ましログ

日常と好きなものと母の自宅介護の極私的記録

ロンドン滞在記・早見表

2014-12-30 01:02:35 | ロンドン 旅行
長々と書いた「ロンドン滞在記」ですが、
過去記事だと、どうにも整理されていないので、
まとめてみました。
以下のリンクから飛んで、お読み頂ければ幸いです。

尚、以下のリンク名は、
旅行の主要な場所や名称、出来事などで表示されています。
リンク先のタイトルとは異なりますので、
ご注意ください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

急告
旅のご報告
旅行記のご挨拶
ロンドン観劇チケット購入について

●DAY 1
税関~ホテル」「はじめての夕食

●DAY 2
地下鉄」「カムデン・マーケット」「100クラブ

●DAY 3
ウィンザー城」「ロニースコッツ

●DAY 4
ホテルが、ガス爆発」「涙・サッカー観戦を断念
キャンベイ・アイランドについて

●DAY 5
お土産」「ダブリンキャッスル PUB ROCK

●DAY 6
ウェストミンスター」「コヴェントガーデン
ロイヤル・オペラ・ハウス

●DAY 7
アビーロード」「衛兵交代式とスリ」「セントポール大聖堂
ラフトレード」「アルバート・ホール

●DAY 8
スタッフォード・ロンドン・ホテル」「赤バス
アフタヌーンティー」「ナイト・バス・ツアー

●DAY 9
イングリッシュ・ブレックファースト」「さらばロンドン


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さらばロンドン

2014-12-29 03:21:47 | ロンドン 旅行
「ロンドン滞在記26」



空港へ向かう際、少し寄り道をして
ANAヨーロッパのロンドン支店に立ち寄りました。

ツアーでのあれやこれや
助けて頂いた日本人スタッフの方に挨拶。
ハイアットホテルのガス爆発の事故証明など
今後の事を話し
無事帰路につきました。


しきりに

「これに懲りずにまたロンドンへ」

とスタッフの方は言っておられました。

「もちろん!次は大人で優雅な旅をしに来るぜ」

と胸に誓いました。



日本人スタッフの方は
15年程ロンドンに滞在しているとの事。

言葉も流儀も何から何まで違う異国文化。
観光旅行とは比較にならない程大変な
仕事をしているスタッフさんの凄さ。

少し理解できるくらいには
経験値を上げることができたかな。
否、できていればなあと
そんな事を思いました。



タクシーにてヒースロー空港へ。

降りる際、
アクシデントならぬ
最早楽しみにしてるのではないかという
ちょっとした事件。

「領収証ください」
「(無言でカキカキ)」

女性ドライバーから手渡された領収証は
解読不可能な、汚いにも程がある文字www
おいおい、最後まで突っ込みどころ満載だな。
まあいいか、と

「あ、おつり結構です」
「え?」
「どうぞ。キープ、ざ、ちぇーんじ」
「マジ?あ、ちょっとお兄ちゃん待って。その領収証、書き直すわ」

待て待て待て、待てーい!
書きなおされた領収証…超キレイ。
読めますw
チップをはずまんと、領収証に悪意を込めるって(- -;)
人間ができとらん!
はあ。
ちょっと露骨すぎてオモロイけどさ。


悪意にやられていた旅の始めとは違い
面白いと感じるようになったのは
はたして成長と呼べるのでしょうか?www
まあ、タフに成らざるを得ない
もう後は日本へ帰るだけやし
と、いった所でしょうか。


出国審査は入国の時ほど
難しいことはなくスンナリ。
事前に聞いていた通り
とは言いつつも
靴もコートも脱がなきゃいけなくて
審査の厳しさは
英国の方が上でした。



お土産を買い足し
ゆっくりお茶をして
定刻を少し過ぎ
飛行機は出発いたしました。



さらばロンドン!


