マクロ経済そして自然環境

経済的諸問題及び自然環境問題に感想、意見を書く事です。基本はどうしたら住みやすくなるかです。皆さんのご意見歓迎です。

戦時内閣商工大臣岸信介が大戦中アメリカ大使とゴルフの奇々怪々

2017-03-08 15:23:56 | Weblog

この件は出版物で明らかにされているので御存じの方は多いと思うが知らない方もいるのではと言う事で一応記述しておく。

 

岸信介は多くの方が知っているように安倍晋三氏の祖父であるが太平洋戦争開戦時の東條内閣の商工大臣であったわけであるが、これにつきティム・ターナー(翻訳書出版時2011年ニューヨークタイムズ記者であったが1988年ピューリツアー賞を受賞)と言う記者が“CIA秘録“:文芸春秋から上下巻(2011年8月 原書はThe History of the CIA 2008年)という本を出し、其の中の第12章(「別のやり方でやった」自民党への秘密献金)の中で岸信介とアメリカCIAの関係が如術に書かれている。岸は東條内閣で商工大臣を務め当然開戦の決定に直接拘わっている。

 

そこでどういう岸の思考パターンが果たして?とされることが書かれている。(同書上巻p.219)以下そこから引用する。

 

 

 

“岸は1941年、アメリカに対する宣戦布告時の閣僚であり、商工大臣を務めていた。戦後A級戦犯として容疑者として収監されていた間も、岸はアメリカの上層部に味方がいた。そのうちの一人は、日本によるパールハーバー攻撃があった時駐日大使を務めていたジョゼフ・グル―だった。グル―は開戦後の1942年、東京の収容所に入っていたが、当時、戦時内閣の閣僚だった岸がグル―を収容所から出してやり、ゴルフを共にしたことがあった。二人は友人になった。岸が巣鴨拘置所を出所した数日後、グル―は「自由ヨーロッパ全国委員会」の初代委員長になった。この委員会は「自由ヨーロッパ放送」などの政治戦争計画を支援するためにCIAが設けた偽装組織だった。“

 

 

 

と言う事で戦時内閣の閣僚がわざわざアメリカ大使を収監所から出してやりゴルフをする等聊かというより大分疑念を抱かざるを得ない。国内的には開戦直後から進め一億 火の玉だ 屠(ほふ)れ米英 われらの敵だ “ (大政翼賛会)とし多くの若者がまともにそれを信じて戦地に送られる中、当の政府の大臣がわざわざアメリカ大使とゴルフをやるいという事が常識的に考えると疑念を抱かざるを得ないであろう。知られているように岸は戦後、巣鴨刑務所に三年拘置され無罪放免となった。

 

戦後の岸に付き同著は“岸は、CIAの援助とともに、支配政党のトップに座り、日本の首相の座までのぼりつめるのである“(p.218)としている。戦後の詳しい経過は同著を読めば明らかであるが、安倍氏は、先般アメリカに行き、トランプ氏と通訳抜きでゴルフをしたわけであるが、この現在の“森友危機“の中、果たしてアメリカの立ち位置は・・・注目に値することは確かであろう。因みに今日の夕刊によればこの15日~19日の予定で米国務長官が日本、韓国、中国に″北朝鮮政策″等主要課題で来訪予定だそうである。

 

 

 

 

 

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1 コメント

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通訳抜きのはなしとは (王城)
2018-09-29 22:16:31
・通訳抜きでの話の中で、 闇金融ブローカーが喜ぶ 埋蔵金の扱いの話もしているとか していないとか、そういう話が表面に出てこないので、あべは全くなにしに行ったかわからないですね。早く日の目を見るまともな国になってほしいとおもいます。
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