eskapi-blog (てくてく京都♪)

京都にある多国籍料理店、eskapi店主の徒然日記です。

北野天満宮~梅~

2009-02-13 | 京都のお寺・神社

学問の神様、菅原道真を祀った北野天満宮。

 

 

平安時代初期、九州の太宰府へ流刑となった学者の菅原道真が亡くなった後、

京都では落雷、地震が続きます。

これは道真のたたりのせいだと、その霊を慰めるため創建したのがここ。

 

 

それがいつしか「天神さん」として親しまれ、

受験生の合格祈願で有名な神社として知られるようになりました。

 

 

 

境内のいたるところにいる牛さん。

 

 

北野天満宮では、牛は祭神の使者とされています。

菅原道真の生まれが丑年、

亡くなったのが丑の年、丑の日、丑の刻というところから奉納されたのだとか。

他にも、道真は牛に乗り大宰府へ下った、牛が刺客から道真を守った、

道真の墓所(太宰府天満宮)の位置は牛が決めたなどいろいろな説もあるそうで。

 

 

牛の頭をなでると頭が良くなると信じられているところから、

人の手で磨かれて、ピカピカに光っています。

 

 

私のお気に入りの牛さん。つぶらな瞳にやられました

 

牛と供に有名なのが梅。

 

 

境内や梅苑に約50種類、2000本の梅が植えられていて、

梅の名所として知られています。

 

 

 

境内、梅苑の梅はまだ3分咲き。

 

 

 

それでも早咲きの梅を充分に堪能できます。

 

 

 

「東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」

 

 

 

東から春風が吹く時期になれば

 

 

 

香りを風に乗せて、西の果て九州の地まで送り寄こしなさい、梅の花よ

 

 

 

主人がいないからと言って、春を忘れるなよ

 

 

 

梅をこよなく愛した道真。

主人の心を感じた梅が、一夜にして大宰府まで飛んでいく飛梅伝説。

 

 

これにより、北野天満宮の神紋は梅なんだそうです。

 

 

境内はとても広く、こんな変わった梅や

 

 

かわいい後姿もゆっくり楽しめます。

 

 

満開の頃にもう一度会いに行きます