ベリーハードモードのゲームを終えたような
そんな気分。

ANA機内の日本人と日本語説明に
やっとこさ精神が弛緩した
弟と私。

が、

今回の旅にして最大の事件が待っていようとは。
もう何も心配する必要がない。
だって日本の飛行機だもの。
え?
飛行機のトラブル?
ちがう。
病気?
ケガ?
ガス爆発よりもすごい事件?
なんだそれは?
はたして
その事件とは…



……
………
…………兄弟喧嘩w


最後の最後に何やっとんねん!です。マジで。
そうなんです。
絶賛喧嘩…
というか
ガチ喧嘩をしてしまいましたwww

機内でヒトっコトも口を聞かず
二人とも映画見続けるだけ。
羽田着後も黙りこくって税関通って外へ。
最後に微妙な顔で一応握手。
「じゃあ」
別れはそれだけwww

いや全く何をしとったんや、です。
成長できたなんて大嘘。
タフでも何でもなく
二人共たいへんに無理を重ねて疲れまくってたのね、と。
これを書いてる今だから言えるのですがw
ただただ反省。

お互い精一杯やったし
言いたい事ぶちまけて
膿を出しきって遺恨を残さず
旅を終えられたから
いいじゃないか!いいじゃないか!

電話で無事仲直りを終え
心残りのサッカー観戦へ向け
イタリア旅行の資金を貯めなければ
なんてことを計画しております。


再び父と二人
母の介護生活が始まりましたが、
この旅の経験は
自分におおらかな気を持つ大切さを
教えてくれたように思います。

立てた計画必ず崩れる
それもまた
計算の内…フッ


余裕を持ちたい2014年も年の瀬。

感謝と共に。
よいお年を。



おわり。



風のその先へ
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イングランドな三角関係♥

2014-12-28 02:45:05 | ロンドン 旅行
「ロンドン滞在記25」


日本へ帰るこの日になってようやく
ホテルのレストランで朝食を取ることに。

いつもは早朝出発か、
食べてる時間がないか、
もう午後か、
といった感じだったもんですから。

席についてすぐ
「部屋にあった、朝食予約カードに記入した圭爺でごわす」
と伝えると
「それはルームサービスの朝食だよ」
と言われました。

「なるほどココでもまたやらかしたか…」と
部屋に戻ろうとした所
案内してくれたお姉さんが
こっちのレストランで食事できるようにしますよと
嫌な顔ひとつせず、予約を変更してくれました。

旅につかれた身に
笑顔で「大丈夫よ♥」
なんて事を言われると
その気はなくとも、、、でございますw

この女性にはぜひとも
ミス・スタッフォードの称号を授けたい。(←何様)
黄金の髪が見目麗しく
美人というか、かわいらしい顔立ち。
笑顔がステキすぎる。

サンキュー、
あんど
結婚して!
ミス・スタッフォード♥♥♥


ま、

そんなこんなで
大変に感謝をして
無事イングリッシュ・ブレックファーストを食しました。




スクランブルエッグとベーコンは普通においしく
イングリッシュ・ブレックファースト・ティーも美味。
ソーセージも塩気がええ塩梅。
極めつけはオレンジジュースがとてもうまい!


イギリスの食は難ありでしたが、
どこで買っても
ジュースだけは
本当においしかった。

日本じゃほとんどみかけなくなった
つぶつぶ入りのオレンジジュースは
フレッシュで美味しく
毎日飲んでました。


ただまあ前日の夜
ルームサービスにて
腹八分目ならぬ
腹十二分目くらいに
しこたま喰らったものですから、、、

せっかく美味いのに…
お、お腹が…
一杯です、安西先生!!!

あきらめたら試合終了はわかるんですが、
は、入らないんです。
残したくない。
でも無理。
なんで最終日になって朝食初体験なのよ!
てか毎日これで良かったじゃんよ!
毎日麗しのミス・スタッフォードに会えたのにー!
バスケがしたいです、安西先生(T T)


後悔先に立たず。



泣く泣くチェックアウトした後も
出発するには時間があり、
紅茶を頂きに再びレストランへ。

というかミス・スタッフォードに会いたかっただけw

ほんと
最後まで素晴らしい給仕サービス
親切丁寧でしたよ
ミス・スタッフォードは。

お会計の後
「また明日もくるの?」
「いえ今日、日本へ帰りますねん」
「そう、残念。気をつけてね」
「お世話になりました」
なんて会話が成立したような
しなかったようなw
ロンドンで乾ききった心が
MP最大まで瞬時に潤った事
マジサンクスっす。
てか、結婚はよ!

