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日常と好きなものと母の自宅介護の極私的記録

長い一日

2015-09-28 00:48:21 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (26)】

(記事も長いよ、ゴメンなさい)



いよいよ今日は
ロケット打ち上げ!

少し観光して、昼飯喰らったら
6時間の空き。

夜に再度出発して
宣誓式と博物館見学。
打ち上げは翌早朝3時。
そこからさらに6時間の空き。
朝には、ドッキング中継を見に行って
ホテルをチェックアウトして
空港へ向かってモスクワへ。


2日を1日で過ごす気分。
空き時間をどう過ごすかがカギとなる
と~っても長い一日。


なので連日の睡眠不足。
時差ボケボケ。
腹下しまくりの私には、
正念場。


集合は遅く11時前。
朝食も食わずギリギリまで寝ていたのに、
全く回復してねえ!
しんどいw
そして眠いw
なんでやね~ん!!!



まずはバイコヌールの市場へ。
蚤の市ですな。
市民生活を垣間見つつ
土産物探索。
生鮮食品や日用品が数多く、
観光客向けのものは、あんまりない。
そりゃそうだw
すんげえ広くて、
与えられた時間30分は
あまりにも少なすぎ。

なんとかバイコヌールの木彫りの熊、、、
ならぬ、ラクダにロケットが合体した粘土細工。
宇宙飛行の記念コイン。
クリスマスツリーにかざるような
手製のかざり、宇宙柄。
などなどをゲット。
観光客感まる出しw
買い食いとか、したかったんですが
腹の調子が悪いのでスルー。

バイコヌールというか、カザフなのでしょうか?
ラクダが象徴的なモチーフとなってました。
滞在中は、一度だけですが、
バスの窓ごしに遭遇。
地元奈良の「鹿」みたいな扱いかしら?



バスに乗って次なる場所へ移動。
何やら「団地の一室」に連れていかれました。
何々?
どうしてこんなとこに連れてこられた?
わけも分からず部屋に入ると
御一行の表情は一変!

ロスコスモス(ロシア連邦宇宙庁)グッズが
これでもか!と並べられておりました。

ロゴが入った衣類が豊富。帽子やバッグにタオル。
作りもしっかりした公式グッズ、、、
なのか確認はしておりませんが、
一行の戦闘態勢はボス戦並みに(でんでんでんでん♪せふぃろ~す♪)

菊地コマンダーも思わず、
「最初にこういうトコ連れて来てくれればいいのに」

ツアー側のツボ外しまくり感に呆れ気味。
確かにおっしゃる通りw


衣類のタグ見ると「52」とか「54」とかのサイズ表記。
S寸、M寸とかじゃないのね。
46がSサイズ、48がMサイズなんですが、
あんまり見当たらず。
ロシアの方々、やっぱ大きいのね。

上下セットになった衣類には
「54&180cm」なんて表記も。
んん?
ああ、XLサイズで
身長180cmの人用ってことか!
試着せんでも良いショッピング・スタイルなのねw

狭い部屋に、大人数が押し込まれ
これでもかと大量に飾られた土産と
大乱闘スマッシュブラザーズする御一行w

時間もないとくりゃあ、皆汗だく、必死の形相。
こわいよ顔が!
会計のおばさまも息あがってるw
観光客の恐ろしさを
ここでもキッチリ、お見舞いしておきました。




全員が出てくるのを階下の入り口で待ってると、
見知った顔の女性。
美しいワンピース姿のカザフ美女。
なんとホテルの受付嬢のお姉さんでした。
「はーい」と笑顔で声をかけられ、
俺、思わずにんまり…。
したり顔。(←キモチワルイ)
やばいやばい。
ん?
電話番号聞いときゃよかったー。
激しく後悔。
日差しが強いわあと
喫煙スペースで一服したあと
昼食会場へ。


サラダはあまり手をつけず、
鶏肉とマッシュポテトのメインを
がっつり頂きました。
うます。

昨日に引き続き、2度目のクワスに挑戦。
なんと味が全然違う。
さっぱりしていて美味!
自分に合うクワスにこんなに早く出会うとは
思ってもみませんでした。

昼食後は夜に始まる本番までの空き時間。

徒歩で町歩きに向かった方々が羨ましかったですが、
さすがに持たないと、
断腸の思いでコマンダーらと
タクシーに分乗してホテルへ。

バスは夜に向けてお休みする為、
バイコヌールのタクシーに初乗車。
ってかあったのねタクシー。
あっという間にホテル到着。
ほんの2、3分で着いちゃいました。
これなら歩いてもよかったなw

しかしまあ、
タクシーの運転の、荒い事荒い事。
ホテルまで飛ばす飛ばす。
ってか、降りた後もドア半開きで猛スピードで発進。
あやうく同行さんが轢かれそうになってました。
生き急ぎ過ぎ、タクシーのあんちゃんw
150ルーブル、300円ちょっとをお支払い。



ホテルのドアを開けると別のグループ。
おお!若田宇宙飛行士ではないですか。

今回飛ぶ油井さん家族のサポート係として
NASAから来られたそうです。
菊地さん曰く
相当気を張って、細やかなケアされてるとの事。
さぞかしお疲れでしょうからと、
ドアを開け、ホールド状態で、
通られるのを待機。

気づいた若田さん、 シュタタタとやって来て
逆にどうぞどうぞと、ドアをホールド&促し。

いやいや日本の宝に仕事さすわけにはイカンです、どうぞどうぞ。
いやいやそんな大丈夫です、どうぞどうぞ。
いやいや
い~やいやいや
いや、え?あ、そうですか、それでは失礼して。
ん…?
ま、、、負けたあああああああ!

疲れた顔なんぞ微塵も見せない精悍なお姿…
いやオーラに
「どうぞどうぞ負け」してしまいました。
低姿勢にも程がありますw


宇宙飛行士の適正ってこれなのね。
どうぞに決して甘えない。
疲れない。
諸君、それが宇宙への道につながるのだ!

私にゃ無理っすw


次回へつづく。



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