たし
カプチーノでほっと一息。


菊地さんが「ここまで来ましたねー!!」と、
この旅一番の笑顔で、喜んでおられました。
ロシア語に不慣れなヒヨコたち御一行を連れて、
さぞかし大変だった事でしょう。
ほんとにありがとうございました。



私も「ああ、これで終わった」
よかったよかったとほっと一息…

…ついていたのを、今は激しく後悔しております。

家に着くまでが旅。
実は最後の最後にアエロフロートの機内が地獄でした。


ハンガリーからの学生ら御一行と思しき集団。
(Tシャツにハンガリーの文字)
私の後ろに座ったのが、ガキ大将だったのか、
皆ワラワラと集まってきて、大声でおしゃべり。
笑いながら、私の椅子の背をバンバンやるもんですから、

わたしゃねー疲れてるのに
一睡もできませんでしたよ!!!

隣に引率の大人がいるにもかかわらず
アイマスクして寝てる。
おおーーーい!大人よ!!!!
ハ、ハ、、、ハンガリーめえええ!


まあ元気なのは良いことだと
我慢我慢。
修行修行と、
やっと日本へ着くと着陸態勢に入ったその時でした。

アエロフロートのキャビンアテンダントさんが
ベルトをお締め下さいと席を巡回。
体勢を大いにくずされ、
盛大に「お紅茶」をぶっかけてくれました。

Nooooo!!!

旅の思い出が詰まった写真が!?
と、顔面蒼白になりましたが、カメラは無事。
代わりにズボンとパーカーがぐっしょり。
しょうがないのは分かるのですが、
謝罪の一言もなく「just tea」で終わらせるのは
いただけませんでした。
なんだろう、謝ったら損でもするの?

ハァ…

バイコヌールで運を使い果たしたということですな。
帰れた事を喜びなさいって事かもねw



入国審査も、荷物ピックアップも、税関も、
日本語の「超安心感」につつまれて
一切待ち疲れることなく、スルリ。

大陸トラベルのO氏の迎えで
最後の集合。

めいめいと固く握手をかわし
いつかまた!と
別れました。


成田エクスプレスで爆睡。
即、新幹線に乗り換え爆睡。
近鉄電車でも爆睡。
日本最高ー!
あっちゅう間に無事帰宅。


お疲れ様でございました、皆様アンド俺w



体力がないのと
胃腸の弱さを痛感。
あとやっぱ夏嫌いは、夏動いちゃダメっす。
冬がいい。
今度は日本の湯めぐりに行きたいッスw


次回へつづく。

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モスクワで乾杯

2015-10-08 00:27:27 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (36)】



相変わらず腹の調子は最悪。
しかし朝食を抜いて出発したもんですから、
どうしてもお腹は空きます。

「ユーリさん、ごめん、飯喰いてえっす」
「わかりました。大丈夫です」

と、
赤の広場からすぐのところにあるレストランへ。
昼食を頂きました。



カウンターから好きなもの取って
最後にお会計システム。

ニシンの塩漬け。
りんごのピロシキとお肉のピロシキ=焼きタイプ。
ボルシチにお好みでサワークリームを添えて。
ベリーのジュース。
これらをカウンターから取ってお会計。

ボルシチとニシンが、マジで最高でした。
りんごのピロシキなんて初めて食べますが、
デザート感覚で甘くて美味しい。
ベリーのジュースも濃厚で美味。
最後にロシア料理を食べれて、大いに満足満足でした。

ユーリさんによると
ピロシキは「焼き」が伝統だそう。
日本では、揚げたのしかないんですが、
理由はユーリさんにもわからないとのこと。
確かに焼いたピロシキの方が、
胃がもたれなくて、美味かったです。

















電車に乗って、
コスモスホテルの最寄り=ヴェーデンハー駅へ帰着。
ホテルから、
道路を挟んですぐのところにある
最後の観光地、
「宇宙飛行士記念博物館」へ向かいます。