時は無情に鐘を告げ
ロンドンでの恋は、はかなくも。


無事帰路へついたわけでございます。




あ、余談を少し


英語がわからなくとも
表情だけで読み取る
英国ホテルの給仕さん達の内実
家政婦は見た!

ジャジャン♪

朝食のゴタゴタを気前よく処理してくれた
ミス・スタッフォードですが

その際

前日アフタヌーンティーを振る舞ってくれたイケイケ青年、
エスパニョールくんと

何やら大変揉めているご様子でした。


ミス・スタッフォードもエスパニョールくんも
レストランの給仕係としては
中堅のまとめ役ポストなのでしょう。

給仕の場での
お客さんへの取り仕切り方について
言い合いを繰り返しておりました。


朝食の最後に見た二人のやり取りは
とんでもなくムクれた顔をして「フン!」とばかり
両者共スタスタと反対方向へ。
まるでコントのようでした。


で、
朝食の続きが
チェックアウトを終えてお茶している時に
続けられておりました。


新たに登場したのは
落ち着いた雰囲気をまとう初老の紳士。

上司。

というか上司でしょう、たぶんw
ここまで含めて英語がわかりませんから、表情と憶測だけで書いてます。


その上司らしき紳士の前で二人は横並び。
しばらくしてスッキリした顔のミス・スタッフォードは去ります。
後に残ったエスパニョールくんは納得がいかない様子。
落ち着いて論理的に正す感じの上司(たぶん)
エスパニョールくん、
かなーり
フテクサレておりました
…というわけ。


仕事のやり方で争う中堅ポストと諌める上司。


勝手に妄想してただけかもしれませんが
言語がブラインドされてるからこそ
表情のひとつひとつが目に飛び込んでくるのかも。

なんにせよ
仲良くね。




つづく。


(いよいよ、というか長々とすみません。ロンドン滞在記、次回完結です)
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雨が降ろうとも

2014-12-27 01:56:33 | ロンドン 旅行
「ロンドン滞在記24」

娯楽の中心地、オックスフォード・ストリート沿いから
政治の中心地、ウェストミンスターへ
さらに司法の中心地を通って
経済の中心地、シティへ
夜のロンドンの町並みを
テムズ川沿いにバスでめぐる

「シー・ロンドン・バイ・ナイト・バスツアー」

が、
最終日の夜のメインイベントでした。


ただし
この日は結構な雨。

一階に座ると窓が曇ってよく見えん。
最後だし。
ええい!二階に座ろう!
と座ったが最後。

だって二階はふきっさらしで
空いてんだもん!



まあ考えてみりゃそうです。
バスツアーなんだから
景色を眺める為に考えられた設計だもの。
雨の日に乗る方が悪いw

1時間半のバスツアー中
寒さと雨にやられ
ロンドン名物の霧にもやられ
視界が全然よくない夜景ツアーwww



いやもう寒くて寒くて
風邪ひくわ!
最後まで気を抜かせてくれないぜロンドン。






ただ天候は最悪でも
様々な事を経験した後、
ロンドンを総括する意味では
地下鉄で個々に向かった場所ひとつひとつが
ひとつの線として、道筋として
きっちりつながる感じがして
大変に感慨深いものがありました。








雨でウェットなウィンター。

winterの語源が
イギリスの冬場、雨が多くてウェットになるからから来てるんだよと
ソースの定かでない情報を父が教えてくれましたが、、、
間違っていたらごめんなさい。
ネットは不確定な出処の定かでない情報であふれておるので
お気をつけを。(←調べろよw)


ロンドンの天候について少し。

我々が滞在したのは11月中旬から末にかけて。

晴れ時々雨
なんていう日本じゃ見たことない予報マークもあったりして
なかなかロンドンは面白い。

飛行機がヒースローに降り立つ際
モクモクした雲が延々続いていたのを覚えています。
国内を飛行機で移動する際に見た雲模様では
お目にかかった事がない感じ。

北海道より上のはずが
暖流の影響で温かい。
というより、
もっと寒いはずが、それにしては…
という注釈付きの温かさという事でしょうか。

なので普通に寒いは寒いw
東京の1月、2月くらいの寒さ。
羽田に帰ってきたら、暖かいなーと感じたのを覚えてます。

で、日が暮れるのも早く
夕方4時から5時の間に真っ暗になってました。

雨はしとしと一日中続く日もあれば
パラパラ時折小雨降って、すぐやむとか。
曇天はデフォルト。
曇天好きとしては大変満足。
最近日本の異常気象と言われているスコール風の土砂降りは
一度も経験しませんでした。

