10日夕方に政府は南スーダンに送られている自衛隊を5月をめどに撤収する事を発表した。隊員の家族はホットしたであろう。しかしここで問題なのは報道によれば20人ほどにPTSDの症状があるという事であった。PTSDは強い恐怖体験等するなかで神経系の症状が発生する病気で緊張、フラッシュバック、不眠、悪夢等々があるとされる。問題はこれらが一過性のものでなく、慢性化するものがあるという事だ。筆者もかつて同様の神経症状になり悪夢の連続等経験した。これは経験した者でないと分からないがあまりに悪夢が連続すると寝ること自体が恐怖になってくるのである。
政府はこれまで現地には戦闘はない″衝突だ″という詭弁を弄して昨年11月にも第11次隊を派遣した。ところが昨日夕方になってなんの前触れもなく突如撤収を発表した。偶然か必然かしらないがその時刻はちょうど渦中の籠池氏が理事長辞任の記者会見をしている時間であった。これはネット等で経過を見ているものならすぐ感ずくように森友への目の集中を防ぐ目くらましだったのではないかという事だ。安倍氏はことあるたびに自衛隊を一見もちあげるような発言をするがこの派遣の経過(防衛省の日報をないないと隠しつつ派遣決定した)そしてこの撤収発表である。これを見るならすぐわかるが自衛隊を″将棋の駒″としか考えておらず、撤収が5月という事を見てもすぐ分かる。延長すればするだけこれら神経症状に陥る隊員が増えるのは明らかだ。症状は簡単には治らないケースも少なくないであろう。その責任は誰がとるのか。首相、防衛大臣筆頭に責任をとる(辞任)べきであろう。