ホリデイ現役添乗員日記

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絵のようなアルデンヌ紀行

2011-06-14 07:47:36 | ホリちゃんオランダ・ベルギー
ホリちゃんです。ベルギーの南部は、アルデンヌ地方とも、ワロン地方ともよばれ、魅力いっぱいです。言葉は、フランドル地方と違ってオランダ語ではなく、フランス語なので、フランス語が少し得意なホリちゃんは、癒されホッとします。ブラッセルから、南東部に向かって、この地域に入ったとたんに景観が変わって、山がちで、森や川の渓流や中世的な小都市が現れ、目を奪われます。ナミュール、ディナンといった都市がそうです。それと、よく「アルデンヌ地方の古城巡り」と題した旅がありますが、お城も忘れてはならないこの地の風物詩です。

  

お城の中でも、アンヌヴォワ城は、庭園が見事なお城です。昔は貴族の城で今はある個人の所有ですが、昔、このお城を作ったシャルル・アレクシ・モンペリエは、イタリアやフランスのお城に魅せられたために、ル・ノートルばりの幾何学的、均衡を重視する面もあるものの、城主は庭園に様々な仕掛けや演出を工夫することによって、このお城を比類ない個性あるものとしました。

    

   

「水の城」とよばれるだけあって、噴水や水路が庭に溶け込んでいて、庭の一部をなしています。

   

それだけではなく、滝だとか、池だとか、運河だとか、「水」が主人公で、フィギュアスケートを見せてくれているような、流れとストーリーを感じます。

   

もちろん、庭園である以上、花も咲いていますが、「水」に比べれば脇役です。

   

   

   

目にみえない地下の配水管を通って水が流れ出る仕掛けは、名優をステージに上げる舞台裏のようで感嘆します。高低差や段差をだまし絵のように使っている手腕も見事ですが、全体を歩きまわって感じることは、お庭が大好きな人にぜひお勧めしたい、癒し系のお城だなあということです。

   

お昼を食べたのは、デュルビュイという「世界一小さな町」です。人口4百人で、10分で町の端から端まで歩けてしまいます。町や建物は昔そのままです。

   

グルメで知られるベルギーでも、最近特に注目されている町であることには、一見気がつきません。あまりにこじんまりちして可愛く、静寂を保っているからです。

   

「イノシシ亭」と日本語に訳されるレストランに入った時も、普通のブラッセリーと何ら変わらない庶民的な店に見えたものですが、入ってみてびっくり! 座席はイノシシの革製品で、テーブルの上のアクセサリーや、周囲のデコレーションもイノシシを使って演出しているのです。店奥には、年代ものワインがずらり! また、ふだん着で何気なく食べている中に、芸能人や著名政治家がいたりします。フランス料理をメインとする名門店なのです。

   

もちろんメインで食べたのは、イノシシのメインディッシュで美味でした。エキストラで食べた季節のアスパラガスも新鮮で美味しかった! びっくりするのは、アルデンヌ地方には、フランス人や世界の美食家をうならせる美味しいレストランが星の数ほどあるとのことでした。

   

広場から出ているミニトレインで丘の上に上がってみて、その眺めの良さにまた感動です。町もイノシシ亭も良く見えます。

   

   

シャトーを眺めながら川沿いに歩くと、多くの人がカヌーに興じていました。

   

その後向かったモダーヴ城も注目のお城です。元厩舎の17世紀の建物を囲うように、門の左右は馬車や馬具を保管した場所でした。

   

   

モダーヴ城は日本人のカップルもよく結婚式を挙げるお城として知られ、宿泊はブラッセルで、ハイヤーが迎えに来てモダーヴ城で挙式し、披露宴はデュルビュイで、というのもお勧めで、ベルギー政府観光局発行のベルギー観光案内書でも、日本人カップルとの結びつきが深いお城として紹介されていますよ!

これからも美しい季節が続きます。ホリデイツアーでは、話題性のあるグルメの町やお城巡りが企画され、いつでも旅行可能です。

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