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姫路城 大天守閣保存修理

2012-05-23 | お城・天守

少し前になりますが、姫路城に登城しました。
姫路城は、現在修理の45年ぶりの大工事中で作業工程を間近でみることができると
いうことでワクワクしながらの登城です。



主な工事の内容は、
傷んだり汚れたりしてしまった漆喰の壁の塗りなおし、屋根瓦の葺き直し(ふきなおし)
などを中心として2009年から2014年まで5年間をかけて行う大工事です。

天守閣部分は、足場や見学スペースを兼ねた素屋根が組まれて天守閣は、すっぽりと
覆われています。 外壁部分にはうっすらと天守閣のイメージを模しています。

天守閣の工事等では、養生のシートにコテコテのイメージを描いたりまわりの雰囲気を
全く無視したものであったりする場面をみるのですがさすが世界遺産というべきか、
実物の天守閣を模したイメージ図と全体に色味を薄めにあわせてまわりのイメージを
極力崩さないきめ細かい配慮が感じられます。

天守閣を覆う素屋根は、8階建となっていて8階と7階が見学スペースとなっています。


(参考:姫路城大天守閣修理見学施設HPより)


エレベータで8階からの見学。
天守閣の最上部を見ることができるスペースです。
主に「屋根修理」を見学することができます。





見学スペースの上部には、工事工程の動画が流れています。
詳しく分かりやすい内容でじっくりと見てしまいました。
すべて見ませんでしたが、すべて見るとかなりの時間になりそうです。





入場制限がかけられているので人ごみで見学できないということがなくじっくりと
納得するまで見学できる仕組みになっています。本当によく考えられています。
天守閣の反対側からは外の景色をみることが出来たのですが、天守閣に夢中で景色を
みることを忘れていました。



次は階段をおりて7階の見学スペースは、主に「漆喰壁の修理」の工程を見学することが
できます。壁、破風部分などを間近で見ることができました。





7階からは1階までのエレベータ内部はガラス張りになっていて天守閣の様子を
みることができます。運良くガラス側に立つことができたので動画を撮ってみました。
(周囲の方の声がはいってしまいましたが参考までに)

姫路城大天守閣保存修理.MOV


最後1階の見学スペースは、修理の概要や歴史工事の工程のミニチュアなどが
展示されていました。ミニチュアにすることで俯瞰して状況を確認できるので真横から
見たイメージをより咀嚼して理解することができます。 








天守閣から少し離れた「りの一渡櫓」では、保存修理工事にともなう出土品や
部材、古い瓦などが特別公開されていました。
「櫓」自体、築城以来一度も一般公開されたことがなく
今回の保存修理期間中の限定公開になります。ここも見逃せませんね。







別名:白鷺城とよばれる美しい姫路城の天守閣を見ることはできませんが
保存修理自体が当分行われることはないと思われます。
と言うことは・・天守閣を真横から見ることができるなんてもう出来ないかもしれません。
そして今回の登城により完成後の楽しみがより大きくなりました。
2014年までまだ期間があるので少し経過して異なる部位の修理も見たいとおもいました。
お城ファンの方は、修理期間中に一度登城してはいかがでしょうか?






波賀城跡

2012-03-29 | お城・天守

兵庫県宍粟市(しそうし)にある波賀城跡に登城しました。
当日はあいにく小雨の降っている状況でしたがそのぶん雲や霧が現れて幻想的な
雰囲気になったり、青空が少し顔をだし虹が出たりと面白い天気でした。




現在の波賀城は、天守閣はなく復元された二層櫓がある「波賀城史蹟公園」として
公開されています。
(二層櫓は歴史資料館として開放されています)



山頂近くまで道路が整備されているので登山をしなくても
狭めの山道を車で上がっていくと公園の駐車場が用意されています。
人気のないスポットでもあるので他の観光客はだれもいませんでした。



駐車場から少し歩くと(看板には200mと記載されていました)無人の管理事務所と
冠木門や石碑が見えてきます。だれもいなくとっても不気味な感じです。
石碑の先に二層櫓が木の間から結構遠くに見えます。





