地下鉄国際会館駅にダンボールハウスで暮らすネコがいる。誰かが餌を与えているらしく食器も置かれている。おとなしいネコで毛つやもよく、人が側を通ってもノンビリと居眠りをしている。人間は友好的な動物と理解しているようだ。
いつもビクビクしていて、人間の気配を感じただけで隠れてしまう野良猫もいる。そういう野良猫は人間からひどい仕打ちを受け続けてきたのだろう。そういう意味ではこのホームレスネコは、優しい人間に恵まれたようだ。立派な家に「閉じ込められ」て「美味いもの」を喰い、玩具のようにもてあそばれている飼い猫よりも自由を謳歌して幸せなのかもしれない。
人間の「格差社会」、「いじめ・ひきこもり問題」の解決のヒントがこのホームレスネコにあるような気がした。
この毅然とした姿勢を、どこかの総理に学んでもらいたいものです。