藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

奥様のお里の墓参

2020-08-14 06:06:43 | 日記・エッセイ・コラム

 奥様のお里の墓参、暑さには参った。 我が家から車で一時間半。 ノンストップで出かけた。 孫二人も行くと言い、我ボロ車に同乗。 兄が中学三年生、妹は小学五年生。 仲が良すぎなくらいの兄弟なのだ。 兄さんが有数の進学校に進んだとたん、妹様も学問に目覚め、只今猛勉強中。 その頑張りたるや、たった二か月で、塾のSSクラスに入ってしまった。 兄は170cmを超えた。 我が家の遺伝子ではないし、婿殿は確かに大きいいがこれまた追い越しそうな勢いだ。 妹子も、負けじと成長し、すでにババ様や母親を追い越して、私に迫って来た。 そんな四人で先ずは墓掃除。 前回葬儀の時大まかにはやっておいたので、若い二人の加勢ですぐに終わり、この地方独特の白い梵灯篭を立てたが、これまた変な地元の風習で、盆前一か月以内に亡くなったら、翌年を初盆とするらしい。 所所で、色々変わった風習が有るようだ。 帰り道、道の駅の温泉に入って帰ると御所望なので母親とバトンタッチ。 我が夫婦は帰路に付いたが、なんとこの「帰路」が災難。 国道を40kmで走る乗用車。 道は全て追い越し禁止、国道54号線は大渋滞。 変に行動すると、「あおり運転」‥‥。 我慢する事30時分。 やっと脇道にお入りになった。 見ると超高齢者の女性だ。 中国山地のど真ん中。 車なしでは生きてはいけない。 いい世の中に成ったのか、ハタマタ社会が歪んでしまったのか、考えさせられる時間だった。 こんな山の中にもスーパーが一か所に固まって存在する。 個人商店は皆「シャター」。 バスもありません。 町営の乗り合い小型バスが一時間に一本。 診療所専用の送迎小型バスが一台。 いやはや、村全体が、老人ホーム状態になってしまっていた。 子供の姿も声も聞こえない。 こんな国に誰がしたのだ。 企業優先政治が、いかに国を疲弊させているか実感した墓参であった。 

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