ましログ

日常と好きなものと母の自宅介護の極私的記録

旅日記 まとめ

2028-10-13 20:51:04 | 日記
これまでに訪れた旅の記録です。
 
それぞれのリンク先に記事一覧がありますので、
さらにそこから個別の記事へ飛ぶと読めます。
 
お時間ありましたら、見て頂けると幸いです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
活動していたバンドのミュージックビデオもあります。
こちらもご覧頂ければ幸いです。
 
The mushroom monkey - skygazer / ザ・マッシュルームモンキー「スカイゲイザー」 MV
 
 
 
 
 
当ブログを訪れて頂きありがとうございました!
 
 
Thank You Rockers !!!
Дорога к звездам открыта
Live Long and Prosper
384Riho
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ローズマリー

2024-05-23 00:23:33 | 日記

これが死の正体なのかと感ずる

地獄にいるかのような

壮絶な苦悶の表情から

おだやかないつもの顔に戻り

私と父の顔を

その目が確かに捉えたあと

二回

間隔を空けて

かぷ

かぷ

口呼吸をして

母は動かなくなった

 

痰が詰まり

取っても取っても取れない

ベッドの上で溺れていく

地響きのような

大きな雑音混じりの呼吸音も

私と父のそばに

最期の最期まで居てくれようとして

惜しむように

限界を越えて

必死に不整で脈打つ心臓の音も

どちらも止んでいる

聴診器を当てても

胸の中に広がるのは

ぽっかり静寂

 

母の好きだった

ディズニーのCDをかけていて

たぶんそれで行くんじゃないかなという

予感は的中し

エレクトリカルパレードの曲が流れる中

母は旅立った

 

2024年

4月5日

18時41分

 

母との12年に及ぶ日常が終わった

 

新しい日常をなんとかやっていても

おりおりに母がいないという寂しさがやってくる

もう二度と抱きしめることができない

触れることができない

 

平気な顔もできるし

泣く事も減った

今までを思い出すというよりは

「あ、そういえば…」と

ふとした瞬間に去来する

“もう違うんだ”という感覚

それがとてもこたえる

 

 

介護をしていた日々は

私を確実に変えた

最期まで親として

母は私を導いてくれた

 

幸せになって

私がいなくてももう大丈夫よって

 

とっくに限界は越えていたのに

それでも

許すかぎりの力を振り絞って

そばにいてくれた

 

その頑張りを横で見せてもらったから

死ぬまでは絶対に生きなきゃいかんと思う

 

石炭袋の先で

愛犬と過ごす

母の本当の幸いを願いながら

これから歩む道を

ゆっくりでいいから

一歩一歩大地を踏みしめて進まねばと

 

母に幸せな日常を送る自分を

見せなきゃと

 

あなたの息子として

産んでくれてありがとうと

この世界は生きるに値することを

伝えなきゃと

 

そう思うのです。



 

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2024-03-19 22:43:00 | 日記
赦してくれる人は
いつだって一番辛い思いをしている
母は今も尚
たたかっている
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チバユウスケに

2024-01-20 08:01:00 | 日記
夜の介護前にお母ちゃんの頻脈が発生。
このところ下痢と脱水による不正脈や頻脈が増えてる。
献花会に向けて仮眠を取ろうと予定してたけど、全然寝れず。
幸いにもお薬の投与で頻脈はおさまり持ち直す。