で、乾燥していると聞いておったのですが、
父の言う通りと言えるのか、、、
そこまでピキピキお肌が軋む感じはありません。
雨が多いせいというのは本当かも。

日本に帰ってきて
深夜外へ出て一服、雨降ってるなあ、、、
って時にふと気づいたのが、
あ、これロンドンにいた時に似ている
という感覚。
あるいは記憶でしょうか。

疲れてホテルに帰って、寝る前にドアの前で一服。
雨がしとしと降る中、
明日はトラブルありませんように。
生きて日本に帰ろう。
そんな事を思っていた旅先での自分を思い出しました。



というわけで
凍え死にそうになりながら
ハイテンションだけで乗り切ったバスツアーが終わり
部屋にて例の如しのスーパーで買った夕食。

明日帰国する為の荷造りを終え
空きっ腹がおさまらなかった私は
何やらルームサービスが出来るぞ!という事も
最終日になってようやく発見。

もう怖いものはないとばかり
フィッシュ・アンド・チップスと
バーガーを注文し
腹いっぱい食べて就寝と相成りました。



こうなってくると
ああ、もう帰るのか…(´・ω・`)ショボーン
という気分。

人間の感情って
都合よすぎ。



つづく。

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アフタヌーンティー で優雅に

2014-12-26 00:11:40 | ロンドン 旅行
「ロンドン滞在記23」

赤バスの二階席で
日本では見ることのない景色の
写真を撮りまくった後、
ホテルへ戻った我々。

ここでようやく
観光客らしい食を頂きました。


アフタヌーンティーです。


英国来たなら一度は体験しなはれ~。
ガイド本にも必ず紹介されている
紅茶タイム。

予定にはなかったのですが…
なにやらガイド本によると
滞在先のスタッフォード・ホテルが
ロンドンで一二を争う
紅茶の美味しさとのこと。

ほんまかいな!?
でもやるっきゃない!


そんなこんなで
ホテルのレストランへ。

ピリッとしたスーツでデキル男然とした
小柄のウェイターさん。
雰囲気でエスパニョールくんと命名しましたw
…に案内され
暖炉近くのソファに。



そうです。
暖炉あるんです。


このように燃えてるっす。

部屋にも同じスペースあるのですが、
もしかしたら言ったら付けてもらえたのかなと
ちょいと後悔。

暖炉がただ燃えてるだけの動画(1時間)を
ぼーっと見るのが好き、
いや、こよなく愛してる!
ので
願いが叶ったとホクホク。

暖房とは違って
ポカポカあたたまる。
というか近すぎると熱いwww

さてさて
そうこうするうち
注文していたアフタヌーンティーが始まります。


エスパニョールくんは
ギラギラ仕事できるぜ、俺イケてるぜオーラ満開で
紅茶をつぎにきます。

「こちら紅茶になりまーす!」

さらにギラギラした面持ちで

「これが英国のトラディーショナル・スタァーイル。
 ザ・あふたぬう~~~~ん・ティー!!!!
 サンドウィッチ、あーんど、
 自家製ジャーム、あんどクリ~~~ム、あんどスコーン!
 さらには、ケーキだ!どーでい!」

とこちらを持って参りました。



サンドイッチのパンがパサパサなのは
ロンドンのデフォルトとわかっておったので
これはまあ食べますわな。
上のお菓子は甘いにもほどがある感じ。
多少は頂きますわな。

