ホリデイ現役添乗員日記

近畿日本ツーリスト ホリデイ現役添乗員が新鮮な情報をそのまま皆様にお伝えします

真夜中の電話はSOSのサイン!

2012-02-03 00:53:40 | ホリちゃんその他
ホリちゃんです日本も寒い日が続いています。ツアーも1月・2月は少なくて、時間があるときに仲間で集まって情報交換??に名を借りた「愚痴」の言いあいがあるんですが、意外とこの愚痴と他人の体験の中に、貴重な情報やヒントがあったりしますので、やはり、愚痴の言い合いは、立派な情報交換になっています

さて、私たち添乗員は、旅程管理者で、予定通りいって当たり前、お客様にとっては、うまくいくのが当たり前なのです。だから、うまくいっていて、何の問題もないときは、「おかげ様で快適にすごしています」などという連絡はないわけで、電話がなると、ほぼ100%の確率で、「何か困ったこと」になるわけですそれも、夜中に鳴る電話は不吉の知らせで、「ああ、何か良くないことが起きている」という直観で跳び起きます

昨年あった夜中の電話もかぞえきれませんが、主なものを挙げてみます。まず、いちばん参ったのは、このブログでも「添乗員が眠れない夜」というテーマでお伝えしましたが、お客様がバスタブで滑って転倒し、骨折したこと救急車を呼んで、病院に通訳を兼ねて付き添いで行って、ほぼ徹夜、フラフラというのがありましたね。

それから、事後処理でいちばん困ったのは、バスタブにお湯を溜めている間に、夫婦二人とも眠ってしまって、お湯が溢れだし、お部屋のカーペットやベッドの回りだけでなく、部屋の外へも溢れだし、フロアのカーペットの一部と、向かいのお部屋の一部にも「浸水」してしまい、ホテルのゼネラル・マネージャーにも呼び出されて、こってり油をしぼられましたから、このときも徹夜!!(ダメージを受けたフロア面積+修復家具・備品)×売り物にならない日数というのが、ホテルの請求額の根拠になります海外旅行保険で処理できたからよかったけど、入っていなかったら、日本円で約50万円の個人負担ですいま、一世を風びしているクレジットカードの保険というのは、死亡と疾病・治療しかカバーしないものが多いから、要注意ですぞ

つい最近あったのは、テェックインのときアサインされたお客様のお部屋のすぐ近くにフィットネスセンターとサウナがあって、人の話し声と器械の騒音で眠れないというもの早速部屋を変更してもらう交渉のため、フロントへ一目散しかし、このときは満室で明日の朝まで待てと言います。もともと欧米のサービス業の人たちは「頭が高く」あまりお客様に頭を下げません。「人ごとだと思って!随分だ!」と切れそうになりながら、それでも、表面上は紳士的に、「眠れないとおっしゃっているのだから、明日の朝まで何の対応もしてくれないことによって、業務上の支障が出てきたり、持病もお持ちなので、身体に異変が生じたりしたら、ホテルの責任を問うことになる! その件をはっきり書類に一筆欲しいのでゼネラル・マネージャーと話がしたい」と突っ込みを入れて、ホリちゃんも反撃に出ますすると、しばらくして、普段はグループの人には絶対にアサインされない、スイート・ルームへの変更を追加料金なしで認めてくれたのです言っておきますけど、元来ホリちゃんは、とても遠慮深い性格で、奥さんのマチルダにですら、ものを言うときに色々気を使うのですしかし、この仕事は、図々しく、押しの強いものが勝つ「弱肉強食」の世界でもあるので、ここが勝負だと思ったら、強く言わないとダメですそういえば、かつては大和なでしこみたいだった女性の添乗員さんの多くが、強く、逞しく、図々しくも見えるようになってしまったのもやむを得ないことかも??

もちろん、夜の電話がいつも深刻なものばかりではないわけです。「キーカードを部屋に忘れたままうっかり出かけてしまって、入れない、どうしよう?」とか、「明日の予定をもう一回教えて!」とか、他愛もない(失礼、本人にとってはけっこう深刻なこと)こともあります。他にも色々言いたいことはあるけど、愚痴をこぼすことになるので、これくらいにしておきます

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