WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

「聞」、「問」、「悶」の部首は?

2021年08月14日 | どうでもいいことだけど...

タイトルの答は分かりましたか?
3つとも「門がまえ」ではありません。

小4の孫の夏休みの宿題を見てやっていてこちらも勉強になりました。
<「腸」という漢字の部首は何か?>という問題。孫は「月へん」と答えていました。
私「間違ってるよ、これは「にくづき」というの」
孫「だって学校で「月へん」って習ったもん」
私「ええーっ、「月へん」なんかあるかいな。左にあるからって何でも「〇〇へん」とちゃうで」

で、2人して調べてみました。確かに「月へん」はある!しかし「にくづき」もある! どゆこと???

「服」、「朕」の部首は「月へん」、「腸」、「腹」の部首は「にくづき」。
私の遠い記憶では小学校の時、「肉体に関係する漢字の部首は「月」で、部首名は「月へん」ではなく「にくづき」という」と習ったと記憶しています。しかし、確かに「服」は肉体には関係ない。ま、「体を包むもの」という意味では全く無関係とも言えないけれど。いい年をして「月へん」なるものが存在することを初めて知りました。いや、習ったはずだけれどあまり真面目に勉強していなかった?
ちなみに、「服」「朕」「腸」「腹」は全て常用漢字であり小学校必修の漢字です。一般国民はまず使うことがない「朕」が、なんで常用漢字なのか?なんか腹黒い意図を感じるのは私だけ?

「月へん」「にくづき」論争からいろいろ調べた結果、実は意外な部首の漢字は結構あることが分かりました。「ええ年こいて今さら何言うとんねん」ではありますが。

そもそも「部首」は、字典で漢字を調べるとき調べやすいように索引の目安として決められたもので、

ーーーーーーーーー
形声文字の中の音読みと同じ部分を「音符」、残った部分を「意符」といいます。実は形声文字の部首は「意符」の方、という原理・原則があるのです。
「問」も「聞」も「門」が音読みの「音符」で、残った「口」と「耳」が「意符」になるので、それが部首となるわけです。
 では「間」「開」「閉」はどうなのでしょう。
「モン」「ブン」みたいな音読みができないので、「門」が「意符」となり、部首は「もんがまえ」となるわけです。
ーーーーーーーーー(『白石範孝の国語授業の教科書』(東邦館出版社))
だそうです。
つまり普段、漢字を使う分には「部首」など知らなくてもまず支障はないのですが、いざ読みや意味が分からない漢字を漢字辞典で調べようとするとき”辞書を引くにも苦労する”、”漢字検定に合格できない”、”
私のように質問されて恥をかく”、といったくらいのデメリットはあるということです。



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