朝早めの時間に親父に交代してもらい
バスに乗り電車に乗り新幹線に乗る。
前日の雨が止み、それでも曇天だったのが
新幹線の車窓から見る空は青く変わっていく。






ちょっとでも寝なきゃと
うつらうつらしながらイヤホンで
ずっとThe Birthdayの「春雷」を聴いていた。


最期にチバを見たのは2020年の11月23日。
大阪のフェスティバルホール。
コロナ禍の始まりでワクチンも無く
次々ライブが中止になる中
2020年のメーリングリストで送られてきたThe Birthdayの面々はフラットな面持ちで安心したのを覚えてる。
あんだけ酒やタバコの人だから
チバを心配してたけど
「生きてます」と無事を伝える彼に
ホッとしていた。
3都市ツアーの楽日だったと思う。
「大阪が楽日って珍しい」とのMC。
ライブこそが生きてる証であるバンドマンと
ライブこそ日常の悲しみを笑顔に変えてくれるからと集った人々の想いが交差した
特別なライブだったように思う。
観客が声を出せず
曲が終わるごとに拍手で答える様子に
「なんか新鮮だな」と笑うチバを覚えてる。
2階の上手後方。
ひと席分隙間が空けられていて
立たずに座りながら
音を浴びていた。
照明がものすごく綺麗で
青空、COME TOGETHER、そして春雷
涙がこぼれそう、なぜか今日は
一曲一曲が大切で涙しながら聴いていた。
それが最期に見たあの人だった。



2021年は地元のライブハウスのチケットを取れていたけど、
介護する身ゆえ、コロナの流行の推移やワクチンの時期などもあり断念。
本厄だなあと思ったことを覚えてる。

2022年は
介護している間はライブハウスには行けないかもしれないなという
後厄の後ろ向きさと
びっくりするほどの嬉しい大切な出来事による環境の変化によって
会場へ足を運ぶ暇もなくなり
チケットを取ることはなかった。


何を聴こうか
その時の気分に自分を委ねたいと
最近は思うようになったから
新幹線では春雷だった。

ちょっと眠れたので疲れも少し回復し
新横浜を過ぎたあたりで窓のシャッターを開けた。
青空だった。
やっぱりThe Birthdayは晴れバンドなんだなあと荷物を取り品川で降りた。

山手線とりんかい線を乗り継ぎ
東京テレポートに着いたら
周りは黒のバンドTとモッズスーツにコートと革ジャンだらけ。

まだ11時になってなかったので
シャッターの閉まったダイバーシティを右往左往。
外からZeppに向かうと
駅に帰る関係者の方々。
そうか、お別れは近親者以外全員のお別れなのねと気づく。



ユニコーンガンダムを横目で見つつ
青空でポカポカ陽気な中
静かに待つ喪に服した人々。

自分のバンドの初ライブ用に
人生で初めて買ったマーチンの8ホールと
アベさん御用達のエレクトリックの黒パンツと
ミライノハルキロンTと
Rude Galleryの革ジャンArrow
青空の下
自分も例に漏れず黒々。




先に列に並んでた
その昔一緒にバンドを組んでた
通称姉さんに会釈して
自分も列に並ぶ。

45分くらいの待機で
やっぱりマーチンは足痛いんだけど
それももう最期だなあと
なんか曲でも聴こうかと思ったけれど
そんな気分になれずただただボーッと
群衆の一人になってた。


12時をまわり
列が進み
中に入り
階段を降りる

なんにも考えてなかった

突然だった

献花を終えた人たちが
一人
また一人と隣の階段を上がっていく
泣き崩れてる
聞こえてきたのは
16 Candles

ほんとに突然
実感がわく

ああこの先に
いつもなら爆音とチバがいるはずなのに
何回もそうだったのに
もう二度と
あの人の生の声を聴くことは叶わないんだ

涙が出てきて
でもスマホのチケット見せなきゃいけないから
少し冷めて
でも入場したら
チバの写真が飾られてるから
涙が出てきて
ピンクの花をもらい
胸にあてて
ステージに飾られた献花台は
とても質素で
でもむちゃくちゃに綺麗で
そこに辿り着くまでの列には
ステージ上のチバの写真が並んでて
見ると目が合うのよチバに
そうするともうダメだよ

7番のラインに並んで
自分の番が来て
いつもやってたように拳を上に上げて
それからバイバイってして
手を合わせて
ありがとうございましたと告げた

I was wallkinとBecauseが流れてた
マイクとかアンプとか絨毯とかあるだけれど
いないのよね
もういないんだなあって
さよならさよならと泣いた
何度も振り返って
会場を出たくなかった
たぶんみんな帰りたくないよね

