WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

不条理な交通事故

2008年10月30日 | 今日の出来事

 車でゆるい坂道を登っていたら、向こうから小学生くらいの子が自転車で猛スピードで向かってきた。とっさにブレーキを踏んだが、車が停止すると同時くらいに自転車がそのまま突っ込んできてぶつかった。交差点近くで徐行していたし、ぶつかったときにはすでに車は停止していたくらいだから、停止前の車のスピードも20kmからせいぜい30Kmくらいだった。道路の制限速度は40km。

 幸い子供に怪我はなさそうであった。しかし、自転車の前輪フォークが曲がり車の方もボンネットに擦り傷がつきナンバープレートが少しへこんだ。
 事故直後の時点では子供に怪我はなさそうだったので、警察の検分でも物損事故として処理された。
 ところが夜になって子供の父親から「歯が欠けているようなので医療補償をしてもらいたい」と言ってきた。

 車での事故では、どんなに相手に過失があると思っても、絶対に車の方に過失ありとされてしまう。弱者保護という法律の考え方に基づくらしい。今回の事故のように、子供とはいえ一方的にぶつかってこられても、相手が診断書を提出すると警察は有無を言わせず人身事故扱いにせざるをえないそうだ。そうなると民事はもちろん、刑事事件ともなってしまう。当然行政処分も受けることになる。
 それがイヤなら診断書を提出されないように相手のご機嫌をとらざるを得ないというのだ。むしろこっちは車を傷つけられ、なおして欲しいくらいなのに。なんだか“当たり屋”にやられた気分。理不尽に思えるが法律はそうなっている。