マクロ経済そして自然環境

経済的諸問題及び自然環境問題に感想、意見を書く事です。基本はどうしたら住みやすくなるかです。皆さんのご意見歓迎です。

殆ど うそついて五輪誘致って??

2013-09-10 12:44:51 | Weblog

2020年のオリンピック誘致で日本が開催国と決まった。しかしこれには全く大きな疑問が残る。確かにオリンピック開催それ自体はいい事であり反対は無いかもしれない。しかしながらそれは一般論でありこの日本決定の経過についても重大な疑問があると言う事である。それはネット上でも又少なくないマスコミでも問われているが、まずその首相のプレゼンの内容である。

ここで知られているように、”汚染水は0.3平方キロのなかで完全にブロックされている。”

                  ”健康についても問題は無い”

                  ”(汚染水は)コントロールされている。”等々である。

これについてマスコミは今回は結構突っ込みを入れている。以下毎日新聞電子版引用(ヤフー)

 

 9日に開かれた東京電力の記者会見で、報道陣から首相発言を裏付けるデータを求める質問が相次いだ。担当者は「一日も早く(状況を)安定させたい」と応じた上で、政府に真意を照会したことを明らかにするなど、認識の違いを見せた。

 防波堤に囲まれた港湾内(0.3平方キロ)には、汚染水が海に流出するのを防ぐための海側遮水壁が建設され、湾内での拡大防止で「シルトフェンス」という水中カーテンが設置されている。また、護岸には水あめ状の薬剤「水ガラス」で壁のように土壌を固める改良工事を実施した。

 しかし、汚染水は壁の上を越えて港湾内に流出した。フェンス内の海水から、ベータ線を出すストロンチウムなどの放射性物質が1リットル当たり1100ベクレル、トリチウムが同4700ベクレル検出された。東電は「フェンス外の放射性物質濃度は内側に比べ最大5分の1までに抑えられている」と説明するが、フェンス内と港湾内、外海の海水は1日に50%ずつ入れ替わっている。トリチウムは水と似た性質を持つためフェンスを通過する。港湾口や沖合3キロの海水の放射性物質は検出限界値を下回るが、専門家は「大量の海水で薄まっているにすぎない」とみる。

 さらに、1日400トンの地下水が壊れた原子炉建屋に流れ込むことで汚染水は増え続けている。地上タンクからは約300トンの高濃度汚染水が漏れ、一部は、海に直接つながる排水溝を経由して港湾外に流出した可能性がある。不十分な対策によるトラブルは相次ぎ、今後もリスクは残る。「何をコントロールというかは難しいが、技術的に『完全にブロック』とは言えないのは確かだ」(経済産業省幹部)という。

 安倍首相は「食品や水からの被ばく量は、どの地域も基準(年間1ミリシーベルト)の100分の1」とも述べ、健康に問題がないと語った。厚生労働省によると、国内の流通食品などに含まれる放射性セシウムによる年間被ばく線量は最大0.009ミリシーベルト。だが、木村真三・独協医大准教授は「福島県二本松市でも、家庭菜園の野菜などを食べ、市民の3%がセシウムで内部被ばくしている。影響の有無は現状では判断できない」と指摘する。【鳥井真平、奥山智己】

 

これを読めば首相のプレゼンが殆どうそに近いと言う事は一目瞭然である。何故そこまでして誘致するのか分からないが首相の使命が自ら言っているのでは”美しい日本を取り戻す事である”と言っている事、オリンピックは”国威発揚にぴったり”と言うのがその狙いどこと言った事か??(更にそれを梃子にここで集団的防衛権を合法化すると言うことか??)其処には残念ながら国民の生活をどう改善するかの視点は全くない(又首相は”日本を世界で一番、企業が活動しやすい国にする”と言う事で其処には”国民”の視点はすっぽり抜け落ちているからである。 これは”景気”の回復と国民生活がどう結びつくかの視点が抜けている事と同じであるが 投稿者の見解としては国民生活、個人消費が改善されない限り真の景気回復は無いと言う事であり昨日発表のGDP4-6月期の数字でも個人消費は0.7%の増にしか過ぎない)  

 

 一部新聞等は浮かれた記事を載せているが年金生活者は1年半で2.5%(約1兆3千億)のカット、生活保護受給者も今年の8月からそのカットが実施されており、また多くの非正規等定期昇給の無い労働者、更に言うなら現在も原発で避難中の15万福島県民等々からすれば一体何のお祭り騒ぎだとも言いたくなるでありましょう。ましてオリンピックは国中を挙げての行事になるでありましょうから現在も避難中の人々からするならそれだけの熱意があるならそれは福島に回して欲しいというのではないでしょうか。

どこか変ではないでしょうか?日本では棄民はないはずでありましょう。

 

 

 

 

コメント
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