博物館の上には仰々しい、
それはもうソ連感半端ねえ建造物が。
名を「宇宙征服者のオベリスク」と言いやす。
征服かよw
お、おべりすくって、、、
名前からも東感醸し出してんなあw
しかも全てチタン製。
かけとるなあ、お金w
ロケットが宇宙へ飛び立つモチーフと
その下には宇宙開発の歴史に関わった人間のレリーフ。

バイコヌールでも、モスクワでも、
いたるところに彫像がたくさんありました。
東感、、、いや、昭和感、、、
、、、否、20世紀感という感じで、
独特の雰囲気を醸し出してましたね。
過去が匂いたってくる、とでも言いましょうか…。
NHKの「世紀の映像」っていう貴重なドキュメンタリーがあるんですが、
あれで使われてるBGMが、すこぶるピッタリきます。
彫像見る度、その曲が、頭の中で鳴ってましたw
(「加古隆 - パリは燃えているか」って曲)



宇宙飛行士記念博物館に入って、
写真撮影OKの料金をお支払い。
腕に紙製のリストバンドが巻かれます。





展示はすごいんですが、
バイコヌールで散々体験したからか
もうお腹いっぱい。

ユーリさんのせっかく訳してくれる
説明文の翻訳も右から左w
「ユーリさんごめん!疲れちゃったw」
















お土産買おうと売り場に行くと
店員さんがいない。
お昼休憩かなと時計を見ると
もうとっくに過ぎている。
最後もやっぱりロシアクオリティw
「開くのは遅く、閉まるのは早い」

ユーリさんも大層ご立腹。
ロシアの商売っ気のなさは、
もうちょい改善した方が良いとの意見に
激しく同意されてました。
やっと戻ってきた店員さんに
ロシア語でキレ気味のユーリさん。
目が怖いw


早めに戻って、預けた荷物をピックアップし
BARでユーリさんと乾杯。
ユーリさんお酒が大好物だそう。
ほどほどにねw

「ロシアで自由旅行は難しいみたいですね」
と聞くと、
「ビザの関係をクリアすれば問題ない」
らしいです。
ロシアの友人を作るのがミソらしく、
メールのやり取りなど、
友人関係を証明せねばならん、との事。
ううむ、やはり難しいのでは?
じゃあ、ユーリさん友人になってください、と
メアド交換&記念撮影。
最後のモスクワ観光も、大満足で無事終了と相成りました。


一人では食い切れない量のピザに
悪戦苦闘する同行さんと菊地コマンダーに合流。
おすそ分けを頂きました。

「Lサイズがまるまる来るとは思っていなかったのですね?」
「その通り」

だそうです。
別動隊の同行さんもツアーを終えて戻ってこられ
集合時間の午後3時と相成りました。


菊地コマンダー、
ユーリさんの手を借りて、
空港への車を手配。
無事到着した車に荷物を積み込み、
一行は空港へ出発いたしました。


ユーリさん、お子さん、奥様と共にお幸せに!


次回へつづく。

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美しい=赤

2015-10-07 00:14:56 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (35)】

ライカ犬のモニュメントの前で
手を合わせたあとは
近くの「ペトロフスキー公園」を少し散策。
再び、ジナモ駅に戻りました。








公園の深緑が、とても心地いい。
ライカ参拝の前は
朝の通勤ラッシュだった人通りも
落ち着いてきました。






この日は曇り空で風が強く、ともすれば寒い。
パーカー着たり脱いだり、温度調整が難しかったです。
ガイドのユーリさんもTシャツ一枚だったのを激しく後悔w


ユーリさんは
とても真摯な方で、知識も豊富。
話もはずんで、
息子さんと奥様の写真を拝見。
仲睦まじいロシアの家族の風景。
この幸せものめ!