そこからがやはりガイド本に載るだけのことはある。

中段に鎮座する
スコーンとクリーム、自家製のジャム!
パクつき喰らう程
大変美味しゅうございました。
うまい!
アフタヌーンティー最高ー!
優雅だあ~zzz



柄にもない高貴な気分、
はたまた、艦これの金剛さん気分で
アフタヌーンティーを満喫いたしました。

ちなみに
弟はイングリッシュ・ブレックファースト・ティー
私はアールグレイを頂きました。
紅茶の違いがわかる程
ダバダ~♪な大人(注:コーヒーのCM)ではないので
「普通に紅茶」
としか記憶にありません。
3段トレイの記憶にかき消されているw


久しぶりに落ち着いて
暖を取りながら
甘いものと美味しい紅茶で
ぼーっと流れゆく時間。

この旅の総括や
人生のあれやこれや
ゆっくり話ができました。


隣でも同じように
話に花を咲かせながら紅茶を楽しむ方
ビジネスの会合中の方など
大人なヨーロピアンが多数。

あくせく名所を回るのは素人だぜ!
優雅に「時間」を楽しむ
それが大人の旅さ。フッ
最後にして
まさか旅の楽しみ方を間違ってたのか!?
と二人して大爆笑。



違いが全くわからない男、
圭爺でした。




つづく。
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バスに乗って

2014-12-25 00:08:30 | ロンドン 旅行
「ロンドン滞在記22」


ほとんど予定も消化したし
ゆっくりしようよ、最後くらい。
というわけで
午後までホテルに引きこもって
遅め遅めの出発と相成った最終日。




一度もバスに乗ってないから
バスに乗ろう。

パンクファッションの発祥地
ヴィヴィアン・ウエストウッド・ワールズ・エンド
へはバス移動せなアカンから好都合。
見に行こうということになりました。


まあここでも
計画通りに進まない旅の洗礼は
しっかりございましたがw



実はワールズ・エンド
しっかり
閉まっておりました。

というか店の前に
絶賛
囲いがしてあって
有名な逆回転の時計も半分しか見えず。

まあ、こんなものよね。

何が起こるかわからないから旅なんだ!
…にも最後にしてすっかり慣れた我々。


印象的だったのは
むしろ
初体験のバスでのこと。


ロンドン名物の
赤い2階建てバス。


実は地下鉄を降りてから
乗るバスがわからず、まごまご…




するとそこへ
停留所で座して待つ
老淑女に声をかけられました。

「あなたたちどこ行くの?教えたげるわ」

スリ未遂が思った以上に足をひいていて
始めどうしようかと思案。
え?我々?
声をかけておられる?
ん?
いや、あのう、、、だ、大丈夫と思うんで、
え?

「そこのあなたよ!!教えてあげるから、こっち来なさい」

「あ、はい。すいません」
と、
恐る恐る地図を見せ、
ここに行きたいと停留所の名前を告げようとした所

「びゅ~ふぉ~と、、、あい、うぉんと、、、おー、ぢす、びゅ~ふぉ~と」
「びゅ~ふぉ~???ああ、ボーフォート・ストリート駅ね」

発音が違いました。

顔を赤くして
「おー、ろんぐ、みすていく、なるほどね。ボーフォート駅っちゅうのね。いえすいえす」
必死に取り繕っておると
新たに参戦したのは
隣にいた初老の紳士。

「ボーフォートなら19番か、319番だね」と

お二人共、別に夫婦ではないのですが、
何番行きのバスに乗りなさいと
電光掲示板を指さしながら
親切丁寧に説明して下さいました。

ほんまに無茶苦茶助かりました。
ここで改めて感謝を。
ありがとうございました!




お二人をお見送りして乗り込んだ
ボーフォート・ストリート行きの赤いバス。
オイスターカードでタッチ・アンド・ゴーした後
二階へ。





市民の足ですから
ロンドンの皆さんには迷惑でしたでしょうが
「赤バスだぜー」
なんて3歳児のように
はしゃいでしまいました。
楽しかったwww






日本に来ている異国からの旅行者にも
何か困った事はありませんか?
の声掛けをしよう。
そう決意。

思えば地下鉄で混雑の中、降りる際の「Sorry」や「Excuse me」
店で物を買う時の「Hi」の挨拶。
ありがとう、ごめんなさいと
きちんと口にする優しさと礼儀正しさは
日本の「おもんぱかって」精神とはまた違って
ロンドンの魅力の一つじゃないかなと思います。
一声かける、言葉にする大切さを学ばせてもらいました。