冠木門をくぐると下り坂、急な木の階段や廊下などで二層櫓まで導かれます。
雨で木が濡れていたので滑りやすく撮影に集中していると転びそうになりそうで
気をつけながら櫓へと向かいました。

先に進むと上り階段があり上を見ると二層櫓が視界にあらわれます。
このとき少しだけ青空がみえました。



階段を登りきりると石垣の横に出てきます。
その通路が狭くて手摺やガードがないので結構スリリングです。
観光地らしくなくとても良い感じ!(観光客に媚びてない感じがいいです。)
晴れて景色がよかったら吸い込まれて落ちてしまいそう。





柵や手摺がないから景色がより広がってみえます。
天守閣がなくともこの景色を見に来ただけも、ここに登城したかいがあります。

二層櫓は無人ですが自由に中に入れるようになっていて波賀の歴史や写真など
歴史資料館としての役目をしっかりとはたしています。
窓(木戸)があいているのできっと朝晩に管理の方がいらしているものと思われます。





屋根は(贅沢な)檜皮吹であったり、構造は意外にもしっかりとした木造の二層櫓。
りっぱな梁や柱が目立ちます。石垣は、横に長い石を積み重ねていく布積。
小さいながらなかなか見応えのある





下山して波賀城跡をみると可愛らしいサイズながら
堂々とした風格をみせている二層櫓がみえます。





夜はライトアップもするそうなのですが時間の関係でそこまで見ることは
できませんでした。きっとさらに幻想的な雰囲気を醸し出すのでしょう。
今度は、夏の天気の良い日に日中と夜とこの波賀城跡に再度訪問したいです。

有名ではない城跡でしたがとっても雰囲気のある波賀城跡でした。


犬山城

2012-02-13 | お城・天守

愛知県犬山市にある「犬山城」(別名:白帝城 はくていじょう)に登城しました。
犬山城は、日本最古の望楼型天守閣。国宝に指定されている四天守の1つです。



犬山城の天守閣の構造は、「三層四階地下二階」の木造。
入母屋造りの建物の上に二階建ての建物を載せた構造の望楼型になります。


ずしりとして安定感のある天守の望楼の下部に
弓型の唐破風を配置して無骨さの中に柔らかさを表現しています。
この唐破風は、後から付加された部分だそうです。





天守外観は、一重と二重目が白壁を塗り込めた大壁造り。
初重の下部分が下見板張(したみいたばり)となっています。





天守の石垣は、自然の石を積み上げていく「野面積」です。
犬山周辺の土地の特徴なのか、少し赤い感じの石が特徴です。
この赤みのある石垣のおかげで下から、赤、黒、白というような彩りの天守になり、
天守にありがちな冷たい感じでなく温かみのある可愛らしい雰囲気になっています。




天守内部にはいると木造天守ということもありシンプルです。
現存天守となっていますが、だいぶ手直し部分が多く古さをあまり感じません。



展示などは殆ど無く、他でもよくみる骨組み構造模型や、
過去の天守の写真などが掲載されていました。






最上階の高欄の間から廻り縁にでると、城下の濃尾平野や木曽川を一望できます。
廻り縁からの眺めは、いかにも敵を見つけるのに最適なような気がしますが、
残念ながらこの廻り縁も後世になり取り付けたものだそうです。




木曽川の対岸から犬山城をながめると別名の白帝城という名称がしっくりとくる
天守の佇まいです。(本物の白帝城を見たことはないのですが)
天守自体は大きくありませんが、木曽川の小高い丘に作られた存在感は堂々としたものでした。







浜松城

2011-12-05 | お城・天守

静岡県浜松市にある「浜松城」(別名:出世城 しゅっせじょう)に登城しました。



天守閣は、昭和33年に復元された鉄筋コンクリート造の3層3階。
築城年は、1570年ですが、江戸時代にはすでに天守閣はなかったようで、
現在の天守閣は、元の天守閣がわからないので模擬的に建築されたようです。

