藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

物は言いよう

2020-08-16 00:23:44 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日を、日本国は「終戦記念日」と呼ぶそうだ。 日本人の負けず嫌いが出ている気がする。 素直に「敗戦記念日」と呼べば良かろうにと思う。 先の戦争で命を亡くされた多くの人たちに対しても、政治が、日本陸軍が、間違った思想の元、起こした戦争で多くの犠牲者を出してしまった失敗を、素直に認めるべきであろうと思う。 世界情勢が、そのような世界観を生んだとしたら、日本人の欲望がいかに深い物かよく考えてみる事では無かろうか。 調和のとれた経済活動こそ、長く繁栄をもたらせてくれるのではなかろうか。 今、中国とアメリカが対立を深めている。 中国の工場は理解できるが、あまりにも、自国だけの利益のために、公害をまき散らし走り続けていると、行き付くところは、世界を敵に回す事に成ってしまうのだ。 未熟な技術で大きな橋を他国に無償で提供しても、完成前に崩落している現状は、何処か日本が勝てもしない戦争に、突入した行動に似ている気がする。 味方を増やすために、援助の安売りをした結果、敵に回す事も有りうるのだ。 国の中に、一か所だけでも、正論が検討される場所を残しておかないと、嘗ての日本の様に自滅する結果が待っているだけであろう。 終戦か敗戦か、日本人も自らの心の中にはっきりとした認識を持っていないと、何時の日か同じ失敗をしでかすのではなかろうか。 自国の防衛は大事であるが、周辺国が脅威を感じる事は如何かというう議論も有ろう。 しかしながら、脅威が存在する限り最大限の対応は必要である。 それはどのようなものか国会で十分な議論をする事であろう。

 ところで今日になって小泉環境大臣は、モーリシャスに政府の専門家チームを派遣することにしたそうだ。 民間の事故に政府は干渉すべきでないが、自然保護の観点から急遽派遣を決めたそうだ。 遅過ぎである。自国の商社の船が事故を起こし多大な損害を他国に与えているのを、のほほんと安倍総理は眺めていたのだ。 国際社会から白い目で見られ始めて初めて行動を起こしたのだ。 船会社が掛けている保険で対応すれば良いくらいに考えていたのだろう。 処が今や自然破壊はお金では計算できない事が判って来て、慌てて専門家を派遣するそうである。 マングローブの林を仮に再生すると二十年以上にわたり莫大な予算が必要となる。 東京海上火災など吹っ飛んでしまうかもしれない。 それくらい諸外国の自然保護の考えは進歩しているのだ。 況してや、それが国の基幹産業「観光事業」ともなれば大変な損害を与えた事に成る。 コロナで使った予算どころではない金額が必要になるであろう。 安倍政権になって幾人の公務員が自殺しただろうか。 記憶に残るのが三人。 森友学園が、数億円の詐欺で訴えられている。 しかしその大本は、安倍晋三の奥様の暗躍。 戦後最悪の総理と成り果てた。 最期が河井法務大臣夫婦の買収選挙事件。 佐藤、岸、安倍一族は日本の政治の暗部を、全てやってのけた気がするのは、私だけであろうか。

追申 午前十時 見渡す限り、空に雲無し。 灼熱地獄の蓋が開いたようだ。

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