一言の大切さが身にしみる。
長生きしてね
老紳士、老淑女。



つづく。

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しんどくさい…

2014-12-24 00:12:32 | ロンドン 旅行
「ロンドン滞在記21」


ハイアット・リージェンシーホテルから
例のガス爆発で移ったホテル

The Stafford London

旅の後半滞在したこの
「スタッフォード・ロンドン・ホテル」について少し。


因縁のハイアットは
アメリカン・スタイルのホテルだったので
我々日本人が想像する
よくあるシティホテル、ビジネスホテル形式。
これはこれで勝手知ったる雰囲気で
よかったのですが…

移り変わったスタッフォードは
初めて経験する
ヨーロッパ・スタイルのホテルで
実はこれ
大変嬉しい誤算でした。



外観も赤レンガ調。
ロンドンの町並みに
威厳ある佇まいで溶け込んでおります。


ハイアットはでかいホテルなので
ベルボーイやフロントマンと目を合わす事なく
コミュニケーションはほとんどなかったのですが、
スタッフォードは
必ずドアマンがドアを開けてくれ、
「ハイ!」とか
「あふたぬ~ん!」等と
笑顔でやり取りする事が多かったです。
なんだか特別な気分。
これぞヨーロピアンと
観光客気分丸出し。


入口は小じんまりと整えられており
フロント受付を通って、
レストランを抜けると
裏口というか
中庭に通じております。
一旦外に出るのですね。

中庭を出てから
滞在部屋に行くのですが、
一部屋一部屋外に面しているので
喫煙者にはこれ幸い。
ドアを開けるとすぐ一服ができるのが
大変ありがたい。

なんたって英国では
室内全面禁煙ですから。
寝る前に一服しようものなら…
察しがつくでしょうw




ダブルベッドになってしまった点を覗いて
部屋の内装は贅沢な作りで最高!
ハイアットより数倍広く、
綺麗だし
快適だし
ヨーロピア~ンだし
ずっと引きこもっていてもいいくらい。

ドアを開けると
石畳と整えられたガーデニング
レンガ調の建築ごしに
ロンドンの曇天 or 雨空を眺めながら
リフレッシュできる!ってなもんです。



日本人の滞在者には向き不向きもある
ヨーロッパ式の格式の高さと聞いておりましたが、
(悲しい話、人種の違いで部屋をわけられる差別なんかもあると聞きます)
ハイアットが宿泊費を持ってくれたからか
こちらのホテルでのアクシデントは一切なく
無事最終日まで快適に過ごせました。


快適すぎて
最終日は昼まで寝てしまい
ルームメイキングのスタッフさんに
「君ら、今日何時に掃除したらええのん?」と
聞かれる始末。

英語に不慣れな者にも
英国流を強いてくる忙しい街ロンドンに
疲労困憊の我々でしたが、
この国の優しさにも少し触れさせてもらえたような気がします。


あ、そうそう。

ある日、部屋で靴を脱ぎながら、
弟と明日の予定を話している際
「あー、しんどい」
「あー、めんどくさい」
この2つの感情が入り混じり
言葉を発した結果

「しんどくさい」

という、新たな日本語を発明しましたw

何それ?極限状態すぎるわwww
と二人で爆笑。

新語発明できたのも
スタッフォードのリラクシンな雰囲気のおかげwww

感謝。



つづく
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アルバート・ホール にて歌謡ショー

2014-12-23 00:11:24 | ロンドン 旅行
「ロンドン滞在記20」

予定を詰めに詰め込んだこの日
最後のイベント。
ビートルズや、ジミヘンなんかも演奏した事で有名な
ロイヤル・アルバート・ホールに行ってきました。




円形のホールで
外観もさることながら
内部は本当に美しい。

オペラハウスとは違って
気軽に皆が音楽を楽しむ場所として
また日本の武道館のような
演奏者にとってはひとつの夢
そんな場所なのかなあと
訪れる事ができた感慨にふけっておりました。






オーケストラが聞きたい!ということで
選んだ演目は…
というか、日程的に演目は重視できずに
行ってみたい「場所重視」でこの日も選んだものですから
どんな内容なのかは事前にわからず。

