

長崎に行ってました

アサイナーに「長崎は今日も雨ですよ」と言われても
めげずにどうしても行きたかったのは
これでも添乗員を長年やっているので
オランダとかスペインとかポルトガルに行くと
大航海時代の日本とヨーロッパに関する話がわんさか出てくるので
長崎をちゃんと自分の目で見て自分の足で歩いてみたかったのである


真っ先に向かったのは出島

そこにはボランティアガイドさんがいて
実に興味深い話を沢山伺うことが出来た


織田信長に許しを得て日本でキリスト教を布教していたルイス・フロイスは
安土城の天守閣に招かれびっくり仰天
信長は自らを生きた神仏であると語り
安土城で自らを神とする式典を行ったという
キリスト教では神はただ独り
裏切られた思いでフロイスは明智光秀と組んで京の本能寺で信長を暗殺したのではないか


後を継いだ豊臣秀吉はイエズス会を許せなかった
このままでは日本はスペインに乗っ取られてしまう
現にフィリピンは既にスペインの植民地となっており


長崎の土地もキリシタン大名の大村純忠が信長が亡くなる2年前にイエズス会に寄進していた
そう長崎は7年間も厳密には日本の領土ではなかったことになる
危機感を抱いた秀吉は
キリストの信仰を捨てさせる為に


日本人20人を含むキリスト教信者26人を裸足で京都から長崎まで歩かせ
長崎の丘の上でまだ12歳の少年を含む全員を磔刑にした

日本二十六聖人殉教記念碑

そして日本は長い長い鎖国の時代を迎える
出島を除いて

出島でデイちゃんは名物ミルクセーキを食べながら



オランダ人ってやっぱり狡い
としみじみ思いました
キリスト教の布教は勘弁だけど
西洋の珍しい物は是非手に入れて金儲けしたい徳川家康
そこへ現れたのがオランダ人

うちはスペインと違って商売だけですから


特に憎っくきスペインから独立ほやほやのオランダは
スペインの悪口言いたい放題
スペインは宣教師を派遣して信者を増やしてから国を乗っ取る


それを信じた徳川幕府は
出島をオランダ人だけの貿易基地として
西洋に開かれた日本で唯一の窓口とした



デイちゃんグラバー園内の日本初の西洋料理店「自由亭」の窓から海を望み

景色最高

この海に遠くはるばるオランダ人がやってきて
楽しく商売を独り占めしてたのかと思うと

目の前のコーヒーゼリーにも歴史を感じました



そして時がたち隠れていたキリシタンの人々がついに発見される日がやってきた
潜伏250年長崎の世紀の大事件「信徒発見」
サンタマリアの御像はどこ?

時は1865年3月17日
日本は開国したがまだ日本人には信仰の自由を認められていない時
大浦天主堂のプチジャン神父の元へ浦上の住民が決死の覚悟でやってきた

1.7代たったら神父様がローマから船でやってくる
2.その神父様は独身である
3.サンタマリアの御像を持ってやってくる
鎖国の間教会もなく神父もいない状況で
この3つの伝承だけを信仰のよりどころとして
途切れることなく子から孫へなんと7代にわたってキリスト教は浦上の地で密かに伝えられていた

私の胸あなたと同じ
サンタマリアの御像はどこ?

3代前のご先祖様のことすら知らないデイちゃんにとって


この7代という時間の長さと信仰の篤さは想像をはるかに超える
そしてその苦難を耐え忍んだ浦上の上空で
よりにもよって原爆が落とされるのである



言葉も出ない

ヨハネパウロ2世も訪れた浦上天主堂

法王様がいらっしゃるというので外壁がきれいになりました

デイちゃん長崎に4泊もしたんだけど
とても時間が短く感じられたくらい密度が濃い旅でした
あっもちろん観光だけじゃなくちゃんぽんも



ごくごく

皿うどんも



ぱりぱり

トルコライスもちゃんと食べ



皇室御用達の匠寛堂のカステラもしっかり買いました



さすが菊の御紋が付いているだけのことはあって普通のカステラより卵の味が濃い感じ

底のざらめがこれまた旨い

でもまだ全然食べ足りないので何度でも行きたい長崎の旅でした




























ホリデイツアーに関してはこちらをクリック