電車に乗って次なるは
赤の広場へ。






昨年訪れたロンドンの地下鉄とよく似ている。
エスカレーターが長~いっす。
日本のように段階つけてじゃないので、
ズドーンと一気に潜っていく感じが、
アトラクション感満載。
体感的には、
東京メトロ大江戸線ばかりって感じw



駅ナカはロンドンより素敵。
ヨーロッパ調。ロシア調でしょうか?
装飾されてて、
雰囲気ありまくりです。








何度か乗り換え、駅に到着。
エスカレーターを上って、外に出ると、
そこはもう観光地。
めっちゃ広い。
土地余りまくっとるな~って感じ。




赤の広場の「赤」は、色を差す言葉じゃなくて
「美しい」という意味だそうです。
なるほど、確かに美しい広場、、、
というよりリアルディズニーランドってな印象。
東側なのにねw



右がクレムリン。
(城壁って意味らしいので、モスクワ以外にもクレムリンはあります)


左がグム百貨店。


中央が聖ワシリイ大聖堂。


「いろんな文化混ざり過ぎでしょ!」
って感じの半端ない雑多さ。

特に聖ワシリイ大聖堂のお菓子感が凄いッス。
ロシアと言えばこの教会というくらい、
写真でもよく見ますけど、
イッツ・ア・スモール・ワールド
in ディズニーランドだよなあ、どう見てもw
なんで?
冷戦してたんでしょ、君たち。



どこまでも続く石畳、
赤いレンガの壁、
ニュースで目にする風景に、
これぞモスクワ、
近くて遠い東側の重鎮か~と感慨たっぷり。



若かりし頃、パックスアメリカーナを訪れた事もあって、
米ソ冷戦の舞台を制覇したど~、獲ったど~!
と、何を獲ったのか皆目検討もつきませんが、
最終日もやっぱりテンションMAX。

アメリカは「デカイ」って印象で、
ロシアは「広い」って感じ。


ユーリさんの勧めでぐるっとクレムリンを一回り。

川沿いのクレムリンが、
これまた情感たっぷり。






モスクワは大都会。
人も車も、とても多い。
けれど、日本とは桁違いの広さ。
人と人とがぶつからない。
ATフィールが守られる適度な距離感w

なので驚いた事に、人酔い全然しませんでした。
イライラしない。
ゴミゴミしてない。
やっぱ日本って、狭い国なんだなと実感。


次回へつづく。

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ライカ

2015-10-06 00:18:50 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (34)】



本日はツアー最終日。
いよいよ日本へ帰ります。
しかし貧乏症なので、
最後まで予定を詰め込んでおきましたw


午後3時までの自由時間を
モスクワ観光に。
イエイ!



モスクワも、ビザ取得の関係で
まだまだ気軽に来れる感じじゃないので、
観光しとかなきゃ損損w
(体調悪いんだから休みなさいよw)



ユーリさんという日本語の達者なガイドさんに連れられ
目的地をまわります。


ユーリさんは日本の古代史に興味があって
日本語をはじめたそう。
歴史を勉強するには原書にあたらねばって事で
日本語を勉強。
現在はフリーで企業間の通訳をされてるとの話でした。
日本人より日本の事に詳しいッス。
すげーなあ。





まずは、モスクワでぜひとも行きたかった
「ライカ犬のモニュメント」に参拝。


この慰霊碑の事を知ったのは
前回のツアーに参加された方のブログ。
慰霊碑までの道のりも
大陸トラベルさん通じて
丁寧な地図で教えてくださり、
見事念願かなって訪れる事ができました。
この場を借りて御礼を。
本当にありがとうございました。



1957年11月3日にスプートニク2号で、
宇宙に飛び出した最初の生命、ライカ。

「クドリャフカ」というのが正式な名前で、
写真で見るとちっこくて、愛くるしいメス犬。



ライカってのは
北部ロシアの猟犬全般の
総称だったらしいのですが、
偉業がニュースになった際に
ライカ犬という名称が使われ、
その名が定着したとの事。

打ち上げられた当時
帰還させる技術はなく、はじめから片道切符の旅。
一週間宇宙で生存させられた後、安楽死させる予定でした。
実際には、
ストレスと断熱機構のトラブルによる船内気温の上昇で
打ち上げから5~7時間後には
亡くなっていた可能性が高いそうです。
博物館で宇宙船の模型を見ましたが、
ほんとに小さい。
こんな中に閉じ込めらて、宇宙に行ったのかと
胸が締め付けられました。



