ましログ

日常と好きなものと母の自宅介護の極私的記録

ハイブリッド・レインボウ

2020-07-30 03:06:00 | 日記
カラオケに行けないので
家でがなるw

限界を感じていたから
the pillowsの
ハイブリッド・レインボウを歌った

昔ニコニコ生放送で
とんち好きで
アコギをかき鳴らす女性の放送で
いつも歌ってくださいと
リクエストしていた

彼女はリンゴとポールという猫を飼っていて
真っ直ぐな歌声で
むちゃくちゃカッコよかった

いつしかリクエストしなくても、
「もやしまさん来たから歌おうかな」
と必ず歌ってくれた

彼女はピロウズではなく
確かそのカバーを聴いて
イイ曲だと思ったと言っていた

私もうっすらピロウズを聞いていて
いい歌だなと思ってはいたけれど
その時はピンときていなかったのか
繰り返し聞くことはなかった

だから
彼女の歌声で記憶されていた


ここ最近の落ち込みで
やたらリピートしている

自分では歌ったことないのに
急に歌いたくなって
歌ってみた


"限界なんてこんなもんじゃない"
"ここは途中なんだって信じたい"


ここまでなんとか生きのばしてきたから
やっと歌詞の意味が
実感を伴ってささる

まだだ
まだ俺は地べたを這いずり回れる
明日に期待してもいいんじゃないか
そう拳をつきあげる
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母のこと (Twitterより転載)

2020-07-29 05:30:00 | 日記

2020/7/26に自分のTwitterに投稿した内容です。

ALS嘱託殺人の報道、
犯人と思われる人物のツイート、
被害者と思われる方のツイートなどを見て、
呟かれる尊厳死、安楽死についての意見を見て、
思うところがありました。
相模原障害者施設殺傷事件にも言及しており、
不快に思われるかもしれない事を、
あらかじめお伝えしておきます。
社会福祉の制度を利用させて頂きながら、
多くの方の支えがあって、
なんとか現在7年半になる母の自宅介護を
続けることができています。
助けて頂いている方々に感謝申し上げます。

以下ツイート内容です

----------------------------

母の24時間の介護を自宅でできなくなる日が来るのは、そう遠くない。父ももう高齢。ワンオペは不可能だろうと思う。母は、くも膜下出血の後遺症で言語機能障害と全身麻痺をわずらっている。家族が無知ゆえに現世に引き留めてしまったから。ただ、どこでなら延命処置を辞める決断ができたかは今でも疑問。

人工呼吸器をつけていた期間はわずかだし、手術も出血箇所をふさぐだけ。病気というよりも事故に近い。胃瘻を作る時には鼻から経口栄養の摂取をしていたし、その前の点滴ではもう意識があった。手術前に気管切開は行われていたので、もし延命を辞める決断をするとすれば救急車に乗る前しかないとも思う。

フィクションでよく見るような別れの瞬間はなかったし、気づけば延命のレールの上に乗っていた。あの時よりも相当詳しくなった今、同じ状況であっても、延命処置をしない決断というのは難しすぎる。あきらかに明確な意思を持って"あやめる"意識が必要だと思う。

それでも逝かせてあげるべきだったと思うし、いいや、生きてくれただけで本当にありがとう。まだ居てくれて本当に嬉しいとも。そしてその強烈な罪の意識が私の介護の原点であり、自分にかけた呪いでもある。

母の自宅介護を辞め、施設に預けるというのは、ナースコールを押せない母には地獄でしかない。気管切開でカニューレまわりに溜まりまくるたんを放置しつづけ、地上で常に溺れたような状態にしておくことになる。

かゆい、痛い、しんどい、苦しいと言えない麻痺した体を放置し、少しずつ少しずつ褥瘡ができても、皮膚の痛みを我慢させ続けるしかない。施設で最大限にプロの方々の手により手厚く介護して頂いても、そこにどうしたって情は はさめないから。

そしてそれは現世に引き留めた人間として最大限の責任放棄だろうと思う。一切の罪をかぶり、母をあやめることの方が、母にとっての救いになるのではないだろうか?と考えない日はない。

真綿で首をしめられるように生き続けないといけない地獄よりは、自分可愛さに承認欲求と慰め欲しさで、ツイートするような気持ちの悪い息子の手にかかって逝く方が、まだマシかもしれないと、わりと真面目にそう思っている。

いずれにしてもALSの件と違うのは、母の本心を確認できないこと。どこまで行ってもこの禅問答に答えはない。ただ母の行動からやっぱり終わらせる事の方が救いではないかと思ってもいる。

母は麻痺した左手を制御がきかないなりに、ものすごくよく動かす。危ないので拘束が外せない。それもまた尊厳にかかわる問題だけれども。左手を動かす理由はひとつ。たんの苦しみ。気管切開カニューレを取り外してくれなのか、苦しいなのか、本心はわからない。