天守閣をよくみると天守台よりも小さことがわかります。
(写真下 石垣のの左が開いている)
きっと実際はもっと大きな天守閣であったと推測できます。



浜松城の最も重要なポイントが石垣。
自然の石をほとんど加工しないで積み上げた
「野面積(のづらづみ)」の工法が採用されています。

前回、登城した松本城の石垣とおなじ「野面積」ですが
石の材質がことなるため、浜松城の石垣のほうがより無骨な感じがします。
石材は、珪岩(けいがん)とよばれる岩石で浜名湖北岸で
多くみられる石材だそうです。

石の積み上げ方も同じ「野面積」でも横方向の石が積み上がっているため
乱雑なようでも少し美しくみえます。
400年近く耐えて残っているだけのことはありました。(手入れはしていますが)







天守閣館内は、模倣具足などの展示がしてありました。
あまりボリュームはなくすぐ見学し終わります。
模倣天守閣なので内部はそれほど気にしていなかったので良しとします。

天守閣の周辺の公園は、紅葉していたり、サザンカが花を咲かせていたり
散歩するには丁度よい感じでした。








石垣の無骨さが印象に残った浜松城でした。







松本城

2011-09-21 | お城・天守

長野県松本市にある「松本城」(別名:深志城 ふかしじょう)に登城しました。
2日間滞在し、快晴と曇りの松本城を見ることができました。



現在、外壁の改修工事をおこなっていて
足場や養生シートが掛かった状態になっていましたが、天守閣には
大きく影響がなく、美しい姿を見ることが出来ました。

松本城の天守閣の構造は、「層塔型の5重6階」の木造。
寄棟を積み重ねていく(塔のような)層塔型のスタイルになります。

松本城の天守閣の面白いところは
お堀の南面から天守閣をみると屋根勾配も少しゆるく見えて
まるでどっしりとした「望楼型」にみえ、
中庭の東面からみると、上に伸びるようにスラッとした
「層塔型」であることがよくわかります。

文章だとわかりづらいので写真で比べてみます。

どっしりと見える堀のある南面からの天守閣


スッと上に伸びるように見える中庭の東面からの天守閣


同じ天守閣なのにどっしりと見えたり、スラッと見えたりとても面白い天守閣です。
写真では気が付きませんでしたが実際に天守閣に近づくと、この特徴がよくわかります。

この破風が目の錯覚を起こさせて、スラっとした「層塔型」の松本城を
まるでどっしりとした「望楼型」のように見せているようです。




石垣は、自然の石を積み上げていく「野面積」です。
松本城の天守閣部分は、勾配が緩く反りのない低い石垣でした。
シンプルなスタイルです。





天守閣内は、現存する木造12天守閣の1つだけあり
木造の太い梁や柱が多用されていました。




白漆喰の壁と黒漆喰塗りの下見板や狭間の
ホワイト&ブラックの外観は、太陽の傾き加減で微妙にかわる表情をみせます。
特に今回は、2日間のうち快晴と曇りの色々な表情の天守閣をみることができました。


曇り空の下で重厚に見える



快晴のもと陰影が美しい。



夜のライトアップで暗闇に更に映える白漆喰と黒漆喰塗の壁。



天守閣からみたお堀の様子、南アルプスを見ることができます。


国宝の松本城。
漆黒の美しい天守閣を楽しめるお城でした。

 

 


小田原城甲冑展

2011-07-04 | お城・天守

小田原城で開催されている
「小田原城甲冑展(戦国から近世の甲冑)」に行ってきました。

特別展は、各地から集められた室町時代~江戸時代の
甲冑(具足や兜)が40点以上も展示されています。
ここまで一箇所に集まる展示会は、珍しいのではないでしょうか。

展示している甲冑をみていると
実際に使われて補修されてたのか、草摺の威糸の編み方が反対になっている
部分があったり、異なる素材が一部につかわれているなど
ただの飾りの甲冑でないことがよくわかります。

 

