藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

原爆75回忌

2020-08-06 07:26:06 | 日記・エッセイ・コラム

 広島に原爆が投下されて75回目の「8月6日」を迎えた。 私が畳に乗って、三間の空間を飛んで、75年経たのだ。 六畳和室の、東南の角に座布団の上に寝かされていた私は、原爆の爆風で畳と座布団の上に乗ったまま、三間の空間を飛んで移動したそうである。 北西の土壁に当たって、そこに居たそうである。 母親は、その土壁の外側の井戸端で、盥のおしめを洗っていたそうだ。 これが昭和20年8月6日の私の被爆体験である。 生後四か月、空間を飛んだ記憶は私にはないが飛んだのだ。 ただこの日広島は、地獄と化した。 私の家族は、不思議な縁でこの地獄の日を乗り切って来た。 以前その事は書いたので、今日は書く事はしない。 只々、この日亡くなった人々の冥福と世界平和、核廃絶を祈るのみである。