けれどたんがゴロゴロいう度引きちぎろうと人工鼻に手をかけようとする行為は、逝かせてくれとの叫びにも思える。そしてその度見せる表情は、嫌悪と恐怖。

ライトゥミーという海外ドラマで知った「人間は嘘をつけず、本心が微表情としてあらわれる」という話。実際の研究をもとにしているので、物言わぬ、けれど自我はしっかりあり、彼女の言葉=表情で雄弁に語る母を理解する一助になればと本を読んだ。

そこでわかった事実を、私はとても残酷だなと思った。母がいつも見せている表情があった。かかりつけの先生も介護士さんや看護師さんも私や父も、みんな勘違いしていた"怒り"だと思っていた表情、それが実は"嫌悪"と"恐怖"

介護や医療行為で体を動かされたり、処置をされるたび、母は恐怖し、嫌がっている。カニューレを引きちぎろうとする行為と共に、これは母からの強烈なメッセージなのではないか?と、自分のメンタルが弱っている日には、悪魔に耳を貸しそうになる。

先にRTした犯人のツイートが本当ならば、ALSの患者さんの思いも実際の方のものならば、
この殺害も、
植松の行いと、
植松が犯した罪と同じ論理=正義で世間が死刑を宣告した行為も、
私のこの、どこかで間違えてしまったこの思考も、
全ては救われたいとの願いから始まったものではないのだろうか。

亡くなられた患者さんのご冥福を祈ります。やまゆり園の被害者の方々の御冥福を祈ります。
被害者の家族、関係者の方々には大変に無礼で失礼な妄想や事実と違うかもしれない想像の話でしかなく、その事を勝手に話題にして、自分の思いを語ろうとした度し難い行為、大変に申し訳ありません。
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「ごきげんよう」

2020-07-20 04:46:00 | 日記
人間を信じてないんだろうな
信じる事ができなくなったんだろうな

いうてもう結構長い事生きてるから
この感覚は
死ぬまでなくならないし
それを何度か変えようとしても
結局
それを上書きする強烈な出来事がやってきて
笑われる

別に絶望とかいう強めの言葉ではないけれど
なんとなく
ああもうダメだな
無理だわって感覚は
年々増えてきてるし
己を蔑んで笑うしかないな
いや全然笑えないけどと思う

救いを求めて
いつやるんだろうか
もう考えるのも面倒くさいと
まだまだ惑っている

その前の痛みがまだどうしても怖くて
踏みとどまってるだけで
終わる事が救いだという感覚だけは
信仰に似て
そこにはすがっているし
もしかしたら期待もある

そうか
期待しているだけ
まだ甘いという事で
本当はもっともっと
深いんだろうな
闇のぬるさで
まだなんとか現世にとどまっている

笑いながら
ごきげんようと言える日が来たら
その日が来たってことか

センチメンタル・アマレット・ポジティブを
読み返そうと思った
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半神

2020-07-07 03:12:00 | 日記
介護の休憩中に
萩尾望都の「半神」を読む

切り離されたユージーが
妹を見る場面

死相の出たユーシーの
なおも無垢で真っ直ぐな笑顔

突然母の顔にダブってしまい
嗚咽

そうか

私もきっと
底無しの愛憎で
自分を哀れみながら
己の半身を見ている



今宵の一曲
ROSSO 「シャロン」
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生きのばし

2020-07-05 15:16:00 | 日記
荒ぶる心が
いろんな人の言葉で
救われていった

なんか大したことないやと
笑える

いやキツいけれどw

それでも
もう嘘は自分につくまいと思えたから
自分を大切にする勇気をもらえたから

カラオケでも行こうか



背中を押したり、たたいたり
寄り添ったり、笑ってくれた
繋がりに感謝
ありがとうございました!


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尊厳

2020-07-04 12:24:00 | 日記
悔しさと恥ずかしさで
穴があったら入りたいのに
虚勢をはって
最後まで
約束だけは果たそうとしている自分が
馬鹿馬鹿しくなる

大切に扱われる存在ではないと気づいた
ぞんざいに扱われるのは何度目だろうか

慣れっこだと嘯いても
腹の奥底がギューっとなり
尊厳がザクザクと切りつけられる感覚

ひどい扱いを受けても
へらへらと笑っていた己に腹が立つ

好かん事は好かんと
嫌なもんは嫌じゃと
それは間違ってると
言えなかったのは
己の見栄のせい

人に期待をするのは
いい加減終わりにしよう
自分を偽っていると
不幸が癖になる

 "孤独に歩め 悪をなさず
  求める所は少なく 林の中の象のように"

映画イノセンスの
ブッダの一節を忘れていた
守護天使なんて初めからいないんだから
俺は俺でいい

拳をあげろ
自分を曲げず
正面からぶつかる勇気をください


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そのままゆけよ

2020-07-03 08:35:00 | 日記
言い訳はしない
怠惰は己を殺す
亀足でも前のめりに
ひとつひとつ積み重ねていく
それしかないと
そうやってきたと
あらためて気づかされた

覚悟と矜恃をもって
生き様で示していくしかないと
自分に発破をかける

最期まで前のめりに
カッコつけて行こう
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