今回特に気に入った甲冑は、
「伊予札萌黄糸綴両引合胴具足」
いよざねもえぎいととじりょうひきあわせどうぐそく
(長い・・・)
安土桃山時代の戦国時代真っ只中の製作らしく
もし戦場でこの甲冑を装備していれば、目立っていたことは明らかです。
それを考えてしまうと少し可笑しいのと、意地のようなものを感じずにはいられません。
昔の日本人は意地っ張りでオシャレです。


(展示内は撮影禁止であったので購入した展示図録より)

兜は、日輪をイメージした大きな前立てが特徴です。
シコロ(首の後ろを守る部分)が2重になっていたり
威色のグリーンが基調色の黒に映えています。
(色落ち?してしまっていますが当時はきっと明るくて美しい
グリーンだったのでしょう。)

この甲冑をみていると、
静かな夜の草原の頭上に優しく浮かぶ満月を思い起こさせます。
とても涼し気な雰囲気でした。
きっと甲冑を装備して歩けば威糸のグリーンが揺れて風にそよめく
草原にみえたのでは・・・
(前立ては日輪なので飾りは太陽のイメージのはずですが、
この甲冑を見たときには、勝手に満月をイメージしてしまいました。)


この他にも多くの甲冑が展示してあり、展示終了までにもう一度見ておきたい気分になりました。




丸岡城

2010-04-20 | お城・天守
越前、福井県にある「丸岡城」に登城しました。
桜も期待していましたが、9割ほど散ってしまっていました。
そのかわり、観光客は少なく、じっくりと天守閣を見ることができました。



「丸岡城」別名霞ヶ城は、1576年に築城され現存する天守閣のなかで最も古いといわれています。
日本最古といわれるだけあり、その姿は小さいながら見事な天守閣となっています。
国宝にはなっていませんが、日本最古の天守閣を見ないわけにはいきません。




外観は、入母屋造りの屋形に回縁勾欄付きの望楼をのせた二層三階の初期望楼型独立式。
そして軒下や壁面が白木造りとなっていて程よいホワイトラインが
天守閣の雰囲気を引き締めます。



(シンプルながら美しい破風)






なかなか見ることのないポイントは、石の瓦を葺いてあるということ。
(焼き物の瓦で冬の凍結による割れを防ぐ目的で石が採用されています。)
通常の瓦にはみることのできない風合いが感じられます。
きっと雨で濡れたり、苔などで一段と濃く異なる色合いの瓦となるのではないでしょうか。



(天守閣から見える瓦と景色)





石垣は、加工しない自然の石を積み上げた「野面積」
原始的な施工方法で隙間もたくさん開いているが頑丈な石垣。
意外にも高度な技術を必要とするそうで、現在では野面を積める石工は、ほとんどいないそうです。






天守閣の中にはいってみると、まさに無骨。
他の天守閣のように展示室になっていたり、博物館のようにはなっていません。
基本は室内を見せるのみ!


階段も当時を彷彿とさせる直角に近いものとなっています。
後から設置された手すりと上階から垂らされたロープが観光客を助けます。






天守閣内には、少ないながら写真が展示してありました。
明治時代の天守閣や昭和23年に地震により倒壊してしまった様子。
そして改修している様子など数点の天守閣写真をみることができます。







最上階からは、街並みが一望できました。







飾りも少なく無骨な天守閣でしたがお城好きにとっては
安定したスタイルと美しさが伝わってくる「丸岡城」でした。





伊賀上野城

2010-03-22 | お城・天守
三重県にある「伊賀上野城」に登城しました。

見学に行った日は、黄砂がひどく、曇った状況でした。
天守閣修復中ということで足場がかかっていたことも少し残念でした。
強い風と黄砂で気持ちが萎えてしまったので一度その場を離れ
天気が少し回復してから登城しました。

天守閣は1935年(昭和10年)に復興された三重三階の木造模擬天守閣。
二重二階の小天守も連結されたバランスの良い平山城です。






コンクリートで再建された天守閣と違い
木造、瓦葺、白漆喰塗のこだわって再建された
伊賀上野城は、別名「白鳳城」と呼ばれるように白漆喰が黄砂のなかでも美しく見えるお城です。







