藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

爆発的拡大?

2020-08-04 09:42:30 | 日記・エッセイ・コラム

 広島市内が騒然として来た。 コロナの感染が急激に増え始めた。 家族で会席した四人、留守家庭児童二人… それらに繋がる接触者が次々と発症している。 福山市でも発症したそうだ。 大元は国税局の職員だそうだが、職業柄何方からの感染かは追跡不可能だそうである。 不特定多数の方々と接触する職業は大変な時期に差し掛かった様だ。 何処かの馬鹿総理が、「Gotoトラベル」なんて言ったばっかりに大変な事に成りつつある。 観光業の皆さんには申し訳ないが、不必要産業なのだ。 生きていくのに最低限の産業以外、何が今必要なのか教えて欲しい。 戦後、小川の小魚をとり、干潟でアサリを掘り、冥加や蓼、野山の食材で生きてきた我々からすると、作られた遊び施設など、面白くも無いのだが、若者はそれが良いという。 500年後にデズニーランド営業しているだろうか。 否影も形も無くなっている気がする。 長崎にあった明治村、今も有るのだろうか。 作り物は何処まで行っても作り物。 本物を提供する気が無いと、一時的ブームで終わるのだ。 富士山、伊勢神宮、出雲大社、諏訪大社‥‥何故廃れないのだろうか。 敗戦時に批判が集中した天皇制の根源だが、誰も打ち壊そうとはしなかった。 日本の歴史が其処に存在しているからだと思われる。 日本の観光ブームは、富士登山に始まりお伊勢参り‥‥東海道中膝栗毛で火が付き、一大イベントとなったが、現在のブームのような薄っぺらい物ではなかった気がする。 それらも開国騒動の時はどうだったのだろうか。 所詮、金儲けのための先行投資で始めた事業は、少しの逆風で吹き飛ばされるのだ。 況してや少子化時代、サファリーパーク等閑古鳥が鳴いているそうだ。 何処まで行っても、アフリカの自然には作り物では勝てないのだ。 本物を見るべし。 その為には、働く事である。 おのずと国にその力が付いて来て、国民を、アフリカの原野に押し出していくはずである。 今はコロナに対し全力でぶつかる。 じっと我慢もその一つなのである。 今は成功しているタレントさんの話の中に、食事は一日に一回 「どんべい」 だけだったそうだ。 アルバイト先でいただき物が有ると、涙が出たそうである。 それが三年続いたのちに自分たちにチャンスが来たそうだ。 将にそれこそが、本物の笑いの神髄に到達する方法だったのだ。 ある映画で、「まちゃあき」のお父さんが出た喜劇を見たことが有った。 岡っ引きの役だったが、屋台でそばを頼んだら、そこの親父が出してきた「そば椀」の中に、親指が浸かっていた。 「まちゃあき」のおとうさんは、其の屋台の親父を怒ると思いきや、その浸かっていた親指をつかむとぺろりと舐めた。 私は思わず腹を抱えて笑った。 此れこそ喜劇であり、人間の悲哀であろう。 

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