チバユウスケにお別れをした


会場を出てもなんとなくボーッとしてて
Diver Cityのフードコートで
もらったメモリアルフォトをあけた。
訃報の一報から
新聞やネットに載った記事から
ずっと使われてる
マイクを天に掲げる
献花台に飾られてた写真。





何か食べるかと思ったけれど
そんな気分でもなく
外に出て
今朝来た道を通って駅へ向かう。
Diver Cityが営業を開始しているからか
今朝はたくさん人が歩いてたのに
今は閑散としている
でもそれがよかった。

終わったんだなという実感を
噛み締めつつ
とぼとぼと
ぼーっとしながら駅で座って電車を待つ

突然姉さんに声をかけられ
先に帰ったとおもってたから驚きつつ
ご縁を大切にと
何年かぶりで道中チバの話

新宿でお別れして
私はタワーレコードの
追悼の展示へ
並んでるCDほとんど持ってる事に
いっぱい買ったなあと
いっぱい出したなあチバ








新幹線の時間までは時間あるので
蕎麦食いたいなと
お茶の水で下車。
富士そばでコロッケそばを堪能。
そしたら空腹な胃がもっとよこせと言ってくる。
思い募って空腹も忘れてたかと
日高屋で肉野菜炒め定食。
多いよなあと思ってたらペロリ。
そんなにか俺の胃よ。
エクセルシオールカフェでホットココアを飲んで一息。

インスタを開くとTheBirthdayのアカウントで献花会場のライブ配信。
発光とオリーブを聴き
自分がもうお別れできたことを知る。
涙は出ず
なんとなく年始から感じていた
ふわふわ
もやもや
ずーんと重苦しい気持ちが
すっきりと晴れていた

感傷はもうやめさと
東京駅
励ましに来てくれた人としばし歓談。
笑いあう。
とても大切な時間。
またねと
Go West Oldmanと
気持ちは未来へ向いていた。




しかして体は初老ゆえ
眠いの足痛いの腰だるいの
風邪になってもいけんからと
肉うどんと追いネギとおしんことネバネバサラダを購入。
帰宅してザッと風呂って
飯食いながら
20時から再び配信された
献花の様子を見つつ
親父に感謝で介護を交代。
お母ちゃんは昨日とは違って
すやすやと気持ちよさそうに口をあけて寝ていた
ホッとする

今日は雨
けれど
死ぬまで生きると誓う
お別れをきちんとできたから
日常をまた粛々と
Together Forever
感謝!
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愚痴

2024-01-09 13:36:00 | 日記
年が明けて
青空を見ながら
てくてくと歩いて
近所の神社に詣でた

感謝を伝え
寝て起きて
いろんな悲しみが
世界を覆ってて
なんとか気持ちを切り替えて
やってはみているけれど
なかなか年が明けたからと
まっさらになれるわけもなし

まだまだいろんな問題が
山積みで
一個一個こなしていくのも
やっとの思い

今日音楽と人が届いて
チバへのラブレターを読んで
彼のいない世界で
彼の言葉が紡がれない世界で
これから先も
与えてもらった命がある間
なんとか頑張んなきゃと思う

けれど生来の悲観主義が
どうも心を暗くさせていく
つらいな
ほんとにつらい

ホッとする瞬間が欲しい
背中に重くのしかかかる
どんよりした黒いもんを
降ろせる日が永遠にこないんじゃないかと
嫌になる

羽が生えて飛んでいけるのは
いつのことやら
ため息も重い
とにかく重い
ただ何もかも忘れて
眠りたいと

やだねえ
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火をつけよう

2024-01-01 00:10:00 | 日記
0時をまたぐときは雨がやんでた
風が強かったけどそれもやんでた
錆びた風だったのかな
本当にチバが旅立ったんだな


