藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

気分転換で調べてみたら・・・・

2012-10-19 17:55:32 | 社会・経済

私は長い間、大陸間弾道弾と長距離ミサイルは、同じものと思っていた。少なくとも昨夜までは。

昨夜試験勉強の合間に、気分転換のために大陸間弾道弾の性能や、その理論について調べているうちに、長距離ミサイルとは、似て非なるものだと知った。何故こういう事を調べる気になったかと聞かれれば、「非武装中立国家」が果たして成り立つのだろうか、との疑問を解く鍵が、軍事力に在るのではなかろうかと、思い始めたからだ。

この大陸間弾道弾は、命中精度を上げるためには、宇宙に有人基地を作る必要性があることが解ったらしい。宇宙ステイション構想の始まりである。宇宙ステイションから、大陸間弾道弾をコントロールしようというのだ。

それで、嘗てソビエトとアメリカが、有人宇宙飛行の競争をしたのだと知った。我々には、宇宙や銀河系の研究が目的とばかり思っていたが、大違いであった。つまり、大陸間弾道弾の命中精度などは、非常に低いのだそうだ。一度宇宙空間に飛び出して、敵陣地を攻撃する事自体精密な操縦性能を必要とするそうだ。それを地上から行う事自体困難を極める。だから宇宙ステイションと地球の往復には、操縦士の乗った宇宙船が必要なのだそうである。

因みに宇宙とは、地上100km以上の空間をいい、それは∞に真空に近づいた地帯をいうらしい。一度宇宙空間に飛び出した物体が、再び地球の空気層に突入すると、進入角度によっては、跳ね返されて宇宙の果てに飛んでいく。

私達が子供の頃、川で平らな石で「水切り遊び」を遣った原理と同じだそうである。また、進入角度が深すぎると空気の抵抗が大きく燃え尽きるそうである。つまり、大陸間弾道弾は、信頼度の低い兵器で維持管理費ばかり係り、無用の長物だそうである。ソビエト連邦の崩壊の一因は、膨大な核兵器、中でも大陸間弾道弾の維持管理の費用が経済を圧迫した事も原因のようである。

つまり言いたいのは、一度宇宙空間に放出された物体を再び地球に戻す事の難しさは並大抵の事ではないらしい。

地球上の国家の中でそれに成功したのは、三つの国家で、その一つが日本なのだそうである。その技術を日本が持ったこと事態に対して、中国が危機感を持ったのは事実なのだ。  

何時軍事に応用されるか知れない。その焦りが、最近の日中関係に表れたのだと考える人も居るらしい。

長距離ミサイルは、レーダー網の整備で防衛できる可能性があるが、宇宙からの攻撃に対しての防御方法は無いらしい。

中国は先年、人工衛星を宇宙空間で破壊する実験を行い世界中から非難を浴びた。破壊された人工衛星の破片が衛星軌道上に飛散したからだそうである。その破片で平和目的の衛星、気象衛星などが破壊される可能性があるからだそうだが、此れも眉唾らしい。宇宙空間の平和目的などただ単に妄想だそうである。気象観測やGPSも軍事的には必要であり、軍事行動上不可欠な情報だそうだ。なんだか調べれば調べるほど「夢」がなくなってくる。

それ程世界は、軍事力のバランスの上で成り立っているのだと実感させられた。そうした中で、中国が国防上太平洋に進出したいが、台湾、沖縄、対馬、ガム、フィリピンと封鎖されている。そこで尖閣諸島が問題になるのだ。此処に風穴を開け太平洋への出入口にしたいが、日本が国有化を宣言し、アメリカが支持した。当然に対立して当たり前なのである。

東京都知事が、変な行動を起こした結果が、日、米、中の三カ国間の暗黙事項を、壊したために反日感情を露に示すことで、領有権問題が其処に存在する事を、国際的にアピールせざるを得なくなったのだ。