オーケストラって書いてあるし
クラシック聞けるんちゃうの?
たぶん、、、、
という感じだったもので
始まってみたら少々面食らいました。


客層は
ご老人の夫婦がほとんど。
若者はほとんどおらず。



確かに
オーケストレーションの演奏ではありましたが、
クラシックでは全くございやせんでした。

ハリウッドの映画音楽を
豪華なオーケストラの生演奏と歌でお送りする
NHK夜のヒットパレードならぬ
BBC夜のヒットパレードでした。


まあ、アルバート・ホールに来れたし
いうてもプロの演奏者の完璧な演奏だし
演目にこだわるのは
またゆっくりこれた時に、、、と
雰囲気を楽しみました。


オペラハウスの
肩身の狭い
物音ひとつたてるな!感とは真逆の
開放感あふれる雰囲気。
お客さんの心から楽しもうの姿勢に
ヒットパレードやるじゃん
とほっこり。


開演前に、前の席についた紳士が
「わし体が大きいから、君が演目を見れなくならんよう小さくなってるから、許してや」
なんて一声かけて座られまして
ジェントルだなあ、ビッグ紳士よ。
と、これまたほっこり。

幕間になり、再び
「大丈夫やった?見れたかい?楽しんでる?」
どこまでジェントルなのよ、ビッグ紳士。


最後まで楽しみたかったのですが、
この日のいいから詰め込みまくったスケジュールで
疲労困憊の我々。
幕間の間に
ハーゲンダッツのバニラアイスとサンドイッチを喰らって
帰路についたのであります。

「楽しんでるけど、もう帰らなアカンねん。いい夜を」
とビッグ紳士に言えなかったのが悔やまれる。

ごめん。
ビッグ紳士。


つづく。


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ラフトレード にてレコードを

2014-12-22 00:03:40 | ロンドン 旅行
「ロンドン滞在記19」

セントポール大聖堂で癒やしを得た我々。
次に向かったのは
「ラフトレード」というレコードショップ。



老舗レーベルとして
また老舗レコード屋として有名なラフ・トレード。
そのイースト店に行ってきました。

道中の道がよくわからず
降りた駅から
タクシーに通りの名をつげ
向かってもらいました。


あちらのタクシーの運転手さんは
ロンドンの全ての通りを覚えているそうで
住所を告げるだけでOK。
ほんまかいな?と
疑っていた事はここで平に謝りたい。

ちゃ~んとラフ・トレードに連れていってくれました。

ちょっと裏路地っぽい所にあり、
周りは怪しげな店舗が並びます。
何でも新進気鋭のアーティストが運営するお店が多い地区だそうで、
オドオドとオタク気質丸出しで怯えながら店の中へ。




ところがどっこい
店内は非常に広く
HMVやタワレコと変わりありません。
古巣に戻ってきた感で
ゆっくり品々を物色。

中古はあんまり見当たらず、新譜が多数。

レコードを数点、
姉さん夫婦とお子様へのラフ・トレードTシャツを購入。
お土産を入れる為のトートバッグも購入して
何事もなく
歩いて駅まで帰りました。


ロンドンは
降りる駅、地区によって
その姿をガラリと変えるようで。

東京とよく似ているなという
感想を持った理由のひとつ。

狭い街中にいろんな文化が混在して
いい街とは呼ぶには語弊があるかもしれませんが
「面白い街」という印象でした。

活気にあふれ、人の足並みも早いので
弱小の我々には体力と精神力が足りてなかったですが。
見るべきものは沢山あります。


ロンドン、面白いよー。


余談ですが、
ホテルに着くと
ベルボーイ君に声をかけられました。
私が持つラフトレードのトートバッグを見つけ

「俺、そこでDJやってるぜ!」
「え?マジ?冗談でなく?」

なんて会話もありました。
ホテル滞在客で
ラフトレードのバッグを持っているのがめずらしかったのか
フランクに笑顔で話しかけてきてくれました。

が、
悲しいかな
昼間スリ未遂を経験していた為
あまり愛想よく返事する事もできず
突然の英語に警戒する始末。
部屋に戻る際、彼がサムズアップを送ってきたのに
笑顔で返すのが精一杯

よく考えれば
ホテルのベルボーイなんだから
何も害はないはずなんですが、、、


精神力なさすぎる、、、


つづく。
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セントポール大聖堂 500階段を上がる

2014-12-21 00:16:06 | ロンドン 旅行
「ロンドン滞在記18」

スリ未遂のショックで
ホテルにて少し休憩を取った我々。

この日はまだまだ予定がたくさん。
気を取り直して、、、
というか、
取り直す気なんてもう全く残ってねえよ!

