藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

呆け老人のクーデター

2012-10-26 20:40:01 | 社会・経済

 もう直ぐ11月25日が遣ってくる。

昭和45年この日、市ヶ谷の自衛隊駐屯地に、三島由紀夫が乗り込みクーデターを試み失敗、割腹自殺した。

 私が結婚した年なのでよく覚えている。それから42年後、今度は石原慎太郎東京都知事がご乱心。昭和45年は、石原慎太郎、参議院議員一年生の時である。

 まさか42年後、石原慎太郎もクーデター同然に、都政を投げ出し、国政に殴り込みをかけるという。

立派な副知事が、おいでの事だから後のことは、心配ないのかもしれない。

それにしても何故に、三島由紀夫と重なって見えるのだろうか。昭和43年、彼が参議院に立候補した時、広島県の選対本部の青年部長として、選挙活動をした時の印象が、今も残っているからであろうか。何れにしても、「極右思想家」という点では、近い。

 彼は福島に視察に行き、其処で何を見そして何を考えたのだろうか。これからは推測である。

《余りにも悲惨な状況で、この現状の中で原発を維持し続けるには、絶対的権力を持たない限り不可能だ》と感じたのではなかろうか。《原発廃止は、核兵器を持つ可能性を捨てる事になる。》 彼ならばそう考えたであろう。

 彼の考える「自主独立論」は、「憲法改正」ではなく、「新憲法の策定」なのであり、それは「再軍備可能憲法」なのである。その持論は、昭和43年の参議院選挙以来変わってはいない。

 「葦の髄から天のぞく」という言葉を思い出した。彼の思想は、広がりを持たない。常に一点から一直線に見るのであり、「自己満足の政治」しか彼には出来ない。地方自治ならそれで良い。しかしながら、国政を取り巻く状況は、まったく違う。まかり間違えれば、「アルカイダ」と直接対峙しなければ成らなくなる。私は彼に期待しないし、彼の仲間たちを支持する気持ちも持たない。