天守閣内部に入ると一階は、兜、甲冑、武器などの展示スペースとなっていました。
特に目立つ展示が、藤堂高虎が豊臣秀吉から拝領したと言われる
うさぎの耳がついているような兜「唐冠形兜」。
かなり重そうですが空も飛べそうな兜、とてもおしゃれです。
あまりにサラリと置いてあったので、もう少しドラマチックに
展示してもらえるとよかったかも。









急な階段を天井を見上げなからのぼると
二階は藩主藤堂家の調度品や天守閣復興に携わった川崎克氏の遺品などが
展示してあります。









三階は、展望室となっていて
天井には、天守閣復興を祝う有名人の色紙でいっぱいになっていました。
黄砂の影響で残念ながら城下町の景観は一望できませんでした。






そして伊賀上野城といえば
築城の名手 藤堂高虎が監修した石垣がこのお城のメインではないでしょうか。
日本有数の高さを誇る本丸西の高石垣は、高さ約30メートル。
一直線に伸びる力強さは、圧巻です。

高さがわかりづらいかもしれませんが、写真右上の人(ピンクの服)と比較
すると、石垣の高さがわかるかもしれません。

これでは、そう簡単にこのお城を攻め落とせませんよね。
さすが藤堂高虎!




すごい風と黄砂と石垣に圧倒された 伊賀上野城でした。






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岡崎城

2010-03-15 | お城・天守
先週、愛知県にある岡崎城に行ってきました。

明治初期に取り壊された
岡崎城の天守閣は、1959年(昭和34年)に再建され
鉄筋コンクリート製の3層5階。

前回の掛川城までは、木造の天守閣を訪問していたので
岡崎城の天守閣内部に入ってもちょっと味気なさがありました。
天守外観は、堂々とした雰囲気です、、が
なんとなく「パッとしない」
曖昧な表現ですが、華がないというか微妙な感じなんです。

昭和30年代の復刻された天守閣を見たときに感じる雰囲気です。
感覚の表現だけでもうしわけないのですが、、、



天守閣正面に大きな松の木が鎮座していたので写真には
天守閣の全景ははいらずでした。






先日、購入した雑誌の付録の二眼レフでも撮影
デジカメで撮った写真よりもカッコいいかも。




愛知と言えば八丁味噌!
帰る途中に本場の八丁味噌を購入のため
「カクキュウ」に立ち寄り色々な味噌を購入。

工場見学もあったので参加しました。
昔の製法を紹介する展示室などあり、味噌アイスクリームを食べ
味噌を買って、味噌の見学をして
味噌三昧の岡崎でした。











掛川城御殿

2010-01-18 | お城・天守
   
前回の投稿「掛川城」につづき

今回は、掛川城御殿 です。

「掛川城御殿」は掛川城のすぐ横に位置しています。
城郭御殿としては数少ない現存する貴重な建築物です。

造りは、
教科書にもよく出てくる単語「書院造」の様式です。
畳の部屋とフスマで仕切られ、20ほどの部屋に区分けされていました。








特に大書院にある床の間は、「これぞ! 床の間」と
言わんばかりの配置です。
床の間の脇には違い棚も設けられていて美しい流れを演出しています。


(次の間から見る大書院)







「小書院」や「長囲炉裏の間」のさらに奥に進むと、
色々な展示物のある部屋があらわれる。








20近くある同じ様式の部屋を見続けると少し飽きてしまうが
この「掛川城御殿」は、
前半は、じっくりと各書院を見せて
後半に、展示物の部屋が配置してある。








上手にこの流れにのっている観光客(私も含め)が
飽きずに最後まで見学している姿があった。

入り口にいるガイドの方の軽い見学アドバイスもあり
ポイントも確実に押さえてくれる。

スタッフの方の創意工夫とチームワークを感じた
「掛川城御殿」でした。


(掛川城御殿と天守閣)