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日常と好きなものと母の自宅介護の極私的記録

恋する惑星のミッドナイトでぶっとばせ

2018-07-05 03:34:36 | 日記
深夜3時から夜が明けていくまでのつかの間の自由。
1日の中で最も好きな時間だった。


だったと書いたのは
夜更かしが非日常だった
10代の時の話。
夜はとても長かった。


今は母親の介護で
夜9時から朝9時まで起きているので
何の感慨もない。
あっという間に時間は過ぎてゆく。

食べて寝ないと体力が回復しない。
規則正しく、早めに思いっきり寝たいのじゃ!
つくづく夜は寝るものだと痛感する
初老まっしぐらw
要するに深夜なんて日常になってしまったからだ。


世界にひとりぼっちという寂しさと、
何でもやってやんぞという青臭い万能感。

空が明るくなるにつれて
日常が戻り、
つかの間の自由な時間はおしまい。

そんなちょっと感傷的になれる
特別な時間が好きだった。



今のようにネットが発達してなかったので、
ぼーっとするか、物思いにふけるか、ラジオを聴くか、
深夜のテレビで流れてる名前も定かでない映画を見るかして
その時間を過ごしていた。


そんな時に偶然テレビで見たのが
表題の「恋する惑星」と「ミッドナイトでぶっとばせ」。


金城武が金髪のヒットウーマンとホテルに入るも
彼女は爆睡してしまい、
仕方なく深夜テレビを見ながらルームサービスをたらふく食う。
何もすることなく明け方ホテルを出て
誰もいないグラウンドで、もやもやを払拭するように走る。

キアヌリーブスが憧れのあの娘を取り戻す為に
ひとけのない深夜のスラムを奔走、
度胸とハッタリで死線をくぐり、
あの娘の居場所がわかった時
夜がようやく明けてくる。

前者は切ない恋の物語。
後者はおバカな若者のハッピーコメディ。


テーマもストーリーも全然違う映画だけれど、
あの特別だった時間は
とても魅力的に描かれている。


ものすごくきれいな青色で明けていく空と
走る主人公。
その先にはきっと魅力的なあの娘がいる。



若かったんだなあw


コメント
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