当時でも動物虐待と言われる程の過酷な旅。
その犠牲を偲んで
ジナモ駅から徒歩5分ほどの場所にある
軍事医学研究所敷地内に
功績をたたえたモニュメントが建設されたそうです。








人間の宇宙飛行が可能かを検証するため
繰り返し行われた、犬たちによる実験。
多くが無事に生還を果たしましたが、
事故などで亡くなった犬もいます。


昔、私の実家では一匹の犬を飼っていました。
15年ほど元気に暮らした家族です。

大人になってからは、家を出ていた為、
ほとんどかまってやれず、
最後の1年ほどは介護が必要な状態。
母と父が懸命に世話していました。

母を介護して初めて
その犬の苦しみと、
世話する母と父の思いを知りました。
ほんとに人間様の勝手なこと、、、ですね。


この旅で素晴らしい経験をさせてもらえたこと。
生かされているという感謝の思い。
特定の信仰心があるわけではないですが、
安らかに…と
手を合わせました。


ライカ様、
うちの犬はそちらで元気でしょうか?


次回へつづく。

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Back In The Moscow

2015-10-05 00:46:59 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (33)】



夕方5時にバイコヌールを出国し、
夕方5時にモスクワに到着。

昨日から続く長い1日、
まだまだ終わらせてくれません。

この長ったらしい駄文にどれだけの人がおつきあい頂いていることやら。
ほんとすいません。


またまた長い列に並ばされての入国審査。
無愛想な係のお姉さまに
「チケット出せ」
と、怒られる始末。
たどたどしい英語で
「いやいや、チャーターだから、
 そもそも もらってない」
「どっから来た?」
「ユビレイヌィって書いてあんでしょ。
 天下のバイコヌール。え?知らない?」
とチキン野郎全開で説明していると
やおらパスポートを突き返されゲートOPEN。
なんだったんだ?
そうか、ここはバイコヌールではないのね。
優しかったホテルの給仕さんはいないのね、
アタリがきついわ~、モスクワさんw




無事荷物もゲットして、外に出ると
「ぬお!す、涼しい!」
中央アジアとは全然違う。
ヒンヤリ。上着が欲しい。

ロシアのガイドさんや、石油王とお別れ。
ガイドさんとは締めの挨拶が感慨深かったですが、
石油王はいつのまにやら消えていました。
ううむ、
最後まで謎であったw

さらにはロシア通の同行さんが
一人旅にノブゴロドに向かわれるので
ここでお別れに。
ロシア情報をいろいろ教えてくださり感謝。


ワゴンタイプの車で
一人減った日本人ツアー御一行。
言葉少なに外の景色を眺めたり、
疲れて眠りこんだりしているうちに
最後のお宿「コスモスホテル」に到着。



ゲートをくぐると空港ばりの
セキュリティチェック。
「え?なんじゃこれ?」
ロビーに入って驚愕。

「ひ、広っ!」







一つの街みてえに
お土産屋、バー、レストラン、両替屋、自販機が並んでおる。
そりゃ警備も厳しくなるってなもんです。
ロビーのすごさにテンションあがっておったのですが、
部屋に入るとこれまたびっくり。

「ちょ、ぼ、ボロいやん。少し狭い、、、かしらね、ははは」



団体客を多く収容するホテルで
部屋数はすごいんですが、
ちょいと年数経ってるみたい。
水の出も悪く、しかも浴槽に貯めてみたら

「き、、、黄色いw」

断水したり、お湯が出なかったりと
ロシアの水事情は、
あまりよくないと聞いていたので
旅行前はすっかりビビっていたのですが、
初日のミランホテル、バイコヌールのスプートニクホテル共に
非常に綺麗で、全く問題なく、
すっかり忘れておりました。

