農薬、バーミキュライト等を扱う作業。
要するに農業である。まさか農業までも、石綿被害者であろうはずが無いとお思いになるに違いない。
バーミキュライトは、保水性に優れ苗床としては一級品なのであるが、如何せん石綿が主成分である。野菜の苗作りなどの作業時に、石綿を撒き散らす。
また、粉黛の農薬の増量剤に石綿粉が使用されてきた。こうした事実は国民にいや、農業従事者さえ知らされていない。
しかし、厚生労働省の資料の中に明記されている。
バーミキュライトは、土壌改良剤としても使用されてきた。農水省の指導の下に。
農薬散布は、農薬の成分のみにあらず。石綿被害も引き起こしてきたのである。これらの農薬は、昭和の時代の終焉と共に使用されなくなったが、農村で生まれ育った子供たちは、幼少の時期から石綿を吸い続けた事になる。石綿吸飲暦の無い人たちの多くは、この様な過程で吸引した可能性が存在する。
原因が明確でない人たちの多くが、案外農薬やバーミキュライトの吸引が原因ではないかと私自身感じている。それと共に原因の一つに、トヨタ パブリカを疑っている。昭和40年代初頭、一世を風靡したこの車は、石綿の塊であった。排気管の断熱や、暖房装置に石綿が使用されていて、現在中皮腫の平均発生時期にさしかかっている。トヨタ自動車は、詳しい資料を提示すべきである。又、当時すでに石綿の危険性について、WHOは、勧告を発し危険を世界中で共有していたことは明白である。今も、パナソニックは、暖房器具の自主回収を行っているが、これに見習い、嘗てのパブリカのオーナーの中の中皮腫患者の保障をすべきであろう。世界トップクラスの企業としてのプライドが、試されるときが来たように思う。