藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

天下の公党の党首なら

2012-10-15 16:46:20 | 社会・経済

大阪橋下市長が、国会を訪問したらしい。各党の党首に、挨拶廻りだそうだ。

行政の長に年休があるのだろうか。確か行政の長には365日お休みはないはずだ。総理大臣も国の行政の長である。立法府、行政府、司法府の三権の一つである。

大阪市だって立派な行政組織である。その行政組織の長が、のこのこ東京に出かけるとは、立派な職場放棄だ。彼が大阪市の問題解決のための、国への直接的交渉に出向いたのなら、立派な出張だが、「日本維新の会」なる政党の為の挨拶廻りなら、大間違いである。その事が一番解っているはずの、弁護士の方が行う行動ではない。何か大きな勘違いをしているのではなかろうか。不在中に、天変地異や重大事件、事故が大阪に発生したらどの様に対処するのだろうか。消防や警察等の、国民の安全を守る立場の公務員は、休日でも互いに調整し、事故や天災が発生した時、一定の時間内には、対策本部に駆けつけられるよう自宅待機している。市民は余り知らないが事実である。ましてや月曜日の早朝から、大阪市役所を空にして東京に出かけるなど考えられない。こんな感覚の人間が作る政党など、ろくな物にはならない。私は断言できる。現場監督のいない高層ビルの建設現場である。出来上がった物が、設計どおりのものか疑わしい。

こんな党首が作った政党など、ろくな政治など出来ない。

365日、総理の座を一日でも空ける時は、その権限を必ず誰かに委ねてから空ける。例え国連総会に出席する場合でもそうされる。この事は、天皇陛下でも同じである。その時は皇太子殿下が代行される。そうした手続きを橋下市長は手続きされて、大阪を離れたのだろうか。自分が管轄すべき行政区間さえ、見えなくなったとしか思えない。どうも代理者を置く様な事などされた形跡はない。「慣例として」助役に一任などという言い訳だけが聞こえてきそうである。

弁護士なら、ましてや天下の公党の党首なら筋道を付けて行動すべし。このように厳しい行動制限や、高度の判断力を求められるから、大阪市の中で一番の高給を支給されるのだ。その事を忘れた市長など必要ない。さっさと辞めるべきである。

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