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報道の現場

2015-09-26 00:30:22 | バイコヌール 旅行
【バイコヌール 珍道中 (24)】




重たい機材を抱えてカメラマンが猛ダッシュ!
続いて、機材を持たぬ記者が悠然と中へウォーキング。
ラストは我々観光客。

バイコヌール DAY2 のメインイベント
「宇宙飛行士の記者会見」
その会場へ向かいました。


中は人数に比してめちゃ狭。
当然ですが、
人がごった返し。
観光客は総じて
プレスの皆さんの後ろで立ち見。

って、
おやおや~?

いつのまにやら、
そこは、プレスが座る席じゃないの?という
前のイス席に鎮座する石油王。
隣の記者と話してます。
おいおい、どんな魔法使ったのよw


個人的には、
油井さんの会見を見るより、
熱気あふるる報道関係者の動向に興味が…。
テレビの裏側を覗き込んでる感じで興奮しておりました。


新聞記者と思しき方々は、
会見一切見ないで、耳を研ぎ澄ませ、
ひたすら内容をメモって速記していたり、、、



カメラの外付けマイクが後ろ向いてるけど、
場内のガヤでも録っとるのかしら?
飛行士はマイク通すから、スピーカー狙いかしら、、、とか。



見るもの全て目から鱗。

一番面白かったのが、
カメラマン達の勝敗の行方。

ベスポジを確保する為の
熾烈な場所取り争いは、
観光客が中に入った時点で
すでに終わりを迎えておりました。

敗戦したカメラマンは
重い機材を手に右往左往。

その際、勝者の三脚を引っ掛けて行くもんですから、
倒された方はイライラして睨みつけまくり。
いやむしろこれは故意?
嫌がらせかよw

カメラマン達の鬼気迫る表情は
とても印象的。
これが現場ってやつねwktk




忘れちゃいけないのが、
我らが菊地コマンダー = 元TBS!
なので
いろいろ質問。

カメラマンの場所取り戦争に負けない為の
極意、
菊地流秘伝の奥義
「照明熱射隙間攻め」
を伝授して頂きました。
一体全体、どこで使うのやらw


25年前にTVで見た印象と変わっていたので、
違う場所ですか?と質問。
したら、同じとの答え。
ロシアもNASAにならって
照明を変え、見栄えよくしたそうです。
どうりでだいぶ印象が変わっていたわけだ。

あのガラスの向こう側に菊地さんもいたんですね。
すげえや。


気になっていたのが、
会見前に入ってきた情報。

ロケットのコンピューターに不具合が発見されたとの報道。
ロシア宇宙庁側は「すべて順調」と否定したそうですが、
会見のスタートが押しに押した為、
やっぱ影響あるの?ここまで来てダメなの?
なんて若干ヤキモキ。

打ち上がるまで
何が起こるかわからないのが宇宙開発だそうで
腹くくって会見に集中いたしました。



油井さんは英語、ロシア語、日本語で
同じ内容を丁寧に説明されており
とてつもなく真摯。
すげー骨が折れるなあ、宇宙飛行士って。



先輩の若田飛行士への尊敬の念。
お父様と、亡きお母様、
奥様とお子さんや、スタッフ、そしてクルー達に
感謝の気持ちを述べられてました。
どんだけジェントルなんですか、油井さん!



会見は無事終了。
若干人の多さに酔いましたが、
報道現場の裏側を垣間見、
こうして記事が作られていくのね、、、
家政婦は見たぁ!状態で、
一人ほくそ笑んでおりましたとさ。


次回へつづく。


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