磨り減りまくった精神力を酷使して
重いのか軽いのかも定かでない腰をあげます。


電車でセントポール大聖堂へ向かいました。




ウェストミンスター寺院が王室にとってゆかりの深い教会なら
セントポール大聖堂は市民に縁の深い教会。

2つを対照的に見比べて
なんてこともガイド本には載ってましたが
有名なんでしょ!
行くっきゃないでしょ!と
観光気分丸出し。


駅を降りるとウェストミンスターとは全く違った
経済の中心地、金融街シティの雰囲気に
少し襟を正す心持ちに。



観光客よりもビジネスマンが多く、
たいていタバコのポイ捨てで埋められているロンドンの石畳ですが、
ここはほとんど見当たらず舗装されて綺麗なアスファルトでした。

さすがシティ。(←言いたいだけ)




中に入ると
受付の女性が日本語を勉強しているんですと
懐かしい我が母国語で話しかけてきてくれました。

先ほどのスリ未遂の一件で披露した我々のMP(精神力)が
ぐんぐん回復していった事は言うまでもありません。

セントポールの女神よ、ありがとう。
お綺麗でした。

オーディオガイドの配布係のお兄さんも
日本語のオーディオを、と言うと
「アリガトゴザイマス」と笑顔で答えてくれました。

「おお、なんと。悪意の後に待つ善意の施し」

教会だけに
勇者一行の回復ポイントに
なっているのかもしれませんね。
(我々は勇者でも何でもありませんが)



観光地としてだけではなく
現在も市民の教会として日常的に使用されているからか
開放感あふれ、来るものに威圧感を与えない
優しい教会というイメージでした。

ちなみにセントポール大聖堂は
バロック建築様式の建造物で
ロンドン大火事の後、クリストファー・レンによって建造とのこと。
ま、ここらへんはガイド本をご参照あれ。

何しろオーディオガイドを借りたはいいものの
実は見学中、聞かずじまい。

疲労していた事もあって
この教会の説明を聞く気にあまりなれず。

それよりも
実際に座ってゆっくり眺めて目に焼き付けよう
そんな気分になっておりました。


どこからともなく聞こえてくる音楽。
祈りを捧げる人々。


中でも
地下のフロアにあった
小さな教会が居心地良く
40分程ぼーっとしておりました。

地下なので窓もなく
壁の白色灯が優しく教会内を包んでおり
信仰心のかけらもない私ですが
とても神聖な気分にさせてもらいました。

介護の事、父の事、この先の事と
この旅のあれやこれやにも思いを馳せ、
少しばかり気分を落ち着ける事ができました。


と、
神聖な気持ちにさせてくれるだけでなく
アトラクション的要素もあるセントポール大聖堂。

教会の階段をあがって眺めるロンドンの景色は絶景
ただし500段以上あるよ!
との事だったので挑戦してみる事に。


俺たちはまだやれるのか?
やれるのか?俺達よ
と、
決意したはいいものの
想像以上にこれがしんどい。

大聖堂内部を見下ろせる
ささやきの回廊までは257段

さらにシティの町並みを見下ろせる
石の回廊までは119段(間違ってたらごめんなさい)





ラスボス金の回廊まで
極狭の階段を上がること152段。
下からは実に528段登って到着。

息も絶え絶えとはこの事。
帰ったらジョギングでも始めなきゃと
体力の衰えを痛感しました。







しかし本当に素晴らしい眺め。
ロンドンが一望でき、
いやはや絶景かな、絶景かな。

上からの眺める異国の街の全容は
小雨降る中ではありましたが
最高の一言でした。



つづく。


(↓絶景は、こんな感じでした。クリックして拡大…をぜひどうぞ)

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