藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

アスベスト汚染状況例(1)

2012-05-22 23:19:44 | 社会・経済

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広島市役所本庁者前広場に麦畑がありますが、黄金色になりました。何時麦刈りなのか楽しみです。

今回から、広島県北広島町のH保育園、H小学校の石綿汚染現状を、写真と共に皆様にお見せします。

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保育園の軒裏です。使用されているのは、商品名「ノキテン」と呼ばれた、珪酸カルシューム板です。この商品は、防火認可商品で大量の石綿が、使用されています。長年の気候変化に対応出来なくなり、破損石綿飛散が始まっています。現状を観察すると、野鳥が巣を作り一層の石綿飛散を起こしています。また、本来塗装されていた耐気候性塗料(石綿含有)がすでに飛散をしており、大変危険な状況です。

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軟質系カラーベストと呼ばれる屋根材です。おそらくゴム系と思われますが、これも石綿含有建材です。特に施工時に使用する、接着剤に多く石綿が混入されています。表面塗装が劣化し石綿の飛散が進行しています。

近年の石綿疾患の研究から、大量短期吸引は、原発性肺癌、少量長期吸入は、中皮腫の発症という傾向がはっきりしてきました。また、中皮腫の発症は、四十年以上経過後、又、原発性肺癌は、おおよそ二十年後の発生と言うのが、定説になりつつあります。0歳から預かる保育園では将来40年後の子供の健康が心配です。

コメント
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