砂漠の楽園から都会に戻って、
魔法も溶けてしまったのかしら。
いやいや、贅沢は言っておれません。
散々いい目を見てワガママになっていたんですな、きっと。
反省w


皆でホテルの中華屋に行き、
ツアー最後の夜を打ち上げ。
油井飛行士のご出身=川上村の副村長に
大変ご馳走になりました。
ありがとうございました。


部屋に戻って、即寝。
さすがに何もしませんでした。
夜中目が覚める事もなく、
目覚まし鳴るまでグッスリ。


ねえ、1日って何時間?
うん、48時間だよ。
昨日から続く長~い一日が
ようやく終わりを迎えましたとさ。


次回へつづく。

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砂漠の本性

2015-10-04 00:37:37 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (32)】



見慣れた砂漠の風景もこれで見納め。

空港までゆるりとバスに揺られ、
気づいたら眠ってしまってました。



ユビレイヌィ空港に到着したのは、
来た時同様、たくさんの人。
観光客と飛行士の家族、
報道関係者と各国の宇宙関係者。

出国審査を待ちますが、
いっこうに始まりません。

砂漠の日差しが強い。

どうした?
ユビレイヌィ。

やっと始まったと思ったら、
やはりと言うべきか、
なかなか進まない長蛇の列。

建物の中に入っても
空調はそもそも無いのか
しごく蒸します。


入国の時はスムーズにいったもんですから、
皆心配してなかったのが仇に。
体調を悪くして座り込む方も。

みんなして
うんざりした表情で汗だらだら。
打ち上げ後の陽気な気分もどこかへすっ飛んでるw

ほうほうの体で審査を終え、
ようやく機内へ。
やっと涼し、、、、くない!!!!
嘘やん!?

機内は灼熱地獄。

え?クーラーあるよね?
回ってねえ~~~~~。
エンジンかけなきゃ、動かないの?
なら、入国時に強引に換気してくれた
非常扉開けてほしいんスけど、、、って閉まってるやん!

機内に人が全員乗り込んでから
荷物の搬入をやってたそうですから
逃げ場なし。
見るにみかねたのか、
どういう風の吹き回し、否、気分屋かよ!
非常扉をやっと開けてくれるも
すぐさまクローズ。
何がしたいねんw
関西弁もそら出るわw
あ、そうか、やっと飛ぶのか?
・・・・・
飛ばねえ!!!
なんなんだよ、開けといてよ!

風が回らないので、呼吸もなんだか苦しい。
空気が薄い。
手元にあったラミネート加工の
非常時の説明ペラ一枚を
うちわ代わりに扇いでみるも
気休めにしかなりません。

考える事は皆一緒のようで
一斉にペラペラペラペラ…
うるせーっwww

申し訳程度に配られた
水と氷一粒が泣かせます。
ぬるい。
とてつもなくぬるい。
ホテルから万が一と持参した
ペットボトルの水も底をつく。

長い1日の疲れで眠たくなっているのか、
はたまた熱中症で朦朧としているのか、
何が何やらわからずに遠のく意識。
ああー、はやく、か・え・り・た・・・・
グオオオオオン
あやうく三途の河が見えそうになっていたところ、
やっとですよ。
どれだけ待ったであろうツポレフ、、否、ケアレスの離陸。