介護中なので
グァバジュースで乾杯した

やっと聴けるようになった
チバの声を
チバの歌を
聴いてた
思い出を思い出してた


これは自慢というか
妄想に近いものだけど

いつぞやの京都磔磔での
The Birthdayのライブで
大好きなCOME TOGETHERの演奏中
「恋をしたのは」の歌詞で
誰も拳をあげてない時に
自然とやりたくなって
手をあげパッと開いて
「向こうのロックンロールスター」の歌詞で
チバを指差した

チバは確かにそれを見てくれて
そして照れたようにニヤっとして
マイクから少し顔を離してはにかんだ
すぐにおらぁ!といった感じで
にらみ顔になって
次の歌詞を歌った

皆があげてないとこで手をあげるなんてと
お叱りは当然
すんません
というか妄想?
いやほんとだって!という
痛いファンの狂信のようですが…

でもなんか自然と
大好きな曲で
そんな風に手をあげたくなった
感謝を伝えたかった


昨年のクリスマスの時から
介護を初めた時から飾りつけてた
写真たちのまわりに
おかあちゃんに喜んでもらえたらと
子供の時に両親がやってくれてたように
赤と黄色と緑と青の
びかびか点滅する
クリスマスのライトのやつを飾ってる

目に悪いから
点滅はやめてずっと点灯させてる

ラブホテルみたいと
笑われたけれど
暗闇よりは自分の気持ちが落ち着くので
祝祭のつもりでつけてる


今年もたくさん青空が見たい
お前の未来はきっと青空だってと
歌ってくれてたから

ギムレットってどんな味だろうか
今年飲んでみたいな

小さな愛をつむいでいきたい
まだ少しは続くだろうから

おめでとう2024
Happyだね!
Happy Rock n Roll!
なんとかかんとか歩んでいくよ

ありがとう





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バイバイまたね

2023-12-31 21:57:00 | 日記
なんか毎年
年をとるたび
今年ほど大変な云々と言ってる気がする。

忙しかった。
あっという間が過去一だった。

世間のコロナ明けとは真逆に
母を定期入院するのを断念し
休みが一日もない状態での
介護生活の一年だった。

やらなきゃいけない事のための
下準備と勉強に追われた一年だった。

はじめてお会いする人たちに
厳しい苦言と愛を頂いた年でもあった。

そして何より愛する人と
たっくさん時間を
一緒に過ごせた一年でもあった。

そしてようやく今年を終わろうかと
ちょっとゆっくりと思ってた12月

まだ早いよ
寂しいよ
この先もずっとライブ見たかったな
さよならチバユウスケ
ありがとね
またね

誰かを推挙したり
すがる時代の終わり
自分自身ですっくと立つ

もう自分の中にあるから
追っかけなくていいんだと
なんかグッと心が引き締まる感じ

せわしない年の瀬
もうなんもねーだろと思ってたら
テレビアンテナが受信不良
おーい!!!!
およよ

年越しそばを自作して喰らう
2024年は期待しかないぞ
よいお年を

ありがとうございました!
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冬至

2023-12-22 08:32:00 | 日記
ハッピーだね
と思う。
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小さな愛

2023-12-20 09:39:00 | 日記

「なくなっちゃったから悲しい」と言ったら

「消えてないよ音楽は」と

あたりまえの事を言われて

それは何回も思ったり聞いたりした事で

どこかでどっかの誰かが言う

励ましの言葉として使い古されてるだろと

一周回って腑に落ちるなんてことじゃなく

いやもうこっちは何周もしてんだよと

いつもならセルフツッコミしたり

冷めた感じでニヤついたりするはずだけど

喪失にほんとに堪えてたから

ウッとなって

言葉につまって

「そうです、その通りです」と

生きてる他者の言葉は

やっぱり違うのなと

それはそれは

普通の感想で

とても偉大に思えた




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世界

2023-12-18 09:55:00 | 日記
誰かにあこがれる時代は終わり
何かにすがる事もやめた
まだ生かされているのなら
死ぬまでに
自分の世界を作らなきゃいかん
オリジナルを築かなきゃいかん
そのための節目なんだろうなと
腑に落ちた
チバユウスケに乾杯
ありがとうございました


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