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歴史を知る

2015-09-21 01:56:57 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (19)】



お散歩の後は全員集合。
バスに乗車して
町の成り立ちを知ることができる
歴史博物館へ。

珍しい展示も多く、
皆、猛烈な勢いで、
カメラをパシャパシャ。
ガイドさん苦笑いw







あこがれのソコル宇宙服と初対面。
青のラインが渋い!









帰りには、
バイコヌールに来て、
初めてお目にかかった
おみやげをゲット。

ロシアは商売っ気がないと言われてるそうですが、
確かに、そうかも。
専用の売り場、、、という感じじゃないですね。
単なるオフィスの一室に通され
展示品を一人一人指差し、
ストックを出してもらって購入。。。
なので、やたら時間がかかる。


御一行のお土産に対する執念は
常軌を逸しておったようで
血気さかんに次々注文。
ガイドさん、ドン引き&呆れ顔w




次に向かったのは
大陸間弾道ミサイル事故による
犠牲者を弔った慰霊碑。
ガイドさんも同行して、皆で参拝。




慰霊碑は二つ。
1960年と63年に起こった事故。
2件共、同じ10月24日に悲劇が起こった為、
それ以降、その日に、ロケットの打ち上げは
絶対行われないとの話でした。




1960年の事故について、
ガイドさんからは、
さらっと概要の説明だけ。
なので、
菊地コマンダーが気をきかせ、

「こちらの慰霊碑は、ネジェーリンさんという
 トップの人の無茶な計画で起こった
 人災と言われているそうです」

と、補足。
さらに気を利かせて、

「ネジェーリンさんのお話は
 彼が詳しいそうですので、話して頂きましょう」

と、
同行の方に説明を促しました。
が、、、おや?
同行の方、なにやら顔面蒼白。

「いや、さすがに本人のお墓の前で、悪口を言うのはちょっと…」

そらそうだw
バチが当たっては元も子もありませぬ。
菊地さん、事の重大さに気づき、大慌て。
結果的に、凄まじい無茶振りをかましたことにw

結局、別の同行さんからの指摘で
ネジェーリンさんの名前は、
慰霊碑には無さそうとのこと。
バチは当たらないですよね、きっと。

それにしても船長、
お茶目すぎますw


多くの方の犠牲の上に
今日の宇宙開発があるということ。
二度とこのような悲劇が起きないよう
歴史を知るのは、とても大事な事だなあと
神聖な気持ちになりました。

事故で犠牲となられた全ての方に
謹んで哀悼の意を表します。


次回へつづく。

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