これでやっとクーラーが効き、、、
、、、はじめなかったのです。
しばらくはw
飛んでから30分くらいかかったでしょうか。

いやあ、最後の最後に
砂漠の怖さを思い知らされました。

行きと同じく料理も豪華で美味しかったのですが、
あまり食せず。

生命力を本気で試されるバイコヌール。
満身創痍で帰路につきましたとさ。


次回へつづく。

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ダスヴィダーニャ

2015-10-03 00:24:56 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (31)】


ソユーズの打ち上げを生で見て、
ホテルに帰着。

疲労感はいつの間にか吹き飛んで
興奮と安堵と多幸感満載w
次の集合まで6時間を切ってましたが
眠れるはずがない。



バイコヌールでの本拠地
スプートニクホテルのルームナンバーB5にも
別れを告げる時間が迫りつつあります。

早速、荷物の整理。

思った以上に土産買いすぎw
配置に絶賛苦戦。

バイコヌール初日にお店で買った
カザフのビールを捨てるには忍びないと
腹の調子も最悪でしたが、
一人打ち上げ。

飲みやすいカザフビール。

酔いも回って
夢の中にいるような浮遊感が続く。




強烈にお腹も空いてきました。
早朝5時を回ったので
これ幸いと一人、
ホテルの朝食バイキングへ。

恋をした
あのカザフ美女の給仕さんに再会。

スクランブルエッグとベーコンを注文。
クレープと共にたらふく食す。

給仕さんに未練タラタラ、
電話番号を聞けなかったのが悔やまれますが、
断腸の想いで部屋へ戻ることに。
ダスヴィダーニャ、給仕さん。
次会ったら、結婚してください!




やっと訪れた睡魔と共にベッドへダイブ。
はたして起きれるのか?という心配をよそに
気合があればなんとやら、
深い眠りでリフレッシュ。
目覚ましで、きっちり起床。
一時間ぽっちですけどね



ドッキング中継を上映する
市内ホールへ向かいます。

同行さんから、
「ソユーズの太陽電池パネルが
 片側しか開いてない」
という気になる情報。
打ち上がったからって終わりじゃない事を実感。






市内ホールの中は空調がないのか
ムンっとした蒸し暑さ。
外で涼んでいた方がいくぶんマシ。
席に着くとすぐに
無事ドッキングが完了しました。
よし!
宇宙から送られてくる
ステーションとソユーズの映像は
あの日TVで見たまんまの白黒。
パネルはドッキング時に何故か開いたようです。
何事もなくて本当よかった。




ソユーズとISSの気密を一定にしたり、
準備に時間がかかるので、
クルーがハッチオープンして、
画面に登場するのは90分後。
なので、一旦ホテルへ。
普通はここで朝食。
しかし私はすでに喰らってしまったもんですから、
部屋で横になってグッタリしてました。

眠れば確実に遅刻…と今度は起きてましたが、
荷物もつめちゃったし、何もすることがなく、
ただぼんやりと天井を眺めてました。
何にも考えずに時間が来るのを
ひたすらぼ~っと。
けれど寝てはダメ、ゼッタイ。
結構長いね、90分ってw






再び市内ホールへ着くと、
ほどなくしてハッチオープン。
拍手がわきます。

宇宙にいるクルーと
ホールの後ろにいる家族さんが、会話しております。
地上と宇宙との交信って
ナンダコレ…
ものすげー事が、しれっと行われてる。
日常過ぎるわw




待つ間、
TBSのスタッフの方と菊地さんが談笑。
非常に興味深い話を横で聞けました。

「そうは見えないけど後輩です」

と、わざわざ菊地コマンダーの注釈付き。
(あ、すいません、書いちゃいました)

一線をくぐってきたプロフェッショナル。
けれど威圧的な素振りは一切ない。
非常に陽気な方でした。

今回の中継スタッフはその方含め、
たった二人との話。
「二人で中継!?」
と、菊地さん驚愕。
後輩さんは
「そういう時代になったんですよw」
と、かつての先輩に、
得意げに答えてて、微笑ましかったです。
いいなあ、戦友って感じが。


打ち上げ時の実況で
ご自身のしゃべってる声が
ロケットの爆音で掻き消され、
聞こえなくなった、、、
と話されてたのがとても印象的でした。

我々は
そんなすごい音を浴びてたんですね。


宇宙からの交信も終わり
バイコヌールのイベントは
全て終了。
後は空港からモスクワへ。


ハラショー、スバーシーバ、
あーんど
ダスヴィダーニャ、バイコヌール!


しかし地獄はここから始まるのです。

次回へつづく。

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